直訳すれば「デブになるために行なう活動」のこと。3年ほど前、女性ファッション誌『CanCam』が煽動していた「ぷに子(=ほどよくふっくらした女性)」ブームに今さら火がついたのか、と思いきや、「食欲に負けての大食いによって、過剰なカロリーを摂取してしまった“やらかし”を、(おもに若い女子が)自虐的に言い表す造語」であるらしい。つまり“女性の痩せたい願望”は、いまだ健在ということだ。

 筆者個人としては、女性と食事をする際「ダイエット中だから!」と、せっかく注文した皿に手もつけなかったりされたら一気に興醒めしてしまい、むしろ一緒に“やらかしてくれる”くらいのだらしなさを発揮してくれたほうが愛嬌もあっていいと思うのだが、女ゴコロとしてはそうもいかないという心理も、うっすらではあるが理解できなくもない。

 ただ、40代50代……と、それなりの年齢に達していながら、無理矢理なダイエットでギスギスに痩せてしまった女性は正直な話、脂までもが抜けきっており「貧乏臭い」と感じてならなかったりもする。

 タレントに例えるなら、(あくまで筆者の主観ではあるが)最近の黒木○とかが、その筆頭として挙げられる。逆に松坂慶子なんかは、いかにも「いいデブ活」をしてそうで、満ち足りた幸福な私生活までも勝手に想像してしまう。男性サイドが安易に口にする「もうちょっとぽっちゃりでもかまわないのに……」なんて“慰め”が、女性からすれば無責任かつ無神経な発言にしか聞こえないのは、重々承知ではあるのだが……。
   

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス   


山田ゴメス(やまだ・ごめす)
日曜日「ゴメスの日曜俗語館」を担当。大阪府生まれ。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、記名・無記名を問わず幅広く精通するマルチライター。『現代用語の基礎知識』2005年版では「おとなの現代用語」項目、2007年版では「生活スタイル事典」項目一部を担当。現在「日刊SPA!」「All About」の連載やバラエティ番組『解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ)の相談員で活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など。趣味は草野球と阪神タイガース。
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