私立高校で現代文の講師をしています。国語科の授業づくりに欠かせないのが辞書・事典です。ジャパンナレッジを高校で現代文の授業づくり活用しています。
男性(高校講師・現代文)
私は大学を卒業後、私立高校で現代文の講師をしています。国語科の授業づくりに欠かせないのが辞書・事典です。しかし、紙の辞書・事典をいくつも使って調べ物をするのは大変な手間がかかります。また、インターネットで検索してもなかなか要領を得ないことが多く、結局は既製の指導案に頼ってしまいがちになります。何とか自分だけのオリジナルの授業を作りたい。そんな時、辞書・事典サイト「ジャパンナレッジ」に出会いました。今回は、辞書・事典サイト「ジャパンナレッジ」を使った体験談をお話したいと思います。

芥川龍之介の「羅生門」という小説は皆さんもご存知であると思います。小説の指導をしていくのに欠かせないのが作者の背景や物語の舞台など、作品の背後関係を整理する作業です。
まず、「ジャパンナレッジ」で芥川龍之介について調べてみました。検索をかけるといくつもの辞書・事典における芥川龍之介の項目が表示され、それらを見比べながら知識を整理することができます。紙の辞書・事典をいくつも並べるにはスペースの問題やコピーなどの手間がかかるのに対して、「ジャパンナレッジ」なら簡単に有用な情報が得られるように思いました。また、インターネットで検索するとあまりにも多くの情報が表示されてしまうため、情報の信頼性も含めてその取捨選択に大きな労力が必要になります。しかし、辞書・事典サイトの「ジャパンナレッジ」なら情報の信頼性という点でも安心できるので、情報の整理に集中することができます。これは、と思う情報を紙に書き取り、後でノートにまとめることで授業づくりに活用ができました。

次に、羅生門について調べてみると、「羅生門(芥川龍之介の小説)」という形でどれが自分の求めている情報なのかが一目で分かるようになっています。羅生門といえば、映画もあれば説話や能にも同タイトルの作品があるので、混同を避ける必要があります。「ジャパンナレッジ」ではそういった混同を避けた上で、それらを比較して情報を整理することができます。また、「ジャパンナレッジ」は日本語の辞書・事典だけでなく英語やヨーロッパ言語などを初め多言語の辞書・事典も参照できるため、より深い情報が必要な方にも有用なサイトであるように思いました。このような周辺的な知識も授業づくりには欠かせず、学習者の意識を引き上げるのに大きな効果があります。

 「ジャパンナレッジ」を使ってみて思ったことは、やはり辞書・事典という情報源は質が高く、また情報に信頼が持てるということでした。今は、インターネットで調べればとりあえず何でも表示されるので、調べたいことがあるなら「ググれ」(Googleで検索しろ)などとよく言われます。しかし、インターネットの情報には出典さえ無いものが多く、その信頼性には疑問があります。また、表示されたページが本当に自分が知りたいことなのか読んでみるまで分からないなど、便利なようで実は遠回りしているというのが現状なのではないでしょうか。しかし、「ジャパンナレッジ」であれば、表示された項目が自分が探している情報なのかを一目で見分けることができます。
「ジャパンナレッジ」は、教員が授業づくりに活用できるサイトであるのと同時に、学生が主体的に情報を集め、学習を深める教材としても有用であると思いました。小説作品について調べられるのはもちろん、例えば「科学技術」や「資本主義」など評論文で問われるテーマについて調べてみても驚くほど多彩な情報量がありました。このことから、国語の学習だけでなく社会や理科といった教科の学習にも活用できるのではないかと思われます。
情報の信頼性が問われる時代だからこそ、私たちは辞書・事典といった信頼できる情報源に立ち戻らねばなりません。そして、それをインターネットで閲覧できるという環境が、これからの学びの形になってくるのではないでしょうか。



男性(高校講師・現代文)
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