第2回
「一日の長」の「一日」は、
「イチジツ」?「イチニチ」?

 経験や知識、技能などが他の人より少しすぐれていることを「一日の長」と言うのだが、この「一日」をみなさんは何と読んでいるであろうか?「イチジツ」?「イチニチ」?
 この語の出典は「論語」で、「以吾一日長乎爾、毋吾以也(吾が一日爾〈なんじ〉より長ぜるを以て、吾を以てすることなかれ=私がおまえ達よりも少し年が上だからと言って、遠慮はいらない)」(先進)による。出典が漢籍なので「イチジツ」と読
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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