NHK大河ドラマ「光る君へ」特集
ジャパンナレッジは約1700冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 社会
  6. >
  7. 祭・祭事・イベント
  8. >
  9. >
  10. 鎮魂祭

鎮魂祭

ジャパンナレッジで閲覧できる『鎮魂祭』の国史大辞典のサンプルページ

鎮魂祭
ちんこんさい
古代宮廷祭祀の一つ。鎮魂の和訓は「みたまふり」または「みたましずめ」。その意義については諸説あるが、一般に天皇の魂を体内に安鎮せしめ、健康を祈る呪法と考えられている。『日本書紀』の天武紀が初見であるが、神祇令にも規定され、律令時代には十一月下の寅(または中の寅)の日、すなわち新嘗祭の前日夕刻から宮内省正庁において、神祇官八神殿(はっしんでん)の神々と大直日神(おおなおびのかみ)の神座を設けて執行する。この神事には、御巫(みかんなぎ)・猿女(さるめ)ら神祇官の巫女たちが参加して、彼女らによって神饌の炊飯や神楽舞などが行われるところに特色がある。同日夕刻、神座の前に天皇の御衣の箱を安置し、御巫・猿女らが神楽舞をし、次に御巫が宇気槽(うけふね)を伏せた上に立ち、琴の音に合わせて桙(ほこ)で槽を撞く。一撞きごとに神祇伯が木綿(ゆう)の糸を結ぶ所作を十回くり返す。同時に女蔵人が御衣の箱を開いて振り動かす行為もあった。神祇伯の結んだ御玉緒の糸は、斎瓮(いわいべ)に収めて神祇官斎院の斎戸(いわいど)の神殿(祝部殿・斎部殿)に収められ、毎年十二月にそこで祭りがあった。斎戸殿の鎮祭に関しての祝詞は、『延喜式』八に「鎮〓御魂斎戸〓祭」として収載されている。また、鎮魂祭の神楽歌は『年中行事秘抄』などに載せられている。『旧事本紀』には、鎮魂祭の起源を、神武天皇の時に物部氏の祖宇麻志麻治命が十種の神宝を用いて行なった時にありとしている。またこの神事の御巫らの行う宇気槽撞きや神楽舞との共通要素が見られるところから、天岩戸神話における天宇受売命の舞は『古語拾遺』以来鎮魂祭の祭儀神話と見られている。ただし、天岩戸神話全体については鎮魂祭の反映とみるべきでないという、有力な説がある。平安時代末期以降は廃絶した宮内省の跡地に幄舎を張り、内侍らの牛車を並べて行われた(『江家次第』『薩戒記』など)。その様子は『年中行事絵巻』模本残欠の「宮内省鎮魂祭」図にみられる。図の右手牛車の前に御衣を捧じた内侍が立つ。この祭は戦国時代に中断、近世には白川伯家邸において再興したのち、変遷があって、明治二十二年(一八八九)以後は宮中の綾綺殿において十一月二十二日に行われている。→斎戸祭(いわいどのまつり)
[参考文献]
伴信友『鎮魂伝』(『伴信友全集』二)、川出清彦『祭祀概説』、松前健「鎮魂祭の原形と形成」(『古代伝承と宮廷祭祀』所収)、肥後和男「鎮魂の儀について」(千家尊宣先生還暦記念神道論文集編纂委員会編『(千家尊宣先生還暦記念)神道論文集』所収)、八束清貫「鎮魂祭について」(『神道学』一二・一四・一六)、川出清彦「鎮魂祭古儀考」(『神道史研究』二七ノ二)、谷省吾「鎮御魂斎戸祭に関する一考察」(同二八ノ一)
(岡田 精司)
上記は、日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書サービス「ジャパンナレッジ」のサンプル記事です。

ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。


鎮魂祭の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 183
※検索結果は本ページの作成時点のものであり、実際の検索結果とは異なる場合があります
検索コンテンツ
1. 鎭魂祭(たましずめのまつり)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 497ページ ...
2. ちこ‐の‐まつり【鎮魂祭】
日本国語大辞典
〔連語〕(「ちこ」は「ちんこん」の撥音「ん」の無表記)「ちんこんさい(鎮魂祭)」に同じ。*弁内侍日記〔1278頃〕寛元四年一一月二三日「その夜はちこのまつりの使 ...
3. 鎮魂祭
日本大百科全書
鎮魂祭(たましずめのまつり)」「鎮魂祭(たまふりのまつり)」ともいう。大嘗祭(だいじょうさい)・新嘗祭(にいなめさい)の前日にあたる11月下の寅日(または中の ...
4. 鎮魂祭
世界大百科事典
を振りおこして活動させようとする作用を〈たまふり〉という。宮中においては天皇・中宮(皇后)の鎮魂祭が行われ,祭日は大嘗祭・新嘗祭の前日。起源は《旧事紀》によると ...
5. ちんこん‐さい【鎮魂祭】
デジタル大辞泉
1 「たましずめのまつり」に同じ。 2 神葬で、死者の魂をしずめる祭祀。  ...
6. ちんこん‐さい【鎮魂祭】
日本国語大辞典
鎮魂祭〓」*小野宮年中行事〔1029頃〕一一月「中寅日鎮魂祭事。〈中宮鎮魂同日行 ...
7. ちんこんさい【鎮魂祭】
国史大辞典
祭」として収載されている。また、鎮魂祭の神楽歌は『年中行事秘抄』などに載せられている。『旧事本紀』には、鎮魂祭の起源を、神武天皇の時に物部氏の祖宇麻志麻治命が十 ...
8. 鎭魂祭(ちんこんさい)【篇】
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 497ページ ...
9. たましずめ‐の‐まつり【鎮魂の祭(り)】
デジタル大辞泉
〓肉体から遊離しようとする魂や、遊離した魂を肉体に落ち着かせるための儀式。  ...
10. 鎭魂祭 (見出し語:魂)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 497ページ ...
11. たましずめのまつり【鎮魂祭】
国史大辞典
⇒ちんこんさい  ...
12. 輕服中行鎭魂祭 (見出し語:鎭魂祭【篇】)
古事類苑
禮式部 洋巻 第2巻 858ページ ...
13. 鎭魂祭齋服 (見出し語:鎭魂祭【篇】)
古事類苑
服飾部 洋巻 第1巻 135ページ ...
14. 鎭魂祭祀大宮女神 (見出し語:大宮女神)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 500ページ ...
15. 鎭魂祭祭神魂神 (見出し語:神皇産靈神)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 500ページ ...
16. 鎭魂祭祭辭代主神 (見出し語:事代主神)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 500ページ ...
17. 鎭魂祭祭高御魂神 (見出し語:高皇産靈神)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 500ページ ...
18. 鎭魂祭時祭直日神 (見出し語:直日神)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 500ページ ...
19. 鎭魂祭【篇】 (見出し語:祭)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 497ページ ...
20. 東宮鎭魂祭(とうぐうちんこんさい)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 527ページ ...
21. 院鎭魂祭 (見出し語:院)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 530ページ ...
22. 於宮内省鎭魂祭 (見出し語:宮内省【篇】)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 510ページ ...
23. 皇后鎭魂祭 (見出し語:皇后【篇】)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 525ページ ...
24. 皇太后鎭魂祭 (見出し語:皇太后【併入】)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 526ページ ...
25. 依觸穢鎭魂祭 (見出し語:觸穢【篇】)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 512ページ ...
26. 於神祇官鎭魂祭 (見出し語:神祇官【篇】)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 511ページ ...
27. 太皇太后鎭魂祭 (見出し語:太皇太后【併入】)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 526ページ ...
28. 中宮鎭魂祭 (見出し語:中宮)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 525ページ ...
29. 依諒闇鎭魂祭 (見出し語:諒闇)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 513ページ ...
30. あきまつり【秋祭】
国史大辞典
れたとして、農作の始めと終りを画する春秋の祭と解する説と、折口信夫のように、収穫祭、十二月の鎮魂祭、正月の祈年祭をもとは、一年の半分の聖なる季節の連続した祭とみ ...
31. あそびべ【遊部】
国史大辞典
負い戈を持ち、一人が刀を負い酒食を捧げた。前者を禰義、後者を余比と称する。禰義は、宮中における鎮魂祭の御巫(みかんなぎ)や天岩戸神話における天鈿女(あめのうずめ ...
32. 天照大神
世界大百科事典
の乱暴を怒って天の岩屋戸にこもると世は暗闇となり,出てくると光があふれた。この話には宮廷儀礼鎮魂祭の投射がある。この祭りは冬至のころの太陽と天子の魂の賦活を重ね ...
33. あまてらすおおかみ【天照大神】
日本架空伝承人名事典
怒って天の岩屋戸(あまのいわやど)にこもると世は暗闇となり、出てくると光があふれた。この話には宮廷儀礼鎮魂祭の投射がある。この祭りは冬至のころの太陽と天子の魂の ...
34. 天の岩屋戸
世界大百科事典
,これを日食神話と見るのは俗解で,むしろその下地にあるのは大嘗祭(だいじようさい)につらなる鎮魂祭とするのが正しい。登場する諸神も宮廷祭祀に関係の深い諸氏族の祖 ...
35. 天鈿女命
日本大百科全書
演じるのだが、これは、この神を祖神とする猿女君(さるめのきみ)のつかさどった鎮魂祭と関係がある。前者は、この鎮魂祭を基盤にし、衰弱した太陽神に、性の生成力によっ ...
36. 天鈿女命
世界大百科事典
霊界におもむかせ,そこで得てきた霊力をもって病める肉体や魂の治癒をはかる。天の岩屋戸の神話には,宮廷儀礼鎮魂祭が投射しているが,これは冬至のころの太陽の活力と君 ...
37. あめのうずめのみこと【天鈿女命】
国史大辞典
える。天岩戸神話は十一月中寅の日に行われる鎮魂祭を背景とするといわれる。『古語拾遺』に「鎮魂之儀者天鈿女命之遺跡」とあり、天皇の生命力を強める鎮魂祭が、皇祖神の ...
38. あめのうずめのみこと【天鈿女命】
日本架空伝承人名事典
霊界におもむかせ、そこで得てきた霊力をもって病める肉体や魂の治癒をはかる。天の岩屋戸の神話には、宮廷儀礼鎮魂祭が投射しているが、これは冬至のころの太陽の活力と君 ...
39. 天児屋命
日本大百科全書
引き出すために、神々が神事を行った際、祝詞(のりと)を奏している(『古事記』)。しかし、天岩戸神話の基盤に鎮魂祭があるとすれば、本来この神事をつかさどっていたの ...
40. 天太玉命
日本大百科全書
御幣(みてぐら)(神への供物)を捧(ささ)げている(『古事記』)。しかしながら、天岩戸神話の基盤に鎮魂祭があるとすれば、本来この神事をつかさどっていたのは猿女君 ...
41. あら‐ばこ【荒筥】
日本国語大辞典
具で、目のあらい箱形の篩(ふるい)。後世の千石通しの類。*延喜式〔927〕二・神祇・四時祭「鎮魂祭〈略〉大直神一座〈略〉右其日、御巫於 ...
42. 生魂
世界大百科事典
神などとともに,神祇官の八神殿奉斎神としてまつられ,天皇の魂を鎮め,あるいは活力の促進を祈る鎮魂祭にあずかる神々の一神であった。大井 鋼悦 生産日 生産霊 ムス ...
43. 生魂神
日本大百科全書
多くの魂神が誕生したのであろう。宮中では御巫(みかむなぎ)が奉仕する八神のなかに入り、また天皇や中宮のための鎮魂祭(たましずめのまつり)の祭神ともなっている(延 ...
44. 石上神宮
日本大百科全書
祈年(としごい)、月次(つきなみ)、相嘗(あいなめ)、新嘗(にいなめ)の祭にあずかった。平安末期には、鎮魂祭のために白河天皇が宮中の神嘉殿(しんかでん)を寄進し ...
45. 石上神宮
世界大百科事典
とう)は国宝。例祭10月15日のほか,10月1日の榜示浚(ぼうじさらえ)神事,11月22日の鎮魂祭など特殊神事が多い。鎌田 純一 拝殿背後の禁足地は東西44m, ...
46. いつ【五】
日本国語大辞典
)」(2)物の数を、声に出して順に唱えながら数えるときの五。いい。*年中行事秘抄〔12C末〕鎮魂祭歌「一(ひと)二(ふた)三(み)四(よ)イツ六(むゆ)七(なな ...
47. 五部神
日本大百科全書
いずれも朝廷の神事にかかわる氏族で、天岩戸(あめのいわと)神話の条にもそろって登場する。初めは鎮魂祭(たましずめのまつり)をつかさどった天鈿女命のみであったが、 ...
48. 稲作文化
世界大百科事典
った作業の連鎖が始まる。 正月前後の行事はこれだけではない。2月の吉日を選んで行われる行事に鎮魂祭がある。この場合の鎮魂は,〈魂しずめ〉というより〈魂振り〉にあ ...
49. いわいどのまつり【斎戸祭】
国史大辞典
神祇官たる中臣氏が「斎ひ鎮めまつ」ることになっている。神祇令にはみえないことから、「鎮魂祭」の付随的な宮廷祭儀であろう。→鎮魂祭(ちんこんさい) [参考文献]賀 ...
50. いんべ‐の‐まつり【斎戸祭】
日本国語大辞典
斎(い)みきよめた所の意)斎みきよめた所にまつる祭。鎮御魂斎戸祭(みたましずめのいんべのまつり)は、一一月の鎮魂祭(たましずめのまつり)で用いた御衣と木綿とを、 ...
「鎮魂祭」の情報だけではなく、「鎮魂祭」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶

鎮魂祭と同じカテゴリの記事
祇園祭(日本大百科全書・国史大辞典・世界大百科事典)
京都市東山区祇園町に所在する八坂(やさか)神社の祭礼。毎年7月17日から24日まで行われる。以前は祇園会(え)あるいは祇園御霊会(ごりょうえ)ともいった。東京の神田祭、大阪の天神祭とともに三大祭に数えられている。起源は、平安時代の869年(貞観11)に全国に疫病が流行したため
(日本大百科全書(ニッポニカ))
一般に公的でめでたい祝いの宗教的儀式、つまり祝祭を意味する。多くの人を集め、酒や食料が大量に消費されることも多い。そこから「お祭り騒ぎ」などの表現も出てくる。本来は宗教的行為であるが、単に多くの人を集め、にぎやかさや華やかさが強調されて宗教的意味がなくなると、「港祭」とか商店街の「○○祭」
管絃祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
神事には往々にして管絃を奉奏することが行われるが、とくにその規模を大きくして神輿(みこし)を船中に奉安し、管絃を吹奏して神霊をなぐさめる神事。広島県廿日市(はつかいち)市宮島町の厳島(いつくしま)神社、福井県敦賀(つるが)市の金崎宮(かねがさきぐう)などで行われている。
暗闇祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
灯火を消して神儀を行う祭りをいう。東京都府中市の大国魂(おおくにたま)神社の5月5日の祭礼は、暗闇祭として有名である。かつては、当日の午後11時に境内の灯火をいっさい消し、12時に8基の神輿(みこし)が御旅所(おたびしょ)に渡御、暗黒のなかに祭儀を執行した。
鞍馬の火祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
京都市左京区鞍馬寺の鎮守社由岐(ゆき)神社の祭礼であり、毎年10月22日の夜に行われる。鞍馬寺の参道の中央数か所にマツ・モミの根を束ねた大松明(たいまつ)を立て、各戸の前に大篝火(かがりび)を焚(た)き、青少年が向こう鉢巻の晴れ姿で、柴(しば)を束ねた1.5メートルほどの
祭と同じカテゴリの記事をもっと見る


