第14回
文月(ふみづき)

 陰暦7月の異称で、「ふづき」ともいう。陰暦では7月から秋である。
 7月をなぜ「文月」というのか、実はよくわかっていない。「水無月」(第10回)でも引用した平安時代後期の和歌の研究書『奥義抄』には、「七夕に書物を供える意からフミヒラキヅキの誤り」とする説が見える。他に、稲の穂のフフミヅキ(含月)の意とする説(賀茂真淵『語意考』1769年)、七月に書物の虫ぼしをするところからとする説
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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