世界最大規模の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」による「2015日本の人気テーマパーク」のランキングで、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーに次いで3位となったのは、意外にも「公園」であった。 船橋市公園協会が管理する「ふなばしアンデルセン公園」がそれだ。ちなみに、4位のユニバーサル・スタジオ・ジャパンをおさえての堂々たるランクインである。

 花と緑に囲まれたこの公園は1996年にオープン。船橋市の姉妹都市・オーデンセ(デンマーク)が、童話作家アンデルセンの出身地であることから命名された。「ワンパク王国」「メルヘンの丘」「子ども美術館」「自然体験」「花の城」の5つのゾーンで構成されている。北欧をイメージさせる造りで、アスレチックなど子ども向きの施設も充実。入園料は一般900円、小・中学生が200円で、とにかくコストパフォーマンスがいいと評判だ。

 2014年は船橋とオーデンセが姉妹都市になって25周年とあって、大きなイベントも行なわれていた。ランキングでの躍進は、その効果があったからだろうか。最近、海外からも注目され、客足がますます増えているそうだ。
   

   

旬wordウォッチ / 結城靖高   


結城靖高(ゆうき・やすたか)
火曜・木曜「旬Wordウォッチ」担当。STUDIO BEANS代表。出版社勤務を経て独立。新語・流行語の紹介からトリビアネタまで幅広い執筆活動を行う。雑誌・書籍の編集もフィールドの一つ。クイズ・パズルプランナーとしては、様々なプロジェクトに企画段階から参加。テレビ番組やソーシャルゲームにも作品を提供している。『書けそうで書けない小学校の漢字』(永岡書店)など著書・編著多数。
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