第93回
「々」は国語辞典に載せられるか?

 読者から、「々」を国語辞典の見出しにして欲しいという要望をいただいた。たいへんな難題でいまだにどうしたものか悩んでいる。というのも「々」には読みが無いからである。国語辞典は読みさえあれば見出しとして載せられるのだが……。
 「々」は、ワープロソフトなどではふつう「どう」「おなじ」「くりかえし」「おどりじ」と入力すると変換できるのだが、これらは読みや音ではない。また片仮名の「ノ」と「マ」
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悩ましい国語辞典
―辞書編集者だけが知っていることばの深層―

「日本国語大辞典」の編集担当者を惑わすことばの不思議スリリングに揺れる日本語の深さ! 面白さ満載!
「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない/「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り/「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある/スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う/「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言/「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」

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