第40回
新しい年を寿(ことほ)いで

 「寿(ことほ)ぐ」は、ことばで祝福する、喜びを言う、祝いのことばを述べる、といった意味のことばである。
 「言(こと)祝(ほ)く」から生まれた語で、現在でも「言祝ぐ」と書くこともある。「ほく(ほぐ)」は、よい結果が得られるように、祝福のことばを唱えるという意味である。
 この「ことほぐ」は、日本の言霊(ことだま)思想を反映した語であろうといわれている。言霊とは、ことばにあると
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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