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  11. 日本霊異記
新編 日本古典文学全集

日本霊異記
日本国現報善悪霊異記 上巻 序 諾楽の右京の薬師寺の沙門景戒録す
そもそも、仏教や儒教が、わが国に伝わり、広くひろまるに至った時期を尋ねてみると、およそ二度あった。二度とも百済の国から海を越えて渡って来たのである。大和の軽島の豊明の宮に天下をお治めになられた応神天皇の御代に、儒教の書が伝わった。大和の磯城島の金刺の宮で天下をお治めになられた欽明天皇の御代に、仏教の本が渡って来た。しかしながら、儒教の書を信じ学ぶ者は、仏法を悪くいった。反対に仏教の本を信じ読む者は、儒教の書を軽んじている。愚かな連中は、迷いにとらわれ、悪の種をまけば悪の報いがあり、善の種をまけば善の報いがあるという原理を信用しない。しかし、知恵の深い仏教信者の仲間は、仏教の本にも儒教の書にも親しんで、因果応報の教えをかたく信じ、つつしみ恐
日本国現報善悪霊異記 上巻 序 諾楽の右京の薬師寺の沙門景戒録す
目次
古典への招待
凡例

日本霊異記(扉)
■上巻(扉)
目録
日本国現報善悪霊異記 上巻
・序 諾楽の右京の薬師寺の沙門景戒録す
・電を捉へし縁 第一
・狐を妻として子を生ましめし縁 第二
・電の憙を得て、生ましめし子の強力在りし縁 第三
・聖徳皇太子の異しき表を示したまひし縁 第四
・三宝を信敬しまつりて現報を得し縁 第五
・観音菩薩を憑み念ぜしによりて、現報を得し縁 第六
・亀の命を贖ヒテ放生し、現報を得て亀に助けらえし縁 第七
・聾ヒタル者の方広経典に帰敬しまつり、報を得て両つの耳ながら聞えし縁 第八
・嬰児の鷲に擒はれて他の国にして父に逢ふこと得し縁 第九
・子の物を偸み用ゐ、牛と作りて役はれて異しき表を示しし縁 第十
・幼き時より網を用ちて魚を捕りて、現に悪報を得し縁 第十一
・人・畜ニ履まれし髑髏の、救ひ収めらえて霊しき表を示して、現に報いし縁 第十二
・女人の風声なる行を好みて仙草を食ひ、現身を以て天を飛びし縁 第十三
・僧の心経を憶持し、現報を得て奇しき事を示しし縁 第十四
・悪人の乞食の僧を逼シテ、現に悪報を得し縁 第十五
・慈の心无くして、生ける兎の皮を剥リテ、現に悪報を得し縁 第十六
・兵災に遭ひて、観音菩薩の像を信敬しまつり、現報を得し縁 第十七
・法花経を憶持し、現報もて奇しき表を示しし縁 第十八
・法花経品を読む人を呰りて、現に口ゆ斜みて悪報を得し縁 第十九
・僧の湯を涌す薪を用ちて他に与へ、牛と作りて役はれ、奇しき表を示しし縁 第二十
・慈の心无くして、馬に重き駄を負せ、以て現に悪報を得し縁 第二十一
・勤に仏教を求学し、法を弘め物に利あらしめ、命終の時に臨みて異しき表を示しし縁 第二十二
・凶人のち房の母を敬養せずして、以て現に悪死の報を得し縁 第二十三
・凶女の生める母に孝養せずして、以て現に悪死の報を得し縁 第二十四
・忠臣の欲小なく、足るを知り、諸天に感ぜられて報を得、奇しき事を示しし縁 第二十五
・持戒の比丘の浄行を修めて、現に奇しき験力を得し縁 第二十六
・邪見ある仮名の沙弥の塔の木を斫キて、悪報を得し縁 第二十七
・孔雀王の咒法を修持して異しき験力を得、以て現に仙と作りて天を飛びし縁 第二十八
・邪見に乞食の沙弥の鉢を打ち破りて、以て現に悪死の報を得し縁 第二十九
・非理に他の物を奪ひ、悪行を為し、報を受けて奇しき事を示しし縁 第三十
