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男体山

ジャパンナレッジで閲覧できる『男体山』の日本歴史地名大系のサンプルページ

男体山
なんたいさん

日光火山群中の単独峰で、標高二四八四・四メートルの円錐状成層火山。南面に中禅寺ちゆうぜんじ湖が広がる。山頂部の旧火口は直径約四〇〇メートル、火口壁北部は欠落しているため馬蹄形をしている。山腹各所に薙とよばれる山崩れの跡がみられ、南東部におお薙、南西部に薙、北部に御真仏ごしんぶつ薙、南部に明治三五年(一九〇二)崩落の観音かんのん薙などがある。

古くから補陀洛ふだらく山・二荒山・黒髪くろかみ山ともよばれた二荒山神社の神体山で、南麓湖畔には中宮祠、山頂には奥宮が祀られている。山頂の遺跡の出土品などから、奈良時代末期には信仰されていたとみられ、弘仁五年(八一四)空海が撰文した沙門勝道歴山水瑩玄珠碑并序(性霊集)には「補陀洛山」とあり、勝道が神護景雲元年(七六七)から度度登頂を試み、ついに天応二年(七八二)に山頂を極めたと記される。「堂社建立記」によれば、二荒山の名は山の北東方の「羅刹崛」とよばれる岩穴から年に二度暴風が吹出すことによるとし、空海がこの岩穴を結界し、日光山と改めたとする。また男体山の号は祭神大己貴命の居所であることから、黒髪山はその山容が女の髪を洗い乱したようにみえることにちなむとある。黒髪山は「五代集歌枕」「八雲御抄」に歌枕としてあげられ、「続古今集」に人丸の「むばたまのくろかみやまをあさこえてこのしたつゆにぬれにけるかな」、「散木奇歌集」に「むば玉のくろかみ山に雪ふればなも埋もるゝものにぞ有りける」などの歌がある。文明一八年(一四八六)中禅寺湖まで登った聖護院道興は「黒髪山のふもとを過侍るとて」と記し(廻国雑記)、宗長の「東路の津登」も日光へ向かう折、「わかえみんくろ髪山の秋の霜」と吟じている。元禄二年(一六八九)四月、日光山に詣でた芭蕉は「黒髪山は霞かゝりて、雪いまだ白し」と記し、曾良の「剃捨てて黒髪山に衣更」の句を書留めている(おくのほそ道)。男体の晴雪は日光八景の一。

古来峰修行の中心行場で、補陀洛夏峰・惣禅頂で登拝する。また男体禅頂もしくは山禅頂とよばれた当山のみに登拝する修行もあり、近世には毎年七月一日から七日まで、中禅寺上人の先達で日光山の修験者のほか、講中の者が禅頂行法を行った。このための禅頂小屋が山麓に多数設けられていた。講は下野から常陸に分布し、各町村の講中からは代参が送られた。禅頂に際し行人は七月一日から五日頃までに中禅寺(中宮祠)に登り、六日まで参籠、湖水で水垢離を取り、七日中禅寺上人たちの引率で登頂した(旧記)。天保一五年(一八四四)の行人は四千五八三名と記録される(「御納戸日記」高野忠治文書)

明治四年の神仏分離以後全山二荒山神社の境内地となり、同五年女人禁制が解かれた。登山道は中宮祠の登拝門から直登する経路、北側志津しづ小屋から登る経路、西側三本松さんぼんまつ戦場せんじようヶ原からの経路がある。明治一〇年E・S・モースは中宮祠から当山に「径は恐ろしく急で、継続的で、休もうと思っても平坦な山脊も高原もない」と苦労して登り、頂上まで一〇〇フィートの所は「その一方の側は、千フィートをも越える垂直な面で、古い噴火口の縁である」などと記している(日本その日その日)。同二〇年八月一九日には山頂で北白川宮なども加わって皆既日食の観測が行われ、写真も撮影された。