「鎮魂祭」は祭・祭事・イベントに関連のある記事です。
その他の祭・祭事・イベントに関連する記事
初詣(日本大百科全書・世界大百科事典・平成ニッポン生活便利帳)
新年最初に神仏に参詣(さんけい)すること。大晦日(おおみそか)の晩から元日にかけては、村の氏神にこもって起き明かすものであったが、前半は除夜の鐘を聞き、後半は初詣でと、二つを別々の行事に分けたのであろう。恵方(えほう)参りともいって、その年の明きの
書初(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
解説・用例〔名〕新年に初めて毛筆で文字を書く正月の行事。昔から、一月二日(江戸時代、寺子屋などでは五日)に恵方(えほう)に向かってめでたい意味の詩歌成句などを書いた。ふではじめ。吉書初(きっしょはじ)め。試筆。かきはじめ。《季・新年》*満済准后日記
初夢(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
解説・用例〔名〕年の初めに見る夢。(イ)節分の夜から立春の明けがたに見る夢。*山家集〔12C後〕上「たつ春の朝よみける年くれぬ春来べしとは思ひ寝にまさしく見えてかなふ初夢」*俳諧・増山の井〔1663〕正月「初夢立春の朝の夢也」*随筆・嬉遊笑覧
大晦日(国史大辞典・日本大百科全書・日本国語大辞典・日本の歳時記・日本方言大辞典)
一年の最終の日。毎月ある晦日(「みそか」とは三十日の意)に大の字をつけたのである。大つごもり(「つごもり」は月籠りの義)ともいう。商家では決算に忙しく、家庭では正月祝いの準備を整える。この夜は除夜とも大年の夜とも呼ばれ、その夜半をもって新年の訪れ
新嘗祭(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
「にいあえのまつり」、また音読して「しんじょうさい」ともいう。「にいなめ」は古代の稲の収穫祭であるが、民間儀礼と宮廷祭祀に分化している。民間の新嘗としては、『万葉集』の東歌(あずまうた)に女性だけで祭を行なっていたことを示す歌二首がみえる
祭・祭事・イベントに関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1700冊以上(総額750万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