・慇懃に観音に帰信し、福分を願ひて、以て現に大福徳を得し縁 第三十一
・三宝に帰信して衆僧を欽仰し、誦経せしめて、現報を得し縁 第三十二
・妻の、死にし夫の為に願を建て、み像を図絵きしに、験有りて火に焼けず、異しき表を示しし縁 第三十三
・絹の衣を盗ましめて、妙現菩薩に帰願しまつり、其の絹の衣を修得せし縁 第三十四
・知識を締び、四恩の為に絵の仏像を作り、験有りて、奇しき表を示しし縁 第三十五

■中巻(扉)
目録
日本国現報善悪霊異記 中巻
・序 諾楽の右京の薬師寺の沙門景戒録す
・己が高徳を恃み、賤形の沙弥を刑ちて、以て現に悪死を得し縁 第一
・烏の邪淫を見て世を厭ひ、善を修せし縁 第二
・悪逆の子の、妻を愛みて母を殺さむと謀り、現報に悪死を被りし縁 第三
・力ある女の、力くらべを試みし縁 第四
・漢神の祟ニ依り牛を殺して祭り、又放生の善を修して、以て現に善悪の報を得し縁 第五
・誠心を至して法華経を写し奉り、験有りて異しき事を示しし縁 第六
・智者の変化の聖人を誹り妬みて、現に閻羅の闕に至り、地獄の苦を受けし縁 第七
・蟹と蝦との命を贖ひて放生し、現報を得し縁 第八
・己に寺を作りて、其の寺の物を用ゐ、牛と作りて役はれし縁 第九
・常に鳥の卵を煮て食ひ、以て現に悪死の報を得し縁 第十
・僧を罵むと邪婬するとにより、悪病を得て死にし縁 第十一
・蟹と蝦との命を贖ひて放生し、現報に蟹に助けられし縁 第十二
・愛欲を生じて吉祥天女の像に恋ひ、感応して奇しき表を示しし縁 第十三
・窮れる女王の吉祥天女の像に帰敬して、現報を得し縁 第十四
・法華経を写し奉りて供養することに因り、母の女牛と作りし因を顕しし縁 第十五
・布施せぬと放生するとに依りて、現に善悪の報を得し縁 第十六
・観音の銅像と鷺の形と、奇しき表を示しし縁 第十七
・法花経を読む僧を呰りて、現に口ゆ斜みて、悪死の報を得し縁 第十八
・心経を憶持せし女の現に閻羅王の闕に至り、奇しき表を示しし縁 第十九
・悪夢に依りて、誠の心を至して経を誦ぜしめ、奇しき表を示して、命を全くすること得し縁 第二十
・せふの神王のこむらの光を放ち、奇しき表を示して現報を得し縁 第二十一
・仏の銅像の盗人に捕られて、霊しき表を示し、盗人を顕しし縁 第二十二
・弥勒菩薩の銅像の盗人に捕られて、霊しき表を示し、盗人を顕しし縁 第二十三
・閻羅王の使の鬼の、召さるる人の賂を得て免しし縁 第二十四
・閻羅王の使の鬼の、召さるる人の饗を受けて、恩を報いし縁 第二十五
・未だ仏像を作り畢へずして棄てたる木の、異霊しき表を示しし縁 第二十六
・力ある女の強力を示しし縁 第二十七
・極めて窮れる女の、尺迦の丈六仏に福分を願ひ、奇しき表を示して、以て現に大福を得し縁 第二十八
・行基大徳の、天眼を放ち、女人の頭に猪の油を塗れるを視て、呵嘖せし縁 第二十九
・行基大徳、子を携ふる女人の過去の怨を視て、淵に投げしめ、異しき表を示しし縁 第三十
・塔を建てむとして願を発しし時に、生める女子の舎利を捲りて産れし縁 第三十一
・寺の息利の酒をおきのり用ゐて、償はずして死に、牛と作りて役はれ、債を償ひし縁 第三十二
・女人の悪鬼に点されて食らはれし縁 第三十三
・孤の嬢女の、観音の銅像を憑り敬ひしときに、奇しき表を示して、現報を得し縁 第三十四
・法師を打ちて、以て現に悪しき病を得て死にし縁 第三十五
・観音の木像の神力を示しし縁 第三十六
・観音の木像の火難に焼けずして、威神の力を示しし縁 第三十七
・慳貪に因りて大きなる蛇と成りし縁 第三十八
