「influence(影響・感化の意)」を語源とする言葉で、近年では「インターネットのCGMにおいて、他の消費者の購買意志決定に影響を与えるキーパーソン」のことを指す。そして、「CGM(Consumer Generated Media)」とは「ユーザー発信型メディア」のことで、一般的なブログサービス、BBS(電子掲示板サービス)、SNSなどがこれに該当する(国内では料理レシピサイト『クックパッド』が代表的な成功事例)。

 インフルエンサーとしてもっとも有名な一人としては、YouTuberの『ヒカキン』あたりがまず挙げられるが、7月11日に京セラドーム大阪(オリックス×日ハム戦)で始球式に登場した、コスメやファッション情報を女子中高生に向けて発信する大阪在住のギャルインフルエンサー『歩乃華(ほのか)』や、GUやユニクロなど「プチプライスブランド」のファッションコーデを提案する『プチプラのあや』……ほか、“等身大的な庶民目線”を売りとする女性の台頭も最近は目立ちはじめている。

 どこでどれくらい、なんの数字を稼げば「インフルエンサー」の称号をいただけるのか、具体的な線引きはむずかしいが、先日「インフルエンサーになるのが夢!」と真剣に語る20代前半の自称タレント女子から話を聞いたところ、「インスタ(グラム)でフォロワーが1万人超えたらインフルエンサーじゃないのかなぁ……?」と“曖昧な認識”しか返ってこなかった。

 ちなみに、彼女のインスタフォロワーは890人、筆者のインスタフォロワーは173人(8月10日時点)──インフルエンサーへの道は、まだまだ果てしなく遠い……。
   

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス   


山田ゴメス(やまだ・ごめす)
日曜日「ゴメスの日曜俗語館」を担当。大阪府生まれ。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、記名・無記名を問わず幅広く精通するマルチライター。『現代用語の基礎知識』2005年版では「おとなの現代用語」項目、2007年版では「生活スタイル事典」項目一部を担当。現在「日刊SPA!」「All About」の連載やバラエティ番組『解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ)の相談員で活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など。趣味は草野球と阪神タイガース。
ジャパンナレッジとは

ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額550万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題のインターネット辞書・事典サイト。
日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。

ジャパンナレッジ Personal についてもっと詳しく見る