かつて漫画、アニメほかで大人気を博した、『美少女戦士セーラームーン』(作画/武内直子)が今年、誕生20周年を迎え、いろんなイベントが開催されたり、関連グッズが販売されたり……と、けっこうな盛り上がりを見せているらしい。

 20年の歳月を経て、今なお衰えない求心力をキープし続ける漫画作品はもちろん稀で、幼年向けだと『ドラえもん』、青少年向けだと『北斗の拳』に並ぶ、ウルトラコンテンツだといえよう。

 コスプレの原点ともされる、セーラー服を極端にアレンジしたコスチュームデザインは、適度にロリータで適度にエロく、着用して似合わない日本人女子はまずいない、そこが大きなポイントかと推測される。

 昨今の萌え系アニメが、セーラームーンから「適度」を取り除いた、よりロリ寄り・よりエロ寄りの作風へとマイナーチェンジすることによって、新しいパーソナリティを模索していることを考えれば、“本家の強み”は、やはり揺るぎなく、その完ペキな“エロかわ”バランスの恒久性を改めて実感してしまう。

 あと、女子中高生の制服でセーラー服タイプが年々激減してきているのも、逆にセーラームーン再ブレイクに一役買っているのかもしれない?
   

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス   


山田ゴメス(やまだ・ごめす)
日曜日「ゴメスの日曜俗語館」を担当。大阪府生まれ。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、記名・無記名を問わず幅広く精通するマルチライター。『現代用語の基礎知識』2005年版では「おとなの現代用語」項目、2007年版では「生活スタイル事典」項目一部を担当。現在「日刊SPA!」「All About」の連載やバラエティ番組『解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ)の相談員で活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など。趣味は草野球と阪神タイガース。
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