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  11. 都久夫須麻神社
改訂新版・世界大百科事典
都久夫須麻神社
つくぶすまじんじゃ

琵琶湖に浮かぶ竹生島に鎮座。祭神は浅井姫命。延喜式内社であるが創立は詳らかでなく,中世以来弁才天を本地仏としてまつってきた。現在の本殿(弁天堂。国宝)は,1558年(永禄1)の火災後67年に再建されたものを,1602年(慶長7)に豊臣秀頼が片桐且元を奉行として改築したものである。方3間の入母屋造の住宅風の建物を母屋(もや)とし,この周囲に庇(ひさし)をめぐらしており,外観は2層にみえる。内部の柱や長押(なげし)は金具を飾り,黒漆塗として金蒔絵で草花を描き,天井は折上格天井(おりあげごうてんじよう)とし,天井板,壁,襖は金箔地に極彩色の草花を描き,華麗な室内をつくっている。正面の桟唐戸(さんからど)の桟にも金具を打ち,一面に草花の彫刻で埋め飾って,桃山風の手法を十分に発揮している。一方,周囲の庇の細部には,室町時代の手法をみせている。この神社に隣接する宝厳寺には桃山時代の観音堂(重要文化財),唐門(国宝)があり,このうち唐門は1602年豊国廟(豊国神社)から移築した向(むかい)唐門で,木柄が太く大虹梁の上に大きな蟇股(かえるまた)をおき,その両側や虹梁の下に花鳥の彫刻をはめ,桟唐戸や小脇羽目(こわきばめ)には牡丹唐草風の彫刻を埋め,豪華な桃山時代の特徴をいかんなく表している。都久夫須麻神社本殿母屋部分は,伏見城の建物の寄進と伝えられるが,宝厳寺唐門と同様に豊国廟の遺構の可能性もある。
→竹生島
[宮沢 智士]

[索引語]
宝厳寺
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興福寺(国史大辞典)
奈良市登大路町にある法相宗大本山。南都七大寺の一つ。寺伝では「こうぶくじ」という。縁起によると、天智天皇八年(六六九)藤原鎌足の死去に際し、妻の鏡女王が鎌足の念持仏の釈迦丈六像などを祀る伽藍をその山階(山科)邸に設けたのに始まり(山階寺)、その子不比等によって藤原京の厩坂に移遷(厩坂寺)
東大寺(国史大辞典)
奈良市雑司町にある華厳宗の総本山。大華厳寺・金光明四天王護国寺・総国分寺などの別称がある。南都七大寺・十三大寺・十五大寺の一つ。東大寺の寺号は平城京の東方にある大寺を意味し、『正倉院文書』の天平二十年(七四八)五月の「東大寺写経所解案」に初見するが
法隆寺(日本大百科全書(ニッポニカ))
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龍潭寺(日本歴史地名大系)
[現]引佐町井伊谷。県道引佐―舘山寺(かんざんじ)線の西側の小丘陵上に位置する。臨済宗妙心寺派。山号は万松山、本尊は行基作と伝える虚空蔵菩薩。元文六年(一七四一)に気賀(けが)関所(現細江町)に差出した御要害村寺院縁寿録(山本家文書)によると、天平五年(七三三)に行基が地蔵寺を開創、のち自浄(じじよう)院と改号した
渭伊神社(日本歴史地名大系)
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飛鳥寺(改訂新版・世界大百科事典)
奈良県高市郡明日香村にある真言宗豊山派の寺。法興寺,本元興寺ともいう。蘇我馬子が創立した日本最初の本格的な寺院で,百済から招いた工人らが参画して,596年(推古4)ほぼ造営を終え,606年には仏師鞍作止利が作った本尊の丈六釈迦如来像が安置されている。古都飛鳥の地に〈大寺〉と
東寺(日本大百科全書(ニッポニカ))
京都市南区九条町にある寺。東寺真言宗の総本山。正しくは金光明四天王教王護国寺秘密伝法院(略して教王護国寺)という。本尊は薬師如来(にょらい)。794年(延暦13)の平安遷都に伴い、王城鎮護のために羅城門の左右に2か寺が建立され、それぞれ東寺(左寺、左大寺とも)、西寺
