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  10. 御船祭
国史大辞典

御船祭
おふねまつり
神霊を御座船に乗せて海または川を渡御する祭。(一)川や海を支配する神が氏子圏を巡幸するかたちの神幸船の祭、(二)海神や湖神に供物を捧げるために飾り立てた船を出す竜神(海神)祭・湖水祭の類、(三)水辺に出て禊(みそぎ)祓を行う儀式から発展した浜降祭などに分けることができる。第一の例は茨城県鹿島神宮の御船祭、千葉県香取神宮の神幸祭(ともに十二年一度)、和歌山県熊野速玉大社の御船祭、滋賀県宝厳寺の竹生島蓮華会など、第二の例は福井県気比神宮の総参祭、滋賀県日吉大社の日吉祭、神奈川県箱根神社の湖水祭、島根県美保神社の青柴垣神事など、第三の例は大阪府天満宮の天満祭、愛知県津島神社の津島祭などが有名である。長野県諏訪大社下の八月一日の、春宮から秋宮への遷幸祭なども御船祭と呼ばれるが、これは翁・媼の人形をのせた槽(ふね、枠形)を神輿のあとからかつぎ行くもので、むしろ神霊奉安の具(現世と他界とを渡す具とも考えられる)としての槽が、水上の船に擬して用いられたことによるのであろう。
(萩原 竜夫)
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1. おふね‐まつり【御船祭(り)】
デジタル大辞泉
御輿(みこし)を船に乗せて川・湖・海を渡る神事。鹿島神宮・香取神宮・熊野速玉大社のものが有名。また、諏訪大社下社の8月1日遷座祭をもいう。  ...
2. おふねまつり【御船祭】
国史大辞典
降祭などに分けることができる。第一の例は茨城県鹿島神宮の御船祭、千葉県香取神宮の神幸祭(ともに十二年一度)、和歌山県熊野速玉大社の御船祭、滋賀県宝厳寺の竹生島蓮 ...
3. おふね‐まつり【御船祭】
日本国語大辞典
〔名〕神輿(みこし)を船に奉じて、河川、湖、海の水上で行なう神事。鹿島神宮、諏訪神社、熊野速玉大社などが有名。 ...
4. かしまおふなまつり【鹿島御船祭】
国史大辞典
茨城県鹿島神宮で十二年に一度、午の年に盛大に行われる船渡御(ふなとぎょ)の祭。九月一日夕刻大篝に点火し、神輿を拝殿中央に奉安し、霊遷(みたまうつし)ののち祝詞 ...
5. あいのはまむら【相浜村】千葉県:館山市地図
日本歴史地名大系
たという(安房坐社伝記)。浪除神社(旧感満寺)と楫取神社(香取明神)を合祀した相浜神社があり御船祭が行われる。 ...
6. 安曇野(市)画像
日本大百科全書
多くの観光客が訪れる。室町末期の松尾寺本堂(薬師堂)と江戸時代前期の曽根原家住宅は国指定重要文化財。穂高神社の御船祭は県指定無形民俗文化財。中房温泉の膠状珪酸( ...
7. 茨城(県)画像
日本大百科全書
財。このほか、鹿島神宮の春の祭頭祭(さいとうさい)、秋の神幸祭(しんこうさい)(12年に一度御船祭(おふなまつり))は雄壮な祭りでにぎわうし、那珂市の鹿島神社の ...
8. 大磯[町]
世界大百科事典
に指定され,1月14日夜の北浜海岸の左義長,3月の白岩神社の歩射(ぶしゃ),7月の高来神社の御船祭などとともに人々を集めている。JR東海道本線が通じる。伊倉 退 ...
9. おおいそまち【大磯町】神奈川県:中郡地図
日本歴史地名大系
町域には一月一四日の左義長、五月五日の国府祭(ともに県指定無形民俗文化財)、隔年七月の高来神社御船祭、八月六日・七日の七夕祭(県指定選択無形民俗文化財)、白岩神 ...
10. 鹿島神宮画像
日本大百科全書
夜に提灯祭(ちょうちんまつり)が行われ、ほかに3月9日の祭頭祭(さいとうさい)、また午(うま)年9月2日の御船祭(おふなまつり)などがある。鎌田純一 ...
11. かしまじんぐう【鹿島神宮】画像
国史大辞典
、重要文化財)・古瀬戸狛犬などがある。例祭は九月一日、ほかに祭頭(さいとう)祭(三月九日)・御船祭(十二年ごとの毎午年)が有名である。 [参考文献]岡泰雄編『鹿 ...
12. かしまじんぐう【鹿島神宮】茨城県:鹿島郡/鹿島町/宮中村
日本歴史地名大系
明治期に御船祭として復活、新暦九月一日の例祭となった。現在は毎年行われる九月一日の例祭を神幸祭とし、一二年に一度の午年の九月二日の式年大祭を御船祭という。神幸祭 ...