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男体山の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 190
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検索コンテンツ
1. 男体山
日本大百科全書
山腹の薙に櫛(くし)の歯のように砂防堰堤(えんてい)が築造され、むしろ痛々しい感を与えている。中禅寺湖は男体山溶岩が大谷(だいや)川をせき止めた結果生成した湖で ...
2. 男体山[百科マルチメディア]
日本大百科全書
中禅寺(ちゅうぜんじ)湖(写真手前)とともに日光国立公園の中核をなす山。古くから山岳信仰の聖地として崇められてきた。山頂には二荒山(ふたらさん)神社奥宮が鎮座す ...
3. 男体山
世界大百科事典
下野(しもつけ)の修験僧勝道上人(737-817)は初めて男体山頂をきわめ,782年(延暦1)日光山を開いたと伝える。以来,日光山の主峰である男体山は補陀落(ふ ...
4. なんたい‐さん【男体山】地図
デジタル大辞泉
栃木県北西部、日光市にある火山。標高2486メートル。山麓に中禅寺湖がある。古くからの山岳霊場。二荒山(ふたらさん)。黒髪山。国神山(くにかみさん)。  ...
5. なんたい‐さん【男体山】
日本国語大辞典
栃木県日光市にある円錐状成層火山。日光火山群の主峰で、山頂に二荒山(ふたらさん)神社の奥宮があり修験道の山として知られる。西側の麓に戦場ケ原、南側の麓に中禅寺湖 ...
6. なんたいさん【男体山】茨城県:久慈郡/大子町
日本歴史地名大系
和解が成り、明治以降は男体山神社として両村合同で祭祀したが、昭和二七年(一九五二)からは男体神社として頃藤側で管理している。加藤寛斎は「常陸国北郡里程間数之記」 ...
7. なんたいさん【男体山】栃木県:日光市
日本歴史地名大系
穴から年に二度暴風が吹出すことによるとし、空海がこの岩穴を結界し、日光山と改めたとする。また男体山の号は祭神大己貴命の居所であることから、黒髪山はその山容が女の ...
8. 男體山(なんたいさん)
古事類苑
地部 洋巻 第3巻 828ページ ...
9. 男體山
古事類苑
神祇部 洋巻 第4巻 862ページ ...
10. 男体山頂遺跡
日本大百科全書
栃木県日光市中宮祠(ちゅうぐうし)男体山頂にある仏教信仰遺跡。782年(延暦1)勝道上人(しょうどうしょうにん)によって登拝の道が開かれたと伝えられる日光連山の ...
11. なんたいさんちょういせき【男体山頂遺跡】
国史大辞典
栃木県日光市男体山(二荒山)の山頂にある。男体山は、山麓の二荒山神社の神体山として、古くから信仰の対象とされ、標高二四八四メートルの円錐形をなす高峻な霊山であ ...
12. なんたいさんちょういせき【男体山頂遺跡】栃木県:日光市/日光山内/中宮祠
日本歴史地名大系
[現]日光市中宮祠 男体山頂にある奈良時代から近世に至る祭祀遺跡。明治一〇年(一八七七)男体山に登ったアメリカ人の動物学者E・S・モースは、古銭・槍の穂先などが ...
13. あかなぎさん【赤薙山】栃木県:日光市
日本歴史地名大系
標高二〇一〇・三メートル。東はキスゲ平を経て霧降高原。女峰山と一体を形成する成層火山で、古くはこの二山をもって男体山に対して女体山と考えられていた。中腹以上には ...
14. あしおむら【足尾村】栃木県:上都賀郡/足尾町
日本歴史地名大系
地蔵坂から細尾峠(標高一一九二・九メートル)を経て細尾村(現日光市)に至る道がある(日光・足尾街道)。男体山で修行しようとして当地まできた巫子が腹痛を起こして世 ...
15. 東路のつと(中世日記紀行集) 492ページ
日本古典文学全集
参考「煙かと室の八島を見しほどにやがても空の霞みぬるかな」(千載・春上 源俊頼)。栃木県北西部、日光山地の主峰男体山(別称、二荒山)、標高二四八四。山岳信仰の霊 ...
16. い‐よう[ヰ‥]【威容・偉容】
日本国語大辞典
〉二七「渠(かれ)は峻酷なる法官の威容(ヰヨウ)をもて」*血を吐く〔1925〕〈葛西善蔵〉「男体山太郎山の偉容、沼に影を浸す紅葉」*百鬼園随筆〔1933〕〈内田 ...
17. いろは坂
日本大百科全書