・薬師仏の木像の、水に流れ沙に埋れて、霊しき表を示しし縁 第三十九
・悪事を好む者の、以に現に利鋭に誅られ、悪死の報を得し縁 第四十
・女人大きなる蛇に婚せられ、薬の力に頼りて、命を全くすること得し縁 第四十一
・極めて窮れる女の、千手観音の像を憑み敬ひて、福分を願ひ、以て大富を得し縁 第四十二

■下巻(扉)
目録
日本国現報善悪霊異記 巻下
・序 諾楽の右京の薬師寺の沙門景戒録す
・法花経を憶持せし者の舌、曝りたる髑髏の中に著きて朽ちずありし縁 第一
・生物の命を殺して怨を結び、狐と狗とに作りて互に相報いし縁 第二
・沙門の十一面観世音の像に憑り願ひて、現報を得し縁 第三
・沙門の方広大乗を誦持して海にしづみて溺れざりし縁 第四
・妙見菩薩の変化して異形を示し、盗人を顕しし縁 第五
・禅師の食はむとする魚の化して法花経と作りて、俗の誹を覆しし縁 第六
・観音の木像の助を被りて、王難を脱れし縁 第七
・弥勒菩薩の願ふ所に応じて奇形を示したまひし縁 第八
・閻羅王の奇しき表を示し、人に勧めて善を修せしめし縁 第九
・如法に写し奉りし法華経の火に焼けざりし縁 第十
・二つの目盲ひたる女人の、薬師仏の木像に帰敬して、以て現に眼を明くこと得し縁 第十一
・二つの目盲ひたる男の、敬みて千手観音の日摩尼手を称へて、以て現に眼を明くこと得し縁 第十二
・法花経を写さむとして願を建てし人の、断えて暗き穴に内り、願力に頼りて、命を全くすること得し縁 第十三
・千手の咒を憶持する者を拍ちて、以て現に悪死の報を得し縁 第十四
・沙弥の乞食するを撃ちて、以て現に悪死の報を得し縁 第十五
・女人、濫シク嫁ぎて、子を乳に飢ゑしめしが故に、現報を得し縁 第十六
・未だ作り畢へぬ捻せふの像の呻ふ音を生じて、奇しき表を示しし縁 第十七
・法花経を写し奉る経師の、邪婬を為して、以て現に悪死の報を得し縁 第十八
・産み生せる肉団の作れる女子の善を修し人を化せし縁 第十九
・法花経を写し奉る女人の過失を誹りて、以て現に口ゆ斜みし縁 第二十
・沙門の、一つの目眼盲ひ、金剛般若経を読ましめて、眼を明くこと得し縁 第二十一
・重き斤もて人の物を取り、又法花経を写して、以て現に善悪の報を得し縁 第二十二
・寺の物を用ゐ、復大般若を写さむとして、願を建て、以て現に善悪の報を得し縁 第二十三
・修行の人を妨ぐるに依りて、猴の身を得し縁 第二十四
・大海に漂流して、敬みて尺迦仏のみ名を称へ、命を全くすること得し縁 第二十五
・非理を強ヒて以て債ヲ徴り、多の倍を取りて、現に悪死の報を得し縁 第二十六
・髑髏の目の穴の笋を掲キ脱チテ、以て祈ひて霊しき表を示しし縁 第二十七
・弥勒の丈六の仏像の、其の頸を蟻に嚼まれて、奇異しき表を示しし縁 第二十八
・村童の戯れに木の仏像を剋み、愚なる夫斫き破りて、以て現に悪死の報を得し縁 第二十九
・沙門の功を積みて仏像を作り、命終の時に臨みて、異しき表を示しし縁 第三十
・女人の石を産生みて、之を以て神とし斎きし縁 第三十一
・網を用ゐて漁せし夫の、海中の難に値ひ、妙見菩薩を憑み願ひて、命を全くすること得し縁 第三十二
・賤しき沙弥の乞食するを刑なひ罰ちて、以て現に頓に悪死の報を得し縁 第三十三
・怨病忽に身に嬰り、之に因りて戒を受け善を行ひて以て現に病を愈すこと得し縁 第三十四
・官の勢を仮りて、非理に政を為し、悪報を得し縁 第三十五
・塔の階を減じ、寺の幢を仆して、悪報を得し縁 第三十六
・因果を顧みずして悪を作し、罪報を受けし縁 第三十七
