第190回
「名前負け」は、何に負けるのか?

 「名前負け」という語の誤用が高校球界で広まっていると知ったのは、日経新聞の記事審査部の記者さんたちが書いた、『謎だらけの日本語』(日経プレミアシリーズ 2013年刊)という本によってであった。「名前負け」の意味を本来と違って使っている人がいるということは承知していたのだが、限られた世界で広まっているということまでは知らなかったのである。
 この本を読んだ直後に、たまたま手にしたスポーツ
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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