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  10. 大忌祭
改訂新版 世界大百科事典・国史大辞典

改訂新版・世界大百科事典
大忌祭
おおいみのまつり

律令時代の宮廷の四時祭(しじさい)の一つで,大和国広瀬神社(奈良県北葛城郡河合町)でおこなわれた神事。広瀬大忌祭ともいう。神祇令の規定では,竜田大社の風神祭と並んで4月,7月の4日に小祀として営まれた。675年(天武4)4月に風神を竜田に,大忌神を広瀬の河曲にまつったのが起源で,以後平安時代末まで毎年おこなわれたことが,六国史や《西宮記》《北山抄》などにみえる。奈良盆地を流れる飛鳥川,初瀬川など諸河川の合流点の河合地に農業用水の神として広瀬大忌神(若宇加能売(わかうかのめ)命をはじめとする広瀬神社祭神の総称)を田植の前と刈入れの前と2度まつったもので,竜田風神祭とともに稲作儀礼を掌握する国家的祭祀として重視された。天武天皇の創設にかかるものであろう。祭使として竜田と広瀬の2社に王臣五位以上各1人と六位以下の神祇官人各1人を派遣した。祭りの祝詞は《延喜式》巻八に所収。現在は広瀬神社だけの行事として復活し,8月21日におこなわれている。
[椎瀬 多賀雄]

[索引語]
広瀬神社 広瀬大忌祭 風神祭

国史大辞典
大忌祭
おおいみのまつり
広瀬大忌祭(『延喜式』祝詞)とも呼ばれ、奈良県北葛城郡河合町にある式内名神大社広瀬神社の八月二十一日(もと四月と七月の四日)の祭儀。祭神は若宇加能売(わかうかのめ)命で、さらに櫛玉命・穂雷命を配祀し、広瀬大忌神・広瀬河合神とも総称する。「わかうかのめ」が若い穀霊女神を意味することは疑いないが、『日本書紀』の「稚産霊(わくむすび)」や「倉稲魂(うかのみたま)」、『古事記』の「豊宇気〓(とようけひめ)とも差異があり、『丹後国風土記』の「豊宇賀能売(とようかのめ)」に最も近似すると考える。『日本書紀』天武天皇四年(六七五)四月条の風神を竜田の立野に、大忌神を広瀬の河曲に祭らせたという初見記事をはじめ、広瀬社・竜田社(奈良県生駒郡三郷町立野)両社の祭儀は同日に行う慣例であった。神祇令には孟夏(四月)・孟秋(七月)に大忌祭・風神祭を定め、これに対する『令義解』の注に「広瀬竜田二祭也、欲〓〓山谷水変成〓甘水〓、浸〓潤苗稼〓、得〓其全〓稔、故有〓此祭〓也」(大忌祭)、「亦広瀬竜田二祭也、欲〓〓〓風不〓吹、稼穡滋登〓、故有〓此祭〓」(風神祭)と記すから、豊饒と風水を祈る農祭であった。『延喜式』四時祭上の四月祭には「大忌祭一座(広瀬社、七月准〓此)」「風神祭二座(竜田社、七月准〓此)」と料物を分けて記し、両社とも王臣の五位已上各一人、神祇官六位以下官人各一人を差遣し、七月も准ずるとある。同祝詞にも農耕水利と五穀祈願の内容が多く、「広瀬竜田祭」の名で古代王朝の重要農耕祭祀として励行され、六国史をはじめ『西宮記』『北山抄』『簾中抄』などにもしばしばみられる。
(山上 伊豆母)
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1. おおいみ‐の‐まつり[おほいみ‥]【大忌祭】
日本国語大辞典
大和生駒郡の龍田神社の風神祭とともに、四月四日と七月四日の二回行なわれた。*令義解〔718〕神祇・孟夏条「大忌祭〈謂。広瀬・龍田二祭也。欲〓令 ...
2. 大忌祭
日本大百科全書
両社並び称され、五穀豊穣の守護神として信仰された。『令義解(りょうのぎげ)』巻2「神祇(じんぎ)令」に「大忌祭、謂広瀬竜田二祭也、欲令山谷水変‐成甘水、浸潤苗稼 ...
