「ユースプログレッシブ英和辞典 デジタル増補版」を有効に活用するために

 「ユースプログレッシブ英和辞典 デジタル増補版」は、紙の辞典や電子辞書でもできなかったことができます。いくつか例をあげてみましょう。

(1)  語義検索が簡単です。confirmation のような長い単語はそのまま入力すれば検索できるのはもちろんです。問題は meet のようなたくさんの語義をもつ単語です。このような語は、見出しの最初に語義がまとめてあります。その中の、これと思う語義をクリックすれば、すぐにその語義の説明にジャンプすることができます。
(2)  全文検索によって、すべての用例の中から特定の単語を含んだ用例を抽出できます。たとえば、surprised は見出し語としては1つしかありませんが、全文検索では、32箇所で surprised が使われています。ひとつひとつの例文をみると、surprised の用法の全体像を具体的な例を通して知ることができます。
(3)  フレーズ(成句)やイディオムの検索が簡単にできます。例えばlook forward toという成句を探す場合に、lookを見るのかforwardを見るのか考える必要がなく、look forward toで検索ができます。会話で使われた Go for it!はどんな意味か知りたければ、そのまま入力してください。たちまちその箇所に行き着くことができます。the changing of the guardとは何でしょうか。そのまま入力してみてください。たちどころに意味がわかります。
(4)  日本語に対応する英語も簡単に調べることができます。「痛い」を検索してみましょう。「耳が痛い」「痛い目」「胸が痛い」「足が痛い」「頭が痛い」「痛い損失」などに対応する英語表現を知ることができます。また、リンカーンワシントンアメリカイングランドウェールズスコットランドのような固有名詞を調べてみましょう。それぞれにまつわる様々なことを知ることができます。このように和英辞典としても利用できます。
(5)  She said it. と She said so. はどう違うのでしょう。it を検索して、画面をスクロールすると簡単に「ここが違う」で it と so の違いの解説に行き着くことができます。
(6)  用例が見やすくなりました。紙の辞書や電子辞書ではどうしてもスペースに限りがあるために、用例が詰め込まれてしまいます。このデジタル版では、1つ1つの用例は改行してあるので、とても見やすくなっています。スペースに余裕があるために、かなり長い用例もあげることにしました。資格試験に出るような、少し高度な英文にも接することができます。
(7)  デジタル化に伴い、内容の改訂を行いました。全体の記述方法の統一も図りました。また、必要に応じて、多くの項目でわかりやすく書き改めました。「語法ノート」「ここが違う」「類語ノート」それぞれを検索してみてください。「語法ノート」が380件、「ここが違う」が169件、「類語ノート」が341件、明快な記事を見つけることができます。
(8)  今の時代の表現や、資格試験でよく出るいろいろな新しい表現を追加しました。

 これまで以上に充実した内容を利用して、学習に役立てて下さい。