・災と善との表相先づ現れて、而る後に其の災と善との答を被りし縁 第三十八
・智と行と並に具はれる禅師の重ねて人身を得て、国皇のみ子と生れし縁 第三十九

訓釈
校訂付記
解説
一 はじめに
二 景戒とその時代
三 『霊異記』の文学性
四 内容解説
五 編纂意識
六 『霊異記』の後世への影響
七 『霊異記』の諸伝本
八 『霊異記』の古訓法
付録(扉)
日本霊異記年表
日本霊異記地図
日本霊異記関係説話表
主要参考文献
奥付
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1. にほんりゃういき【日本霊異記】
全文全訳古語辞典
[書名]我が国最古の仏教説話集。『日本国現報善悪霊異記』の略で、『霊異記・』とも。弘仁年間(八一〇~八二四)に成立。僧景戒編。奈良時代を主とする説話百十余編を集 ...
2. 日本霊異記
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3. 日本霊異記
世界大百科事典
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18. あしだぐん【葦田郡】
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21. あすかでら【飛鳥寺】奈良県:高市郡/明日香村/飛鳥村
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22. あすかべぐん【安宿郡】大阪府:河内国
日本歴史地名大系
渡来系氏族とみるべきだろう。以下当郡関係の氏族を列挙すると、次のようである。鋤田連・上村主。「日本霊異記」中巻第七話に「釈智光は、河内の国の人、其の安宿の郡鋤田 ...
23. あつみぐん【厚見郡】
国史大辞典
にあたる地域。明治の郡区編制では各務・方県・本巣・安八・羽栗の諸郡に接していた。淳見郡(『日本霊異記』)と書かれたこともある。建郡の時期および事情は不詳であるが ...
24. あとべごう【跡部郷】長野県:信濃国/小県郡
日本歴史地名大系
このような事情が跡部郷をこの地域一帯にあてる根拠となっているが、それを裏付けるものとして「日本霊異記」宝亀四年(七七三)四月のこととして記されている「信濃国小県 ...
25. あなの-おとぎみ【穴弟公】
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日本霊異記」にみえる豪族。備後(びんご)(広島県)葦田(あしだ)郡の人。宝亀(ほうき)8年叔父の穴秋丸と深津の市に買い出しにいき,金品をうばわれ,秋丸に殺され ...
26. あひるぐん【畔蒜郡】
国史大辞典
西北流して東京湾に入る。その流域の木更津市真里谷(まりやつ)付近から南部一帯が郡域と思われる。『日本霊異記』に「上総国畔蒜郡」の人禅師広達がみえ、『正倉院丹裹古 ...
27. あびるぐん【畔蒜郡】千葉県:上総国
日本歴史地名大系
に十禅師の一人と称された奈良元興寺の広達(俗姓下毛野朝臣)は武射郡か畔蒜郡の人と伝える(「日本霊異記」中巻二六)。現袖ケ浦市の永吉台遺跡群のうち遠寺原遺跡は八― ...
28. あまぐん【海部郡】和歌山県:紀伊国
日本歴史地名大系
岡(「続日本紀」神亀元年一〇月一二日条)、岸村(同書天平神護元年一〇月二五日条)、椒村(「日本霊異記」中巻第一話)などがあり、木本郷は現和歌山市木ノ本、岡は現和 ...