慈恩寺(国史大辞典)
山形県寒河江市大字慈恩寺に所在。山号瑞宝山。三院十六坊より成り、現在は慈恩宗の名で一宗をなす(もと天台真言両宗慈恩寺派。昭和四十七年(一九七二)一月改称)。開基年代は未詳であるが、おそくとも平安時代に創立の古刹。元来は法相宗であったらしく、摂関家領寒河江荘の鎮守と
出羽三山神社(日本大百科全書(ニッポニカ))
山形県中央部に横たわる羽黒山、月山、湯殿山に鎮座する出羽神社、月山神社、湯殿山神社の総称。推古天皇の御代に崇峻天皇の皇子蜂子皇子によって開かれたと伝える。中世以降、修験道の一大霊場として栄えた。夏季以外の登拝が困難なため、3社の祭祀は羽黒山上の三神合祭殿(鶴岡市羽黒町手向)
香取神宮(国史大辞典)
千葉県佐原市香取に鎮座。旧官幣大社。下総国の一宮。祭神は経津主神。古代の地形では東国の東端、大河の河口に近く、湖と入江が多く、しかも大洋に臨む地にあって、鹿島とならんで大和朝廷が早くから深い関係を持った神社である。カトリの名義は、『日本書紀』神代天孫降臨章第二の一書に
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1. ちくぶしまじんじゃ【都久夫須麻神社】
国史大辞典
びわ町早崎)に鎮座。旧県社。祭神は市杵島姫命・宇賀魂命・浅井姫命。『延喜式』神名帳には「都久夫須麻神社」とあり、『竹生島縁起』には「都布夫須麻」、『三代実録』に ...
2. 都久夫須麻神社画像
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滋賀県長浜(ながはま)市竹生(ちくぶ)島に鎮座。市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、宇賀御魂命(うかのみたまのみこと)、浅井姫命(あさいひめのみこと)を祀(ま ...
3. 都久夫須麻神社[百科マルチメディア]画像
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本殿(国宝)。滋賀県長浜市 〓長浜観光協会 ...
4. 都久夫須麻神社
世界大百科事典
目(こわきばめ)には牡丹唐草風の彫刻を埋め,豪華な桃山時代の特徴をいかんなく表している。都久夫須麻神社本殿母屋部分は,伏見城の建物の寄進と伝えられるが,宝厳寺唐 ...
5. つくぶすま‐じんじゃ【都久夫須麻神社】地図
デジタル大辞泉
滋賀県長浜市にある神社。祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・宇賀御魂命(うかのみたまのみこと)・浅井姫命。本殿は国宝。日本三弁天の一つとされる。竹生島( ...
6. つくぶすま‐じんじゃ【都久夫須麻神社】
日本国語大辞典
滋賀県東浅井郡びわ町にある神社。旧県社。上古の創立で、竹生島を造成したという伝説をもつ浅井姫命ほか二柱をまつる。中世、仏教と習合し本地仏弁財天、千手観音をまつる ...
7. つくぶすまじんじゃ【都久夫須麻神社】滋賀県:東浅井郡/びわ町/早崎村
日本歴史地名大系
命。境内社に天忍穂耳神社・厳島江島神社・大己貴神社がある。「延喜式」神名帳記載の浅井郡「都久夫須麻神社」に比定される。社伝によれば、雄略天皇三年、浅井姫命を祀る ...
8. 都久夫須麻(つくぶすま)神社
デジタル大辞泉プラス
滋賀県長浜市、琵琶湖北部に浮かぶ竹生(ちくぶ)島に位置する神社。創祀は420年。祭神は市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)、宇賀福神(うがふくじん)、浅井比売 ...
