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  10. 日本の雑誌 1
国史大辞典
日本の雑誌 1
日本の雑誌
草創期の雑誌 日本最初の新聞・雑誌といわれる『官板バタビヤ新聞』と『ジャパン=パンチ』が現われたのは、ともに文久2年(1862)のことだった。前者は半紙半折1葉を1号分とした小冊子で、江戸幕府の蕃書調所が海外の情報を伝えるために木活字で印刷発行したものだ。新聞と題してはいたが、むしろ雑誌に近かった。後者はイギリス人ワーグマンが、横浜居留地の外国人向けに発行した時事風刺の木版刷り漫画雑誌で、定期不定期と変りながら明治20年3月まで続いた。創刊号の表紙は、イギリス人のパンチ氏と丁髷帯刀の日本人パンチ氏が握手している図で、創刊当初は雑誌の発行年月日が入っていなかった。これを先駆として、慶応元年(1865)アメリカ国籍の日本人ジョセフ=ヒコによる『海外新聞』が、同3年には柳河春三による『西洋雑誌』『中外新聞』が創刊されるにいたった。さらに明治に入ると、『民間雑誌』以下の有力な啓蒙雑誌がつぎつぎと誕生した。
(監修 小田切進)
1 ジャパン=パンチ 文久2年5月 ワーグマン発行
2 中外襍誌 文久2年6月 老皀館発行
3 西洋雑誌 慶応3年6月 江戸開物社発行
4 民間雑誌 明治7年2月 慶応義塾出版社発行
5 明六雑誌 明治7年3月 明六社発行
6 同人社文学雑誌 明治9年7月 同人社発行
2、3、4、5、6:東京大学近代日本法制史料センター所蔵
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