ファッション用語で「通常よりも高いウエストライン」のことを指す。体のラインを美しく見せたり、脚長効果を望めたりするのが長所で、最近はハイウエストのデニムが女性のあいだで再流行し始めているのだそう。

 とくに男性のあいだでは、なぜか長らくパンツのベルト位置を極力下側に下げる、いわゆる「腰履き」や「尻履き」が主流を占めており、純日本風体型のオジサマたちの短足コンプレックスから来るハイウエストな着こなしは、「ヘソ履き」「乳首履き」などと散々馬鹿にされてきたが、あと2、3年もすればそういう“暗黒の時代”もようやくの終焉を迎える……かもしれないので、筆者世代にとってはまことにありがたい風潮だと言える。

 ただ、我々アラフィフにとってのハイウエスト(=乳首履き)は、脚長効果よりも、むしろ「背中を出してたら風邪引くでー!」と父母から教育されてきたがゆえのシロモノなので、できればこの流行りが冬にMAXになっていただけたら、なおさらありがたい。

 一方で、夏の女子のヘソチラや後ろパンティチラが、この流行りによって激減する可能性も高い点に関しては、ちょっぴり残念な気もしないではない。

 これぞ「アッチを立てればコッチが立たない」ってやつなのだろうか? 全然違うかもしれないけど……(笑)。
   

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス   


山田ゴメス(やまだ・ごめす)
日曜日「ゴメスの日曜俗語館」を担当。大阪府生まれ。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、記名・無記名を問わず幅広く精通するマルチライター。『現代用語の基礎知識』2005年版では「おとなの現代用語」項目、2007年版では「生活スタイル事典」項目一部を担当。現在「日刊SPA!」「All About」の連載やバラエティ番組『解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ)の相談員で活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など。趣味は草野球と阪神タイガース。
ジャパンナレッジとは

ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額550万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題のインターネット辞書・事典サイト。
日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。

ジャパンナレッジ Personal についてもっと詳しく見る