ジャパンナレッジ
整備新幹線の一つで、高崎(群馬県)で上越新幹線より分岐し、長野、富山、金沢、福井、敦賀(つるが)など、長野県、北陸地方を経由して大阪に至る路線。このうち、高崎―長野間が1997年(平成9)10月1日に開業し、暫定的に長野新幹線と通称されていた。1998年に長野―上越間、2000年(平成12)に上越―富山間、2005年に富山―金沢までの建設が認可され、2015年3月14日、長野―金沢間が開業した。金沢―福井―敦賀間は2012年に着工が認可。なお、敦賀―京都間は2016年12月に福井県小浜(おばま)市付近を通過する「小浜・京都ルート」、京都―新大阪間は2017年3月に京都府京田辺(きょうたなべ)市付近を通過する「南回りルート」の採用が決定した。営業中の北陸新幹線(高崎―金沢)は、上越妙高駅(新潟県)を境に東京方面はJR東日本の、金沢方面はJR西日本の運営。営業キロ数は345.5キロメートル。列車は、速達型が「かがやき」、各駅停車型が「はくたか」、ほかに東京―長野間運転の「あさま」と富山―金沢間運転の「つるぎ」がある。東京―金沢間の最短所要時間は2時間28分である。
[青木栄一・青木 亮]