医学分野の研究支援に携わっているため、あまりポピュラーではない専門用語を調べる上で、どの辞書・辞典を選定すべきかは常に悩みどころです。
女性(大学職員・研究支援職)
医学分野の研究支援に携わっているため、あまりポピュラーではない専門用語を調べる上で、どの辞書・辞典を選定すべきかは常に悩みどころです。とりあえず手元の辞書・辞典を引いてみるのですが、項目そのものが掲載されていない、あるいは欲しい情報が見つからないこともままあります。そんな時はネットサーフィンから得られた、わずかな手がかりを元に、次々と辞書・辞典を繰ったり、図書館の司書さんの手を借りながら、ようやく欲しい情報にアクセスできるという、何とも時間のかかるプロセスを踏むことになります。

そこで日本有数の百科事典や辞書類が持つ膨大な知識情報を収録した、インターネットデータベース「ジャパンナレッジ」をリサーチ業務のポータルサイトとして使ってみました。

検索はグーグル等と同じ感覚で直感的に操作できる上、ヘルプメニューが充実しており、説明文も分かり易かったので、特に迷うことなく欲しい情報にアクセスできました。

例えば、「vWF」・「VW factor」・「VW 因子」など「フォン・ウィルブラント因子」の略語も簡単に検索されました。なお略語の説明文は正式名称である「von Willebrand factor」にリンクが貼られているため、略語と正式名称、つまり2回同じような説明文を読まされることもありませんでした。サイト表示がサクサク進むのも心地良かったです。

ちなみに、引用元の医学英和辞典の説明文※は簡潔で理解し易く、原語「von Wíl・le・brandfàctor」や発音記号「/vn vÍlbrnt-/」、関連情報【Erik Adolf von Willebrand (1870‐1949) フィンランドの医師】まで掲載されています。
※《血液凝固因子; 内皮細胞によって分泌される蛋白質で, 多量体を形成して血漿中にある; 血管損傷部位で血小板の内皮下組織のコラーゲンへの粘着を促す; 血漿中で第 VIII 因子と複合体を形成し, その活性の低下を防いでいる; フォン・ウィルブラント病患者では VW 因子の量的, 質的異常があり, 出血傾向を呈する; 略 vWF》.©Kenkyusha Co., Ltd.

また本文中に検索したいテキストが出てきたら、マウスでなぞって選択し、検索結果を表示してくれる「ナレッジサーチャー」機能も便利です。別ウィンドウで開きますので、元々調べようとしていた本流から外れてしまうこともありません。もし調べたい言葉がはっきり分からなくても、検索窓に始めの数文字(2文字以上で動作)を入力すると、検索候補の項目が表示され、入力文字をサポートしてくれるサジェスト機能も助かります。

そして調べ物に行き詰まったり、ちょっとした気晴らしとして愉しめそうな機能が用意されていました。読書コーナーである「本棚」です。立ち読みのつもりでクリックしていくと、知の巨人たちの豊かな言葉に強く誘惑されてしまいます。

その中の「新編 日本古典文学全集」には概要の下にスニペット(一般的には「切れ端」「断片」という意)ボタンがあり、目次の概要を知るのにとても便利です。全体をざっくり概観した上で興味のあるところから読み始めることもできます。また原文だけでなく、現代語訳やふりがなも付されているので、敷居の高い書物でもくじけることなく読み進められそうです。

ちなみに「現代語」ボタンをクリックして表示されるテキストデータはカーソルで範囲選択できるため、必要箇所をコピーしたり、インターネットで検索したりすることが簡単にできます。

最初に選んだ1冊は「古事記」でした。
ページを概観し、パッと目に飛び込んできたのは、「古事記」の読み方です。
何と「こじき」ではなく、「ふることふみ」なのだそうです!目からウロコの雑学でした。ちょっと考えれば音読みが大陸から渡来される以前の書物なのだから至極当然だと気づくのですが、普段、現代語で「こじき」として聞き慣れているせいか、常識をひっくり返されました。気晴らしのつもりが良い勉強になりました。



女性(大学職員・研究支援職)
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