第162回
「だんぎ」は「談義」か「談議」か? 

 読者から、おたくの辞書で「だんぎ」という項目を引くと、漢字表記は「談義」しか載せておらず、「談議」がないのはけしからんというお叱りをいただいた。新聞のコラムを読んでいたら「談議」と書かれていたのだが、「だんぎ」とは議論や論議をすることなのだから、「義」ではなく言偏のついた「議」が正しいのではないかというご指摘なのである。
 確かにそのように言えなくもないのだが、「談義」と「談議」の関係
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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