第270回
“気づかない方言”の「みえる」

 辞書で見つけたことばを付せんに書いて辞書に貼る「辞書引き学習」を小学生に広めるため、この学習法の開発者である中部大学准教授深谷圭助氏と週末は全国各地を回っている。先日もたまたまひと月ほどの間に、愛知、岐阜、三重という東海三県を回る機会があった。
 その折にたびたび耳にしたのが、この地域の人たちがよく使う「みえる」ということばである。「みえる」と言っても、「猫は暗闇でも目が見える」のよう
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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