筆者が提唱してやまない、次来るに違いない肉ブームのこと。っていうか、もう確実に来ている!

 高タンパク・低カロリー、そして羊肉ほどクセがなく、しかも比較的リーズナブルとされる馬肉は、ここ数年の赤身牛肉ブームに並んで、女子やヘルシー意識の高いスッキリ系男子などから急激な支持を受けていると聞く。

 一昔前だと、馬肉と言えば「馬刺し」くらいしか出さない店も多かったが、最近の馬肉専門店は「たたき」「馬かつ」「から揚げ」「もつ煮込み」「すき焼き」……ほか、豚肉や鶏肉並みにメニューがバラエティに富んでおり、基本的には牛肉に近い味や食感であるにもかかわらず、次の日は牛肉ほど胃もたれしないのが、我々中年or初老男子にもありがたい。あくまで筆者の主観ではあるのだが……。

 牛に続き、豚も2015年6月12日からレバーの生食が禁止となるゆえ、今後はレバ刺しファンをも一気に馬が取り込んでしまう可能性もまことしやかにささやかれている。

 ちなみに、筆者が先日『有吉ジャポン』(TBS系)の「夜の雑学」編に出演した際、この馬肉ブームについて語り、さらには「馬の次に来るのは鹿!」と、なかなか気の利いたコメントまで付け足したのだけれど、そこの部分は残念ながらオンエアではカットされていた……。
   

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス   


山田ゴメス(やまだ・ごめす)
日曜日「ゴメスの日曜俗語館」を担当。大阪府生まれ。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、記名・無記名を問わず幅広く精通するマルチライター。『現代用語の基礎知識』2005年版では「おとなの現代用語」項目、2007年版では「生活スタイル事典」項目一部を担当。現在「日刊SPA!」「All About」の連載やバラエティ番組『解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ)の相談員で活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など。趣味は草野球と阪神タイガース。
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