29. あまつかいの-みのめ【海使〓女】
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?−? 奈良時代の女性。「日本霊異記(りょういき)」によれば,平城左京で9人の子をかかえて困窮していた。穴穂(あなほ)寺の千手観音にいのったところ,天平宝字(て ...
30. あめのいわとわけやくらひめじんじゃ【天石門別八倉比売神社】徳島県:徳島市/旧名西郡地区/矢野村
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31. アラビアン・ナイト 2 1ページ
東洋文庫
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混用する。なお「在田」の由来については、「続風土記」は、「古事記」中巻に「木之荒田郎女」、「日本霊異記」下巻に「安諦郡之荒田村」があり「荒田・在田其称近き時は在 ...
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日本歴史地名大系
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35. あわじこくぶんじあと【淡路国分寺跡】兵庫県:三原郡/三原町/国分村
日本歴史地名大系
建立の進行を急がせる詔が発せられており(続日本紀)、淡路国分寺もこれ以後の成立であろう。「日本霊異記」下巻二五話には、宝亀六年(七七五)に紀伊国の住人が嵐に流さ ...
36. あわじのくに【淡路国】画像
国史大辞典
られ、平城宮址出土の付札の中にも三原郡阿麻郷の戸主が塩三斗を貢進したものがみられる。また『日本霊異記』にも同国南西田野浦の塩焼きを業とする人の話が載せられている ...
37. あわむら【粟村】和歌山県:和歌山市/河北地区
日本歴史地名大系
東村は土橋とも称し、雑賀一揆における中心人物の一人土橋平次の本拠地として知られる。村名は「日本霊異記」下巻に「紀伊国名草郡内楠見粟村」とみえる。下って嘉元四年( ...
38. 雷丘
世界大百科事典
奈良県高市郡明日香村大字雷の東に所在する標高105mの小山。《日本霊異記》上巻巻頭の説話に,小子部栖軽(ちいさこべのすがる)という人物が,雄略朝に,〈雷岡〉で雷 ...
39. いかずちのおか【雷丘】奈良県:高市郡/明日香村/雷村
日本歴史地名大系
[現]明日香村大字雷 「日本霊異記」に豊浦寺と飯岡との間に鳴雷落ちて在り。栖軽見て即ち神司を呼び、輿籠に入れて大宮に持ち向かひ、天皇に奏して言さく「雷神を請け奉 ...
40. いかるがでら【斑鳩寺】
国史大辞典
播磨国揖保郡佐勢の地五十万代を施入、法隆寺領とした。施入年代・田積については『日本書紀』『日本霊異記』などに異説があるが、天平十九年(七四七)の『法隆寺伽藍縁起 ...
41. いかるがでら【斑鳩寺】 : 斑鳩寺/(一)
国史大辞典
播磨国揖保郡佐勢の地五十万代を施入、法隆寺領とした。施入年代・田積については『日本書紀』『日本霊異記』などに異説があるが、天平十九年(七四七)の『法隆寺伽藍縁起 ...
42. いけだごう【池田郷】大阪府:和泉国/和泉郡
日本歴史地名大系
氏寺として建立された池田寺の後身であることが、最近の調査で明らかになった。槙尾山施福寺は「日本霊異記」中巻に血渟山寺・珍努山寺として、興味深い伝承を残す寺であろ ...
43. いけのべのひだ【池辺氷田】
国史大辞典
この樟木を天皇に献じたので、二躯の仏像が造られた。吉野寺の放光の像がこれであると記すが、『日本霊異記』上にも、ほぼ同じ内容の説話を載せ、池辺氷田がこの楠で阿弥陀 ...
44. 池辺氷田
世界大百科事典
楠を取って天皇に献じ,天皇は画師にこの木で吉野寺の放光仏2体を彫造させたとあって,これを《日本霊異記》では氷田に菩薩像3体を造らせたとし,また《日本書紀》敏達1 ...
