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語物

ジャパンナレッジで閲覧できる『語物』の日本国語大辞典・日本大百科全書のサンプルページ

日本国語大辞典

かたり‐もの 【語物

解説・用例

〔名〕

筋のある物語を節をつけて語る芸能。平曲、幸若、説経節、祭文(さいもん)、浄瑠璃、薩摩琵琶、筑前琵琶、浪花節など。その詞章をもいう。〓謡物(うたいもの)。

*人情本・軒並娘八丈〔1824〕三・一一套「好物な俺(わし)が語物(カタリモノ)でさへ、〈略〉大汗を掻いたことぢゃ」

*門三味線〔1895〕〈斎藤緑雨〉一一「ねえ浜様語(カタ)り物(モノ)は何にしましょ」

*吾輩は猫である〔1905~06〕〈夏目漱石〉二「今日の語り物は何だと聞いたら、細君が〈略〉鰻谷だと云ふのさ」

発音

〓[0]〓[0]




日本大百科全書(ニッポニカ)

語物
かたりもの

日本音楽の用語。声楽曲の様式分類語として用いられる。「謡物(歌物) (うたいもの)」とともに対概念をなす。「語物」にあっては歌詞の内容を伝えることに重点が置かれ、音楽的旋律美よりも詞章の言語抑揚が優先される。したがって歌詞の1字当りの音価は小さいのが普通で、長く引き伸ばされたり細かい旋律的修飾を伴ったりすることはまれである。このような様式は叙情性よりも叙事性に富み、運びの速いリズムで事件を叙述するのに適している。日本音楽のなかで「語物」的要素の多い種目に、平曲 (へいきょく)、謡曲、説経節 (せっきょうぶし)、筑前琵琶 (ちくぜんびわ)、薩摩 (さつま)琵琶、浪曲、および義太夫 (ぎだゆう)節・一中 (いっちゅう)節・河東 (かとう)節・宮薗 (みやぞの)節・常磐津 (ときわず)節・富本 (とみもと)節・清元 (きよもと)節・新内 (しんない)節といった各種浄瑠璃 (じょうるり)などがあり、これらを一括して「語物」ということがある。しかし浄瑠璃の曲中、クドキとかサワリとかいわれる部分は様式的にはむしろ「うたい」物であり、また河東節・清元節・新内節などは全体として謡物に近い性格があるので、日本の声楽曲を種目単位で「謡物」「語物」に二分するのは無理がある。なお、謡曲を除き、語物を演ずることを「語る」といい、普通「うたう」とはいわない。

[田邊史郎]

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