13. くまの【熊野】和歌山県:総論
日本歴史地名大系
熊野水軍の名を挙げた。熊野水軍は非常時に編制されるほかは漁夫や水手として生活するものであった。熊野新宮の御船祭や二木島の室古神社・阿古師神社の船祭、東牟婁郡古座 ...
14. 熊野速玉大社画像
日本大百科全書
人でにぎわった。旧官幣大社。例祭10月15日には神馬渡御(しんめとぎょ)式があり、翌16日の御船祭には神輿(しんよ)神幸船での熊野川島めぐりがある。境内に神宝館 ...
15. くまのはやたま‐たいしゃ【熊野速玉大社】
日本国語大辞典
主神としてまつる。景行天皇五八年に現在地に奉遷したと伝えられる。一〇月一五、一六日の例祭(神馬渡御式・御船祭)は三社中もっとも有名。熊野新宮。熊野権現。 ...
16. くまのはやたまたいしゃ【熊野速玉大社】
国史大辞典
その他古文書類・古神宝類(国宝)も多い。例大祭は十月十五日・十六日であるが、十六日に執り行われる御船祭は、『日本書紀』神代にみえる「熊野諸手船(亦名天鴿船)」を ...
17. くまのはやたまたいしゃ【熊野速玉大社】和歌山県:新宮市/新宮町
日本歴史地名大系
那岐神坐像・同熊野速玉大神坐像など平安中期から後期にかけての神像、正恒銘の太刀、神輿渡御式・御船祭に使用される室町時代の〓漆金銅装 ...
18. しきねんさい【式年祭】
国史大辞典
また一般神社においても式年祭が行われている。たとえば長野県諏訪大社の七年目ごとの御柱祭、そして茨城県鹿島神宮の御船祭や千葉県香取神宮の神幸祭はともに十二年目ごと ...
19. しもやまぐちしんでん【下山口新田】埼玉県:浦和市地図
日本歴史地名大系
勤めた。当地の四本竹遺跡は氷川女体神社の御旅所と伝える祭場遺跡。「風土記稿」によると、同社の御船祭は沼中に祭竹を立て、隔年の九月八日に神輿を置き、船で祭ったとい ...
20. 諏訪大社
日本大百科全書
い)と称する特殊神事で、昔は鹿(しか)の頭75個を神供とする古式祭であったという。下社例祭は御船祭(おふねまつり)ともよばれ、遷座祭に引き続いて秋宮で行われる。 ...
21. 諏訪大社
世界大百科事典
こし)渡御のあと,古くは鹿の頭75個を供えて流鏑馬(やぶさめ)を行った。また下社の8月1日の御船祭(おふねまつり)は,2月1日秋宮から春宮へ遷座した神霊をふたた ...
22. ひかわにょたいじんじゃ【氷川女体神社】埼玉県:浦和市/三室村地図
日本歴史地名大系
書付写」同文書)。祭祀は御船祭と称し、見沼に座す神に対して行われた。御座船に神輿を乗せ、見沼に渡り、瓶子に入れた神酒を献じたと伝える。しかし中世以来続けられてい ...
23. ふな‐まつり【船祭(り)】
デジタル大辞泉
飾りたてた船の出る祭りの総称。御輿(みこし)を船に乗せて川や海を渡御するものが多い。茨城県鹿島神宮の御船祭(おふねまつり)、愛知県津島神社の津島祭など。  ...
24. ふなまつり【船祭】画像
国史大辞典
(四月七日)、大阪市大阪天満宮の天満天神夏祭(七月二十四・二十五日)、和歌山県熊野速玉大社の御船祭(十月十五・十六日)、茨城県鹿島神宮の御神幸祭(九月一―三日) ...
25. ふな‐まつり【船祭】画像
日本国語大辞典
*高野山文書‐正嘉元年〔1257〕一二月一五日・南部庄年貢米送文(大日本古文書二・二六九)「除。一斗 御船祭。四石船賃。三石九斗 水夫十三人粮〓 ...
26. ペーロン
日本大百科全書
操作する点にあり、その点、沖縄県のハーリー、島根県美保や和歌山県熊野の諸手船(もろたぶね)神事や御船祭のものと似ている。現在では単なる熱狂的な競技となっているペ ...
27. ペーロン
世界大百科事典
氏子区域を巡回する,あるいは陸でいえば御旅所(おたびしよ)にあたる場所まで神幸する,という〈御船祭(おふねまつり)〉の形態に求められよう。そうした競漕を伴わない ...
28. 穂高画像
日本大百科全書
天蚕(てんさん)、ワサビ栽培の資料を展示する郷土資料館などがあり、式内社(しきないしゃ)穂高神社の御船祭(9月26、27日)は県の無形民俗文化財。「中房温泉の膠 ...