3. 大忌祭
世界大百科事典
律令時代の宮廷の四時祭(しじさい)の一つで,大和国広瀬神社(奈良県北葛城郡河合町)でおこなわれた神事。広瀬大忌祭ともいう。神祇令の規定では,竜田大社の風神祭と並 ...
4. おおいみのまつり【大忌祭】
国史大辞典
広瀬大忌祭(『延喜式』祝詞)とも呼ばれ、奈良県北葛城郡河合町にある式内名神大社広瀬神社の八月二十一日(もと四月と七月の四日)の祭儀。祭神は若宇加能売(わかうか ...
5. ひろせ‐おおいみのまつり[‥おほいみのまつり]【広瀬大忌祭】
日本国語大辞典
願って行なわれる。龍田神社の龍田風神祭(たつたかぜのかみまつり)と並び称される。大忌祭。広瀬の祭。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭「広瀬大忌祭 広瀬の川合に称 ...
6. 廣瀨大忌祭(ひろせおおいみのまつり)
古事類苑
神祇部 洋巻 第4巻 179ページ ...
7. 廣瀨大忌祭祝詞 (見出し語:祝詞)
古事類苑
神祇部 洋巻 第4巻 179ページ ...
8. あしき 風(かぜ)
日本国語大辞典
悪い風。はげしく吹き、害を与える風。暴風。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(出雲板訓)「天下の公民(おほむたから)の取り作れる奥つ御歳を、悪風(アシキかぜ)荒 ...
9. あまてらすおおみかみ【天照大神】
国史大辞典
風雨雷電のごときも農耕に関係深いものとして宗教的儀礼の対象となったといってよい。かくて風雨も広瀬大忌祭と竜田風神祭のごとき、いずれも農耕の儀礼となっている。また ...
10. あらき 水(みず)
日本国語大辞典
洪水、豪雨など、物に害をなす水。大水。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(享保板訓)「かく奉らば、皇神等(たち)の敷き坐す山々の口より、さくなだりに下(くだ)し ...
11. あら‐しね【荒稲】
日本国語大辞典
和稲(にきしね)。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(出雲板訓)「〓の腹満て双べて和 ...
12. いつつ の 色(いろ)
日本国語大辞典
*日本書紀〔720〕皇極二年正月(北野本訓)「五色(イツつノいろ)の大きなる雲」*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(九条家本訓)「御服は明妙・照妙・和妙・荒妙・ ...
13. うまき 水(みず)
日本国語大辞典
よい水。物を生長させるよい水。あまきみず。*令義解〔833〕神祇・孟夏条「大忌祭〈謂。広瀬龍田二祭也。欲〓令 ...
14. おおみ‐たから【大御宝】
デジタル大辞泉
天皇の民。国民。 「天の下の―の取り作れる奥つ御歳を」〈祝詞・広瀬大忌祭〉 ...
15. おき‐たらわ・す[‥たらはす]【置足】
日本国語大辞典
〔他サ四〕(「たらわす」は、満ち足りるようにする意)品物をいっぱいに置く。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(享保板訓)「青海原(あをみのはら)に住む物は、鰭( ...
16. かずらきのあがた【〓城県】
国史大辞典
、祈年祭・六月月次祭に、他の五県とともに名がみえ、県の甘菜・辛菜を天皇の御膳に献じ、また広瀬大忌祭・竜田風神祭にこの県の刀禰が参集するという。同神名帳に葛木御県 ...
17. かわ‐い[かはひ]【川合】
日本国語大辞典
〔名〕「かわあい(川合)(1)」に同じ。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(出雲板訓)「広瀬の川合(カハヒ)に称辞竟へ奉る皇神の御名を白さく」 ...
18. け の 荒物(あらもの・あらきもの)
日本国語大辞典
(けノアラモノ)、毛の柔(にこもの)、亦口より出づ」*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭「山に住む物は、毛の和き物・毛能荒支物(けノあらキ ...
19. け の 柔物(にこもの・にこきもの)
日本国語大辞典
(あらもの)、毛柔(けノニコモノ)、亦口より出づ」*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(九条家本訓)「山に住む物は、毛能和岐物(けノニコ ...
20. さくなだり
日本国語大辞典
〔名〕語義未詳。水などが勢いよく落ち下るさまを表わす語か。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭「皇神等の敷き坐す山々の口より、狭久那多利(さクナダリ)に下したまふ ...
