第18回
葉月

 陰暦8月は「葉月」と呼ばれていた。しかし、なぜそのように呼ばれていたのかは諸説あってよくわからない。代表的なものでも、「葉落月(はおちづき)」の略とする説(『奥義抄(おうぎしょう)』『和爾雅(わじが)』など)、「穂張月(ほはりづき)」で稲穂が張る月の意とする説(『語意考』『古事記伝』)、初雁の来る月であるところから「ハツキ(初来)」の意とする説(『滑稽雑談(こっけいぞうだん)』)などさまざまであ
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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