第237回
「破落戸」

 いきなりで恐縮なのだが、表題の「破落戸」を何と読むかと聞かれたら、皆さんはすぐに答えられるであろうか。
 正解は、「ならずもの」または「ごろつき」である。かなりな難読語だと思う。
 なぜ「破落戸」と書いてそう読むのかというと、もともと中国に「破落戸」という語があって、それに日本で「ならずもの」「ごろつき」という読みをつけたからである。「破落戸」は諸橋轍次(もろはし・てつじ)の
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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