9. 安土桃山時代美術画像
世界大百科事典
期ともいうべき重要な時期である。この時期の建築の遺品は少ないが竹生島にある宝厳寺の唐門と都久夫須麻神社本殿は,1599年(慶長4)造営の豊国廟の一部遺構と推定さ ...
10. 漆工芸画像
世界大百科事典
式を好み,黒漆地の大画面に映える蒔絵が室内装飾に大胆に用いられた。安土城はのこらないが,都久夫須麻神社本殿(滋賀)や高台寺霊屋(京都)に往時をしのぶことができる ...
11. かのうみつのぶ【狩野光信】
国史大辞典
も取り入れて表現、独自の桃山障屏画様式を完成させた。園城寺勧学院「花木図」(慶長五年)、都久夫須麻神社「花木図」、高台寺「浜松図」などがその障壁画遺品と推定され ...
12. 義経記 394ページ
日本古典文学全集
上中下に分けていったもの。琵琶湖の北部の湖中にある島。高さ一二〇、周囲二の小島で、弁才天を祀る都久夫須麻神社と宝巌寺がある。厳島・江の島とともに三弁天の一つに数 ...
13. 広益俗説弁 57ページ
東洋文庫
数巻あり。考へ見るべし〕。○近江国竹生島の神は、宇加御魂稲女なり。『延喜式』に、近江国 浅井郡都久夫須麻神社、と見えたり。『神社啓蒙』云、竹生島社宇賀御魂神在二 ...
14. 狭衣物語 305ページ
日本古典文学全集
同じ心に思せ」など語ら  底本「見たまはじ」。他本により改める。琵琶湖の北方に浮ぶ小島。都久夫須麻神社、弁天堂、観音堂、法華三昧堂などがある。修行僧の参籠が盛ん ...
15. 十訓抄 393ページ
日本古典文学全集
任大臣の大饗になぞらえた俊頼との応答もなかなかユニーク。→三一〇ページ注八。琵琶湖北部にある島。都久夫須麻神社がある。美しい風景に心が清らに澄んで。あらゆる世界 ...
16. 太平記 361ページ
日本古典文学全集
という話が『江談抄』巻四、『十訓抄』巻十ほかにある。琵琶湖の北、滋賀県東浅井郡びわ町に属する周囲二の島。都久夫須麻神社・宝厳寺(行基の開基、本地仏弁才天を安置) ...
17. 竹生島
世界大百科事典
宝5)千手観音をまつった。平安時代には延暦寺の僧が多数来島し,山門系の聖地となった。また都久夫須麻神社の神宮寺として,その本地仏の弁天をまつった。1558年(永 ...
18. ちくぶ‐しま【竹生島】画像地図
デジタル大辞泉
〓滋賀県北部、琵琶湖にある島。面積0.14平方キロメートル。竹・杉・松などで覆われ、名勝地。宝厳(ほうごん)寺・都久夫須麻( ...
19. ちくぶしま【竹生島】
国史大辞典
行政上は滋賀県東浅井郡びわ町早崎に所属する。国指定の名勝・史跡。島内には竹生島明神として知られる都久夫須麻神社と、竹生島観音として喧伝される宝厳寺があり、民家は ...
20. ちくぶしま【竹生島】滋賀県:東浅井郡/びわ町/早崎村
日本歴史地名大系
石段下部の右手に西国三十三所観音霊場第三〇番札所の観音堂があり、観音堂は東方に延びた渡廊下によって式内社都久夫須麻神社の本殿と結ばれている。また小島にもかつて社 ...
21. ちくぶしまじんじゃ【竹生島神社】
国史大辞典
都久夫須麻神社(ちくぶしまじんじゃ)  ...
22. 竹生島縁起
日本大百科全書
滋賀県長浜市の都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)・宝厳寺(ほうごんじ)の縁起。智福嶋縁起とも表記する。護国寺本『諸寺縁起集』に、931年(承平1)成立と伝える ...
23. 東海道名所記 2 129ページ
東洋文庫
湖の北端近くにある島。東浅井郡びわ町早崎竹生島。周囲八町。四周は切り立った岩 壁。ここに宝厳寺と都久夫須麻神社とがある。以下の文章は『本朝神社考』竹生島の章の内 ...