29. 穂高神社画像
日本大百科全書
生島足島(いくしまたるしま)神社とあわせて信濃(しなの)三社とよばれる。旧国幣小社。9月27日の例祭(御船祭、県の無形民俗文化財)のほか、20年ごとの御遷座(ご ...
30. ほたかじんじゃ【穂高神社】画像
国史大辞典
が、中世には衰え、昭和十五年(一九四〇)国幣小社。例祭九月二十六日・二十七日。その二十七日に御船祭と称し、本宮では安曇比羅夫命の人形をかざる船形山車など五台が境 ...
31. ほたかじんじゃ【穂高神社】長野県:南安曇郡/穂高町/保高村
日本歴史地名大系
禰宜丸山氏に四斗、神子に三斗九升余が割り当てられている。神事には奉射・境内牛頭天王祭・御船祭などがある。〔御船祭〕昭和三八年(一九六三)県選択無形文化財指定。祭 ...
32. みなべのしょう【南部庄】和歌山県:日高郡/南部町
日本歴史地名大系
日付の南部庄年貢米送文(続宝簡集)によれば、年貢米三〇〇石を送っているが、この内から「一斗 御船祭、四石 船賃、三石九斗 水手十三人粮料一人別三斗宛」を差引いて ...
33. 【総論】茨城県
日本歴史地名大系
凶を占う神事を基本とし、現在は講として存在するところも多い。その他、鹿島町の祭頭祭・御船祭、北茨城市の御船祭、真壁郡大和村のマダラ鬼神祭・鍬の祭、水海道市のお鯉 ...
「御船祭」の情報だけではなく、「御船祭」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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祇園祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
京都市東山区祇園町に所在する八坂(やさか)神社の祭礼。毎年7月17日から24日まで行われる。以前は祇園会(え)あるいは祇園御霊会(ごりょうえ)ともいった。東京の神田祭、大阪の天神祭とともに三大祭に数えられている。起源は、平安時代の869年(貞観11)に全国に疫病が流行したため
(日本大百科全書(ニッポニカ))
一般に公的でめでたい祝いの宗教的儀式、つまり祝祭を意味する。多くの人を集め、酒や食料が大量に消費されることも多い。そこから「お祭り騒ぎ」などの表現も出てくる。本来は宗教的行為であるが、単に多くの人を集め、にぎやかさや華やかさが強調されて宗教的意味がなくなると、「港祭」とか商店街の「○○祭」
管絃祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
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忌籠祭(改訂新版・世界大百科事典)
斎籠祭,居籠祭とも記す。祭りの執行に際して,神職など祭りに直接関与する者は外部との関係を絶ち,神霊を迎えることができる心身になるために,特定の期間・場所で心身を慎む。これが氏子全員に課せられている祭りをとくに忌籠祭という。
悪態祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
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神衣祭(改訂新版・世界大百科事典)
伊勢神宮恒例大祭の一つで,皇大神宮および荒祭宮に和妙(絹),荒妙(麻)の御衣を奉る祭り。神祇令によれば,孟夏(4月),季秋(9月)の2回行われ,〈此れ神服部等,斎戒潔清にして,参河の赤引神調の糸を以て,神衣を織り作り,又麻績連等,麻を績みて敷和衣を織りて,神明に供す
鋤鍬祭(国史大辞典)
年頭にわが田に出て農事のさまをし、また屋内でも豊作を祈願する予祝行事は全国的に知られた習俗である。正月二日または四日の仕事初め、十一日のお田打、十五日のお田植などがこれである。地方によってその名称はさまざまであった。徳島県勝浦郡の農家ではこれを鋤鍬祭といった
高山祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
岐阜県高山市の春秋の祭り。高山市を南北に分け、南は山王社(日枝神社)の氏子、北は桜山八幡(八幡神社)の氏子になっている。日枝神社の祭りは4月14、15日で山王祭といい、八幡神社の祭りは10月9、10日(もとは旧暦9月14、15日)で八幡祭といった。高山祭(山王祭と八幡祭)の特色は
田神祭(国史大辞典)
村々の田神祭は、特設の社殿や恒例の日時に営まれたものではない。稲作の進行に従ってその折目ごとに一斉に行われた。農耕儀礼というのはこれらの諸祭儀のことであった。一年を通じてその主なものは、春耕作開始に先立っての神の迎え降ろしから、苗代播種(水口祭)、初田植(サビラキ)
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飾りたてた船の出ることを特色とする祭りの総称。いちばん一般的な形は、神輿の渡御(お渡り)が海や川を渡るもので、神社から神霊を神輿に移し、さらに船に乗せて、町や集落を巡幸して氏子に恩寵を授ける。茨城県鹿島神宮の御船祭りや愛知県津島神社の津島祭りなど、各地に類例が多い
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