21. しじさい【四時祭】
国史大辞典
の三種からなっている。『養老令』では、祈年祭(二月)、鎮花祭(三月)、神衣祭(四月・九月)、三枝祭(四月)、大忌祭(四月・七月)、風神祭(同)、月次祭(六月・十 ...
22. しん‐じゅん【浸潤】
日本国語大辞典
〔名〕(1)液体が少しずつしみ込んでぬれること。ぬれうるおうこと。*貴嶺問答〔1185〜90頃〕二月一日「大忌祭者、広瀬龍田二祭也。令〓山谷水変成 ...
23. じんぎりょう【神〓令】
国史大辞典
定める。常祀の祈年祭(二月)・鎮花祭(三月、大神・狭井社)・神衣祭(四月・九月、伊勢神宮)・大忌祭(四月・七月、広瀬社)・三枝祭(四月、率川社)・風神祭(四月・ ...
24. 増訂 日本神話伝説の研究 2 414ページ
東洋文庫
……。御年の皇神の  前に白き馬・白き猪・白き鶏、種々の色物を備へまつりて、……」と見え、『広瀬大忌祭の祝詞』には「毛の荒もの毛の和もの」と見えるが、牛のことは ...
25. 増訂 日本神話伝説の研究 2 3ページ
東洋文庫
=ロス(アモール)  延喜式』  出雲国造神賀詞   大祓詞   龍田風神祭  祈年祭祝詞    祝詞  広瀬大忌祭   鎮火祭祝詞    =ソド族     お ...
26. 太平記 159ページ
日本古典文学全集
鎮火の祭。神祇官荒世・和世の御贖を奏す。東西の文部、祓の刀を献る。七月には、朔日の告朔。広瀬・立田の祭に向ふべき五位の定め。女官の補任帳。七夕乞巧奠。文殊会。盂 ...
27. たつた【竜田】
国史大辞典
『日本書紀』)ことに始まる風神祭(竜田祭)で著名である。風神祭は広瀬神社(北葛城郡河合町)の大忌祭とともに古代の国家的祭事として四月・七月に行われ、神祇令(じん ...
28. たつた‐かぜのかみまつり【龍田風神祭】
日本国語大辞典
〔名〕風害を免れて豊作になるよう祈願する祭。奈良県生駒郡三郷町の龍田神社で、広瀬神社の大忌祭(おおいみのまつり)とともに国家的な大祭として後世に伝えられ、四月と ...
29. 龍田大社
日本大百科全書
崇神(すじん)天皇朝に神教によって創祀(そうし)されたと伝え、天武(てんむ)天皇朝以後は毎年4月と7月に広瀬大忌祭(おおいみさい)(現北葛城(きたかつらぎ)郡河 ...
30. 竜田大社
世界大百科事典
伯連広足を遣わして風神をこの地にまつったのが風神祭(かぜのかみまつり)の始まりで,広瀬神社の大忌祭(おおいみのまつり)とともに国家的な大祭として後世に伝えられた ...
31. たつたのまつり【竜田祭】
国史大辞典
を使にあて、卜部・神部が従い、国司次官以上一人が専当して事を行うとしている。竜田風神祭は広瀬大忌祭とともに六国史や平安時代の日記などにもしばしば記されているが、 ...
32. 竜田祭
世界大百科事典
荒水にあわぬよう祈っている。この祭りの初見は,広瀬神社(現,奈良県北葛城郡河合町)で行われる大忌祭(おおいみのまつり)とともに《日本書紀》天武4年(675)4月 ...
33. たらわ・す[たらはす]【足】
日本国語大辞典
帰り来む大夫建男(ますらたけを)に御酒たてまつる〈多治比鷹主〉」*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(九条家本訓)「奥つ藻菜(もは)・辺つ藻菜に至るまで、置き足( ...
34. ちから【庸・税・稲】
日本国語大辞典
群臣より始めて諸の百姓に及るまでに、将に庸(チカラ)調(て)を賜はむ」*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(九条家本訓)「初穂(はつほ)をば汁にも穎にも千(ち)稲 ...
