アルバイトや派遣社員など、非正規雇用で生計を立てている人を意味する「フリーター」と、職に就かず、就職活動もしていない人を意味する「ニート」を合成した造語のこと。

 「たとえ非正規雇用でも、働いている以上はニートじゃないのでは?」といった矛盾をはらむ不思議な言葉であるが、一般的には「最低限の労働しかしないフリーター」を指す場合が多い……のだそう。

 ちなみに、「フニーター」同様、相反する意味の単語をかけあわせた造語は、よくよく探してみると、けっこう多かったりする。

プア充(経済的には貧乏だけと、毎日がリア充だと主張するポジティブシンキングのこと。あまり主張されすぎたらうっとうしい)
エロかわ(セクシーなのにフェミニンでもあること。どっちの要素もほどほどであるケースが大半。一方に突出していれば、かならずもう一方の要素は埋もれがちになるものだ。同類語:清純派AV女優)
赤身肉好き草食系男子(さっぱりとした淡泊なセックスにかぎってOKな選り好みの激しい男子のこと。「外見は草食系なのに内面は肉食系」を表す「ロールキャベツ男子」とは似て非なるもの)
ミスターチルドレン(子どもにも大人にもなれない人のこと。今年で結成27年目を迎えた大御所バンドの名前でもある)
プラマイ(「プラス・マイナス」の略語。これまでの造語とは少々ニュアンスが違う)

 以上、いかがだろう? 「いかがだろう?」と言われてもって感じだとは思うが……(笑)。
   

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス   


山田ゴメス(やまだ・ごめす)
日曜日「ゴメスの日曜俗語館」を担当。大阪府生まれ。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、記名・無記名を問わず幅広く精通するマルチライター。『現代用語の基礎知識』2005年版では「おとなの現代用語」項目、2007年版では「生活スタイル事典」項目一部を担当。現在「日刊SPA!」「All About」の連載やバラエティ番組『解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ)の相談員で活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など。趣味は草野球と阪神タイガース。
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