5 語形変化
5-1 表示方法と基準
語形変化は名詞, 動詞, 形容詞, 副詞について, 品詞表示の後に( )に入れて示した.
*** の最重要語と** の重要語については, 規則・不規則変化に関係なく, すべて変化形を示した.
* の重要語と一般語では, 不規則変化のすべてと規則変化で注意を要するものに変化形を示した.
5-2 変化形つづりの省略
見出し語のつづりと同じ部分の省略はスワングダッシュ(~)で, 見出し語の一部の省略はハイフン( - )で示した.
複数の変化形がある場合は, よく使われるものを先にセミコロン( ; )で区切って示した.
ad・vance ... [動] (-vanc・es [-iz];~d [-t];-vanc・ing)
5-3 名詞の複数形
[名]の記号の後に(複~s)のように示し, 必要に応じて発音を示した.また, -o で終わる見出し語にはすべて変化形を示した.
cam・e・o ... [名] (複 ~s) [C] カメオ彫り
cat ... [名] (複 ~s [-ts]) [C]
bed ... ━ [名] (複 ~s [-dz])1 [C] ベッド
5-4 複合語の複数形
分離複合語やハイフン( - )付きの合成語の複数形は後の構成単語が複数形になるのが普通なので, 通例複数形は示さないが, 先頭の構成単語が変化する場合は複数形を示した.
bill1 ... [名] (複 ~s [-z]) [C] 1 請求書
bíll of exchánge (複 bills of ~)為替手形
5-5 動詞の変化形
[動]の記号の後に(三単現; 過去形; 過去分詞形; 現在分詞形)の順につづりと発音を示した.過去形と過去分詞形が同じ場合は, 一括して示した.(
5-2参照)
不規則変化動詞では変化形の前に「過去」「過分」のように略語を用いた.
give [ɡív] [動] [名] ━ [動] (~s [-z]; 過去 gave [ɡéiv]; 過分 giv・en [ɡívən]; giv・ing)
5-6 米英で異なる場合
重要語以外の動詞も含めて, 間を or で区切って両方の変化形を示した.
trav・el ... [動] (~s [-z];~ed [-d];~・ing or ⦅英⦆ ~s;-elled;-el・ling)
5-7 形容詞・副詞の比較変化
(比較級; 最上級)の順で示した.
*** の最重要語と** の重要語については, -er, -est; more, most に関係なく, すべて変化形を示した.
不規則変化をする語については, 重要語かどうかに関係なく, すべてに変化形を示した.
特定の語義にだけ比較変化がない場合は, その語義のところに(比較なし)と示した.
すべての語義または大半の語義に比較変化がない場合は, 品詞表示の後に(比較なし)と表示し, 比較変化する語義にだけ変化形を示した.ただし, 日本語からも比較変化がないことが明らかなものについては省略した.