第108回
部首が変わる?

 「帰」という漢字の部首をご存じだろうか。ほとんどの辞書は「巾」の部に入れている。ちょっと意外な感じがするのだが、皆さんはいかがであろうか。
 だが、「巾」も元々の部首ではなかった。「帰」の旧字は「歸」で、部首は古くは「止」とされていた。つまり漢字の左側の下の部分を部首としたのである。それが「帰」という字体に変わり、「止」の部分が無くなったので、従来あった「巾(はばへん・きんべん)」の部
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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