24. はやざきうら【早崎浦】滋賀県:東浅井郡/びわ町/早崎村
日本歴史地名大系
開発に伴う水位低下に対応して旧港の南二〇〇メートルの地に建設された。現在は竹生島宝厳寺・都久夫須麻神社・びわ町・びわ郵便局関係船舶の停泊港となっている。 ...
25. ひがしあざいぐん【東浅井郡】滋賀県
日本歴史地名大系
。「延喜式」神名帳には同所に比定される塩津神社を含め一四座一三社が載るが、竹生島に鎮座の都久夫須麻神社は前出の浅井姫を祭神としている。平安時代中期に東郡・西郡に ...
26. ひがしあつじむら【東阿閉村】滋賀県:伊香郡/高月町
日本歴史地名大系
天正九年(一五八一)五月の阿閉貞征父子連署寄進状(竹生島文書)によれば、同氏領の「北脇下野内」を都久夫須麻神社(現東浅井郡びわ町)に寄進している。ところが翌一〇 ...
27. びわちょう【びわ町】滋賀県:東浅井郡
日本歴史地名大系
南部は同郡川道郷(以上同書)に属したと考えられ、地内には条里数詞地名の遺称が多く残る。竹生島の都久夫須麻神社をはじめ川道神社・麻蘇田神社など式内社に比定される神 ...
28. ふしみじょうあと【伏見城跡】京都市:伏見区/堀内村地図
日本歴史地名大系
分散していった。城郭内部の構造や装飾については、詳細が明らかでないが、伏見城遺構と伝える都久夫須麻神社本殿(現滋賀県東浅井郡びわ町)、高台寺(現東山区)の傘亭と ...
29. 平家物語 23ページ
日本古典文学全集
見ずはいなや帰らじ」といッて、徒らに舟のうちにて老い、天水茫々として求むる事をえざりけ  で名高い都久夫須麻神社がある。なるほど、そんなことがある(聞いたことが ...
30. 平家物語 24ページ
日本古典文学全集
座って月の出を待つからいう。「居」は座る意。なお、十七夜を立待、十九夜を臥待あるいは寝待という。都久夫須麻神社に奉納されていた琵琶。琵琶の秘曲の名。→八二ページ ...
31. 宝厳寺画像
日本大百科全書
すべて宝厳寺に付属させた。現存する建造物のうち、唐門(からもん)(国宝)と観音堂(国重要文化財)は都久夫須麻神社の本殿(国宝)とともに伏見(ふしみ)桃山城の遺構 ...
32. ほうごんじ【宝厳寺】
国史大辞典
享徳三年(一四五四)再び堂塔坊舎の全部を焼失し、さらに永禄元年(一五五八)三たびの災を受け、同十年都久夫須麻神社本殿(国宝)だけが再建されたが、本格的な再建は慶 ...
33. ほうごんじ【宝厳寺】 : 宝厳寺/(一)
国史大辞典
享徳三年(一四五四)再び堂塔坊舎の全部を焼失し、さらに永禄元年(一五五八)三たびの災を受け、同十年都久夫須麻神社本殿(国宝)だけが再建されたが、本格的な再建は慶 ...
34. ほうごんじ【宝厳寺】滋賀県:東浅井郡/びわ町/早崎村
日本歴史地名大系
京都東山の豊国廟の唐門(極楽門)を移建したと考えられており、桃山様式の唐門の代表的遺構といえる。観音堂と都久夫須麻神社をつなぐ舟底天井の渡廊は国指定重要文化財。 ...
35. やおとみ‐じんじゃ[やほとみ‥]【八百富神社】
日本国語大辞典
旧県社。祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。養和元年(一一八一)藤原俊成が竹生島弁天(都久夫須麻神社)を勧請。安産・開運・雨乞いの神として知られる。日本 ...
「都久夫須麻神社」の情報だけではなく、「都久夫須麻神社」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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