日本大百科全書(ニッポニカ)

CSデジタル放送
しーえすでじたるほうそう

通信衛星(CS=communications satellite)を使ったデジタル放送サービス。1996年(平成8)にパーフェクTV!が日本初のサービスを開始し、後続のJスカイBと1998年に合併し、スカイパーフェクTV!としてサービスを始めた。1997年からディレクTVもスタートしたが、2000年(平成12)にスカイパーフェクTV!(現、スカパーJSAT(ジェイサット))へ統合されたため、2017年3月時点で放送を続けている日本の事業者は、スカパーJSAT1社のみである。テレビ、ラジオを含めて300以上の有料多チャンネル放送となっている。同社は東経124度と128度の通信衛星から専用アンテナとチューナーを使って視聴できる「スカパー!プレミアムサービス」に加え、BSデジタル放送の放送衛星と同じ東経110度の赤道上にある通信衛星を使った「スカパー!」を提供している。後者(110度CSデジタル放送)はチャンネル数は少ないが、BS放送と同じアンテナで受信でき、チューナーもほとんどのデジタル放送対応テレビやレコーダーに内蔵されているという利用しやすさが特徴である。
[乾 達]