第15回
「いたいけない子ども」は「いたいけ」が“無い”子ども?

 幼い子どものかわいらしいさまや、そのような言動を表すとき、「いたいけ」と言ったり「いたいけない」と言ったりする。どちらも同じ意味で使われているのに、なぜ「いたいけない」には「ない」が付いているのか?
 実はこの「ない」は接尾語で、その意味を強調し、形容詞化する働きをもつ。したがって、「無い」という意味ではない。「切(せつ)ない」「はしたない」などの「ない」も同様である。「
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
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