45. いご【囲碁】
国史大辞典
よくするものが出たことが推測される。聖武天皇が愛用したといわれる日本最古の碁盤が正倉院北倉に現存し、『日本霊異記』『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』などにも ...
46. いしかわぐん【石川郡】
国史大辞典
の式内社があるが、このうち建水分(たけみくまり)神社は『三代実録』にしばしばみえる。また『日本霊異記』によると、八多寺という寺院のあったことが知られる。平安時代 ...
47. いしかわぐん【石川郡】 : 石川郡/(二)
国史大辞典
の式内社があるが、このうち建水分(たけみくまり)神社は『三代実録』にしばしばみえる。また『日本霊異記』によると、八多寺という寺院のあったことが知られる。平安時代 ...
48. 石鎚山画像
日本大百科全書
を形成し、約100メートルの垂直に近い柱状節理をなしている。石鎚山は『万葉集』に登場し、『日本霊異記(にほんりょういき)』などにその名が記され、古くから山岳信仰 ...
49. 石鎚山
世界大百科事典
て古くから知られてきた。石鎚山信仰は各種の性格を内包しているが,大きな特色としては(1)《日本霊異記》《文徳実録》にでてくる寂仙(灼然),上仙をはじめ,石仙,常 ...
50. いしづちさん【石鎚山】愛媛県:総論
日本歴史地名大系
南の東ノ川からの登山道があるが、また石鎚山を経て瓶ヶ森・笹ヶ峰への縦走路もある。石鎚山は「日本霊異記」に「石槌山」と記される。「古事記」上巻に「国を生み竟へて、 ...
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日本霊異記(新編 日本古典文学全集)
日本国現報善悪霊異記 上巻 序 諾楽の右京の薬師寺の沙門景戒録す。そもそも、仏教や儒教が、わが国に伝わり、広くひろまるに至った時期を尋ねてみると、およそ二度あった。二度とも百済の国から海を越えて渡って来たのである。大和の軽島の豊明の宮に天下をお治めになられた応神天皇の
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和漢朗詠集(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
平安時代、貴族の間に口ずさまれた漢詩文の佳句、および和歌の詞華選集(アンソロジー)。藤原公任の撰として疑われない。二巻。成立年は不明であるが、藤原道長三女でのちに後一条天皇皇后となった女御威子の入内屏風に、倭絵(やまとえ)・唐絵(からえ)とともに配されていたものと
栄花物語(栄華物語)(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
平安時代後期の歴史物語。四十巻(異本系三十巻)。『栄華物語』とも書く。『大鏡』とともに『世継』『世継物語』などとも呼ばれたため、時に両書は混同されたこともある。前三十巻の正編と、後十巻の続編の二部に大別され、まず正編が書かれた後、続編が別人によって書き継がれたもので
浜松中納言物語(日本大百科全書・世界大百科事典)
平安後期成立の物語。現存5巻であるが、首部に1、2巻の欠巻がある。藤原定家筆、御物本『更級日記』奥書に「常陸守菅原孝標(すがはらのたかすゑ)の娘の日記也。(中略)夜半の寝覚、御津の浜松、みづから悔ゆる、朝倉などは、この日記の人の作られたるとぞ」と、『御津の浜松』
更級日記(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
仮名日記文学。菅原孝標女の著。一巻。康平二年(一〇五九)ごろ成立。父の任国上総に伴われた作者が、ひそかに胸に抱いた『源氏物語』への憧憬の気持ちを日記の冒頭に記し、まず寛仁四年(一〇二〇)、十三歳の九月、上総介の任果てて上京する孝標一行の東海道旅の記を綴る。三ヵ月の旅は
夜の寝覚(夜半の寝覚)(日本大百科全書・世界大百科事典)
平安後期の物語。『夜半の寝覚』とも、単に『寝覚』ともよばれる。現在の伝本は五巻または三巻であるが、その中間部分と終末部分とに大きい欠巻部分がある。原形態は、現存本の2倍から3倍の量があったと推定されるが、厳密には不明である。作者については、藤原定家が『浜松中納言物語』
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