第91回
「目を見張る」と「目を見張るものがある」

 読者から、子どもが通う学校から配布された手紙に、
 「マナーの悪さには目を見張るものがある」
 とあったが、「目を見張る」ということばの使い方としてこれは正しいのだろうかという質問を受けた。その方が言うには、「目を見張る」は、驚きの中でも、主に、感心したり、感動したりしたときに使うイメージなので、上記のように批判的な言い方で使うのは違和感があると言うのである。「
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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