日本大百科全書(ニッポニカ)

風向計
ふうこうけい

風向を測定する器械。いろいろな形のものがあり、吹き流しや西洋の風見鶏(かざみどり)もその一種である。従来、水平に長い二枚の板をV形に取り付けた矢羽根型がよく用いられていた。板を垂直にした、すきまのある矢羽根もある。近年は、飛行機の垂直尾翼に似た形で、風速計を兼ねたものがよく使用されている。セルシンモーターやスライド抵抗を利用して、遠隔式の指示あるいは記録ができる。風速が毎秒2メートル程度にならないと、正しい風向が示されない。微風の場合には、棒の先などにつけた軽いテープ、あるいはとくに弱い風まで測定できるようにくふうした風向計を用いる。
[篠原武次]