1:前述の内容を受け、その内容に誤りはない、即ち、その通りである、と断定する表現。
2:漫談家・長井秀和によって、2003年に大ブレイクした決め台詞。シュールな雰囲気を漂わせ、淡々と言うのがポイント、だった。
3:一度は死語となったはずなのに、最近の、とくに20代前半あたりの男女の口から何故かよく聞かれる相づち的に使用される台詞。

 「なるべく突っ込んだ話はしたくない」「お叱りや反論を受けたくない」「あまり自分の深い部分まで入ってきて欲しくない」といったメール世代の若者気質を反映し、自然と浸透していったものと推測される。理屈っぽかったり、説教臭い人の会話をとりあえず肯定することによって、その矛先を受け流す効果がある。早口で三回のやりとりのなかに一回くらい差し込むのがポイント。あまりに連発されすぎたら、相手はイラッとする。

[使用例]
上司「今の若いヤツらって根性が足りんよな!?」
部下「ですよね。間違いない!」 
上司「見た目ばか気ぃ使ってよ~」
部下「ふむふむ」
上司「すぐ“わからない”とか言ってくるしさぁ!」
部下「たしかに!」
上司「オマケに敬語もロクに使えねえし!」
部下「間違いない!」

 

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス   


山田ゴメス(やまだ・ごめす)
日曜日「ゴメスの日曜俗語館」を担当。大阪府生まれ。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、記名・無記名を問わず幅広く精通するマルチライター。『現代用語の基礎知識』2005年版では「おとなの現代用語」項目、2007年版では「生活スタイル事典」項目一部を担当。現在「日刊SPA!」「All About」の連載やバラエティ番組『解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ)の相談員で活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など。趣味は草野球と阪神タイガース。
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