35. つかさ‐びと【官人】
日本国語大辞典
〔名〕(1)官職にある人。朝廷につかえている役人。官吏。役人。つかさ。かんにん。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(九条家本訓)「主等・臣等・百(ももち)の官人 ...
36. とね【刀禰】
日本国語大辞典
里の有力者。その土地の長(おさ)。行政機構の末端にもなっていた。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭「倭の国の六つの御県の刀禰、男女に至るまで」*大鏡〔12C前〕 ...
37. とね【刀〓
国史大辞典
」と説かれている(『吏部王記』)。しかし、大和の広瀬神社の大忌祭祝詞に「倭国の六御県の刀禰」とみえるものから、戦国時代の山城国狛野荘の刀禰延命寺氏に至るまで、 ...
38. とよ‐さかのぼり【豊栄登り】
デジタル大辞泉
朝日が美しく輝いてのぼること。また、その時刻。 「朝日の―にたたへごと竟(を)へまつらくを」〈祝詞・広瀬大忌祭〉 ...
39. にき‐しね【和稲】
日本国語大辞典
荒稲(あらしね)。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(出雲板訓)「〓の腹満て双べて、 ...
40. にこ・し【和し/柔し】
デジタル大辞泉
[形ク]やわらかい。荒々しくない。穏やかである。 「毛の―・き物、毛の荒き物」〈祝詞・広瀬大忌祭〉 ...
41. にこ・し【和・柔】
日本国語大辞典
〔形ク〕あらあらしくない。やわらかい。穏やかである。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(九条家本訓)「山に住む物は、毛の和(ニコ)き物・毛の荒き物」*色葉字類抄 ...
42. にほんこてんぶんがくたいけい【日本古典文学大系】
国史大辞典
者に大きな便益を与えている。 1古事記・祝詞 古事記(太安麻呂) 祝詞 祈年祭・春日祭・広瀬大忌祭・竜田風神祭・平野祭・久度古関・六月月次・大殿祭・御門祭・六月 ...
43. にほんぶんがくたいけい【日本文学大系】
国史大辞典
雲風土記・播磨国風土記・肥前国風土記・豊後国風土記)・祝詞附寿詞(総序・祈年祭・春日祭・広瀬大忌祭・竜田風神祭・平野祭・久度古開・六月月次・大殿祭・御門祭・六月 ...
44. 年中行事画像
世界大百科事典
さい),11月の相嘗祭(あいなめのまつり)と鎮魂祭(ちんこんさい),風水害よけの4月と7月の大忌祭(おおいみのまつり)と風神祭,祓の6月と12月の月次祭(つきな ...
45. はつ‐お[‥ほ]【初穂・早穂・最花】
日本国語大辞典
穀物などの農作物。また、神仏へ奉納する金銭、米穀など。おはつお。*延喜式〔927〕祝詞・広瀬大忌祭(九条家本訓)「初穂(ハツホ)は汁にも穎にも、千稲・八千稲に引 ...
46. ひ‐さお[‥さを]【干小魚】
日本国語大辞典
〔名〕小魚を干したもの。小魚の干物(ひもの)。*延喜式〔927〕一・神祇・四時祭「四月祭大忌祭一座〈略〉比佐魚一斗五升」*和訓栞〔1777〜1862〕「ひさを〈 ...
47. 広瀬神社
日本大百科全書
風神祭(たつたふうじんさい)(現生駒(いこま)郡三郷(さんごう)町の龍田大社)と同じく、広瀬大忌祭(おおいみさい)を斎行することが慣例となり、「神祇令(じんぎり ...
48. 広瀬神社
世界大百科事典
らを遣わして大忌(おおいみ)神を広瀬の河曲(かわわ)にまつらせたと《日本書紀》にあるのが広瀬大忌祭のはじめというが,竜田大社の風神祭(竜田祭)とともに律令国家の ...
49. ひろせじんじゃ【広瀬神社】
国史大辞典
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50. ひろせじんじゃ【広瀬神社】奈良県:北葛城郡/河合町/川合村
日本歴史地名大系
朝廷の宗祀として官社の取扱であったことを意味する。神祇令には孟夏に大忌神・風神を祀るとあり、大忌祭は山谷の水を変じて甘水となし、苗稼を潤してよい稲を得るための祭 ...
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