政府は迎賓館(東京・元赤坂)を一般に通年公開する方針だ。安倍政権は「観光立国推進」を掲げ、日本を訪れる外国人観光客の目標を年間3000万人から大幅に増やす。そのため、迎賓館を通年公開し、有力な観光コンテンツにしたい考えだという。まずは2016年4月19日からこれまで年間10日間だった一般公開を150日間程度に広げる。

 迎賓館は1909年東宮御所(皇太子の居所)として建設された。かつて紀州徳川家の江戸中屋敷があったところだ。建物はフランスのベルサイユ宮殿を彷彿とさせる、日本最初の西洋風宮殿建築である。後に赤坂離宮や国立国会図書館として使われた。改修を行ない、1974年からは国賓などを迎える際の迎賓施設として使われている。国王や大統領、首相などが宿泊し、晩餐会、レセプションなどの接遇が行なわれている。2009年には国宝に指定された。

 菅義偉官房長官は迎賓館について「国民の皆さんに東京迎賓館を開放するとか、まだまだ考えられることはたくさんある」と記者会見で語った。

 国際会議や民間企業のイベントなどにも活用してもらおうという考えだ。
   

   

マンデー政経塾 / 板津久作   


板津久作(いたづ・きゅうさく)
月曜日「マンデー政経塾」担当。政治ジャーナリスト。永田町取材歴は20年。ただいま、糖質制限ダイエットに挑戦中。
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