日本大百科全書(ニッポニカ)

直視分光器
ちょくしぶんこうき

直視プリズムを用いた分光器。手持分光器ともいう。普通、長さ10センチメートル程度の筒状で、固定あるいは調整できるスリットと短焦点のコリメーターレンズおよび3ないし5個構成のプリズムからなっている。図は直視プリズムを示し、中心のD線がプリズム底辺に平行に入射し射出する状況を示す。C線、F線はその左右に偏り分散される。プリズムに接近した目がカメラレンズの役割を果たし、網膜上にスペクトルが結像する。
[中島篤之助]