第104回
「他人事」を何と読むか? 

 前回(第103回)「他山の石とせず」という間違った言い方が広まっていて、「他人事」の意味で使われているようだと書いた。実はこの「他人事」にあえて読み仮名を付けなかったのだが、皆さんはこの語を何と読んでいるであろうか。
 そのまま素直に読めば「たにんごと」。だが、伝統的な読み方は「ひとごと」なのである。
 「ひとごと」は『日国』によれば、平安時代から用例が見られる(『紫式部日記
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
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