消を目的に、1965年第二いろは坂が完成した。とくに第一いろは坂は大谷(だいや)川の峡谷から男体山(なんたいさん)東斜面を通り華厳滝(けごんのたき)の左岸を通り ...
18. いろはざか【いろは坂】栃木県:日光市
日本歴史地名大系
た。第一いろは坂の旧道は古くから中禅寺道とよばれ、急坂をよじ登る道で、日光開山以来、中禅寺や男体山(二荒山)への登拝路として用いられた。坂の登り口になる深沢橋近 ...
19. えにちじ【恵日寺】福島県:耶麻郡/磐梯町/本寺村
日本歴史地名大系
奈良時代における雑密(古密)の仏具の特色をよく表し、類例には奈良東大寺正倉院蔵のものと栃木県日光男体山で出土したものがあるのみである。裏面に永正八年(一五一一) ...
20. 榎本弥左衛門覚書 近世初期商人の記録 344ページ
東洋文庫
徳川家光の霊廟大猷院が設けられた霊場。 三 佐野 現栃木県佐野市。 四 合戦 赤城山はムカデ、日光男体山は大蛇で、領地争いからの神戦があり、その戦場が戦場  ...
21. 老神[温泉]
世界大百科事典
川湯に瘡(かさ)老神〉と称され,性病に特効があるといわれた。赤城山神が日光男体山神との戦いに敗れて逃げ帰った時,男体山神がここまで追ってきたという伝説があり,追 ...
22. 老神温泉
日本大百科全書
動力によって崖(がけ)上の旅館へ引き湯している。泉質は硫黄泉。赤城(あかぎ)の神が二荒(ふたら)の神と男体山麓(なんたいさんろく)の戦場ヶ原で戦って傷つき、この ...
23. おおまなごさん【大真名子山】栃木県:日光市
日本歴史地名大系
男体山の北東にあり、日光火山群のうち表日光連山の一。山容は円錐形で標高二三七五・四メートル。山名は大きな愛児の意味で男体山と女峰山の神の間に生れた子供という。「 ...
24. おく‐にっこう【奥日光】地図
デジタル大辞泉
日光国立公園のうち、華厳滝(けごんのたき)より西の地域。中禅寺湖・男体山(なんたいさん)・戦場ヶ原などがある。湯ノ湖から戦場ヶ原、小田代原(おだしろがはら)にか ...
25. おく‐にっこう[‥ニックヮウ]【奥日光】
日本国語大辞典
日光国立公園のうち、華厳滝の西部の山岳、高原地域。男体山・白根山、中禅寺湖・湯ノ湖、戦場ヶ原・小田代原、中禅寺温泉・湯元温泉などがある。 ...
26. おだ-ごろう【小田五郎】
日本人名大辞典
387)父が小山若犬丸を擁して鎌倉公方足利氏満にそむいたとき,ともに常陸(ひたち)(茨城県)男体山(難台山)城にこもる。父が降伏したあとも上杉朝宗とたたかうが, ...
27. おだたかとも【小田孝朝】
国史大辞典
うかがうことができる。はたして嘉慶元年(一三八七)孝朝は、父小山義政を足利氏満に討たれた小山若犬丸を援けて男体山に籠り、氏満に叛した。氏満は上杉朝宗にこれを攻撃 ...
28. おだ-たかとも【小田孝朝】
日本人名大辞典
先鋒(せんぽう)をつとめる。嘉慶(かきょう)元=元中4年氏満にそむいて義政の子若犬丸をたすけ男体山(難台山)城にこもるが,翌年降伏した。書や和歌にたくみで,小田 ...
29. おのこやま【小野子山】群馬県:北群馬郡/小野上村
日本歴史地名大系
中ノ岳などの峰が東西に連なり、三峰の頂上部はカルデラ地形を呈する。東隣の子持山を女体山とするのに対し当山は男体山に擬せられ、山域一帯に十二山神の石宮が散在する。 ...
30. おやまわかいぬまる【小山若犬丸】
国史大辞典
犬懸(上杉)朝宗らをして小田城を攻めさせた(七月十九日)。若犬丸は、小田五郎らとともに常陸宍戸の男体山城に走った。「此城高山にて力攻に難 ...
31. 柏太刀
デジタル大辞泉プラス
南北朝時代につくられた日本刀。無銘。日光二荒山神社の所蔵する大太刀。国の重要文化財に指定。号は、5月5日の男体山の端午禅頂の日に同社に奉納されたことにちなむ。  ...
32. かなさごうむら【金砂郷村】茨城県:久慈郡
日本歴史地名大系
南北一九キロの細長い村。久慈山地の南端部が山田川を挟んで東の東金砂山地と西の男体山地を形成、丘陵状をなして並ぶ。北部では男体山地内の緩斜面、浅川の河岸段丘や谷底 ...
33. 加波山事件 民権派激挙の記録 173ページ
東洋文庫
面、その実はしばらく酒に隠れおる「後藤館」の主人岩本新吉氏なり。 鯉沼氏その実を告げ、問うに男体山の参詣者、近来多少如何をもってす。岩本氏は近日すこぶる多き ...
34. かみつがぐん【上都賀郡】栃木県
