第141回
「破天荒」は文字にだまされてはいけない

 「破天荒な人生を送る」という文章を読んで違和感を覚えた方はどれくらいいらっしゃるだろうか。
 「破天荒」もまた、本来なかった間違った意味が広まっていることばの一つなのである。平成20年(2008)に文化庁が行った「国語に関する世論調査」で、「彼の人生は破天荒だった」を、「だれも成し得なかったことをすること」という意味で使うか、「豪快で大胆な様子」という意味で使うかという質問に、後者の意
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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