日本歴史地名大系
さらに足尾町の庚申山などには、日光開山の祖勝道が修行・開山したと伝える遺跡・伝説が残る。勝道が男体山の麓の高地に至るまでの経路は、下野薬師寺(現河内郡南河内町) ...
35. かんとう‐ロームそう[クヮントウ‥]【関東─層】
日本国語大辞典
m )関東地方の台地、丘陵をおおう赤褐色土層。洪積世〜沖積世初めごろ富士、浅間、赤城、榛名、男体山などの火山灰が堆積してできたもの。*河明り〔1939〕〈岡本か ...
36. きあじさい【木紫陽花】[方言]
日本方言大辞典
植物たまあじさい(球紫陽花)。 日光男体山※063常野採薬記(小野蘭山)1801 ...
37. き‐あじさい[‥あぢさゐ]【木紫陽花】
日本国語大辞典
〔名〕植物「たまあじさい(球紫陽花)」の異名。《きあじさい》日光男体山†063  ...
38. 紀行・日記編(松尾芭蕉集) 79ページ
日本古典文学全集
自筆本「あなたふと」、曾良本「あらたうと」に改める。季語は「若葉」で夏四月。→全発句四八〇。→補説。男体山。山名の「黒」に対する白いものを詠み合せるのが慣例であ ...
39. 北ノ富士
デジタル大辞泉プラス
栃木県日光市にある男体山(二荒山・黒髪山)の別称。「日光富士」「下野富士」とも。 2015年05月 ...
40. くさぼたん【草牡丹】[方言]
日本方言大辞典
。 長野県佐久485佐久の植物方言(佐藤邦雄)1950(5)ぼたんそう(牡丹草)。 下野日光男体山※063常野採薬記(小野蘭山)1801(6)ひめのぼたん(姫野 ...
41. くさ‐ぼたん【草牡丹】
日本国語大辞典
花笠菊)。《くさぼたん》長野県佐久485 (4)ぼたんそう(牡丹草)。《くさぼたん》下野日光男体山†063 (5)ひめのぼたん(姫野牡丹)。《くさのぼたん》和歌 ...
42. くじぐん【久慈郡】茨城県
日本歴史地名大系
列の多賀山地と西列の久慈山地とに分れる。久慈山地はさらに山田川の谷で東列の東金砂山地と西列の男体山地に分れる。久慈川の西、栃木県境には八溝山地の八溝山塊・鷲子山 ...
43. 久慈(くじ)富士
デジタル大辞泉プラス
茨城県常陸太田市、久慈郡大子町にまたがる男体山の別称。「頃富士」とも。標高654メートル。 2015年05月 ...
44. くもとりやま【雲取山】埼玉県:秩父郡/大滝村地図
日本歴史地名大系
北東はコメツガ、シラビソなどの深い原生林で覆われ、西は草原状になっている。また山頂からは、富士山・筑波山・男体山・浅間山や、房総の海も眺望することができ、登山者 ...
45. くもとりやま【雲取山】東京都:西多摩郡/奥多摩町地図
日本歴史地名大系
という。現在秩父多摩甲斐国立公園に属するが、山頂からは三六〇度の展望が開け、富士山はもちろん男体山・浅間山や房総の海も眺望でき、四季を通じて登山者が多い。大滝村 ...
46. くもとりやま【雲取山】山梨県:北都留郡
日本歴史地名大系
シラビソなどの深い原生林で覆われ、西は草原状になっている。山頂からは富士山・大菩薩嶺・国師ヶ岳・筑波山・男体山・浅間山や房総の海も眺望することができ、登山者も多 ...
47. くろかみ‐やま【黒髪山】地図
デジタル大辞泉
〓栃木県日光市にある男体(なんたい)山の別称とも、奈良市北端の佐保山に続く丘陵地などともいう。[歌枕]  ...
48. くろかみ‐やま【黒髪山】
日本国語大辞典
」の「ぬばたまの玄髪山(くろかみやま)を朝越えて山下露に濡れにけるかも〈古集〉」については、男体山のこと、あるいは奈良市北方の山々、岡山県新見市にある山などの諸 ...
49. けごん‐の‐たき【華厳滝】
日本国語大辞典
栃木県日光市中宮祠にある滝。中禅寺湖の湖水が大尻川となり、男体山から流出した溶岩の壁を落下して大谷(だいや)川となる。高さ九七メートル。滝つぼは水深約五メートル ...
50. 華厳滝
世界大百科事典
栃木県西部,日光市にある滝。中禅寺湖から発した大尻(おおじり)川(大谷(だいや)川源流部)が男体山から噴出した溶岩にかかって,高さ約97m,幅約7mの滝となって ...
「男体山」の情報だけではなく、「男体山」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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