NHK大河ドラマ「光る君へ」特集
ジャパンナレッジは約1700冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 社会
  6. >
  7. 祭・祭事・イベント
  8. >
  9. >
  10. 御田植祭

御田植祭

ジャパンナレッジで閲覧できる『御田植祭』の国史大辞典のサンプルページ

御田植祭
おたうえまつり
神社の御供田などを植えるとき行う祭儀。古来の大社にはこの神事を伝承する所が少なくない。三重県志摩郡磯部町の伊雑宮の御田植オミタは六月二十四日、これより早く五月末から伊勢内外両宮と猿田彦神社でも御田植祭が営まれる。大阪市の住吉大社で六月十四日、京都市の稲荷大社は同十六日にこの祭儀がある。また福島県大沼郡会津高田町の伊佐須美神社七月十二日、熊本県阿蘇郡の阿蘇神社七月二十八日をはじめ、北は岩手県水沢市羽田の出羽神社五月十五日から南は鹿児島神宮旧五月五日、種子島の宝満神社四月十日前後の祭まで、田植神事は全国に広く分布して、神社の神が農業神でもあることをよく示している。その祭式は、由緒の歌舞や神態(かみわざ)を保存する社もあるが、一般には社殿から祭場の神田へ神幸があり、晴装した多くの早乙女が田に入り、並んで苗を挿す。田の畔に立つ男たちが田楽を奏するのが例式である。これは民間の田植の古格である大田植と類型的な形態であった。田植は夏の日の激しい数日間の労働であるが、以前はこれが田の神を迎えて祭りかつ植えるいわば儀礼的行為で、一日に終るものであった。またこれとは別に小正月の祝儀として、年頭に田仕事のさまを演じてその年の豊作を祈る神事もある。東京都板橋区徳丸の北野神社二月十一日、隣町下赤塚の諏訪神社同月十三日の田遊は、いずれも苗代から田植、刈入れと次第に行う。もと正月行事であった。静岡県では三島市の三嶋大社正月三日のお田打をはじめ、磐田郡水窪町西浦の観音堂の田楽は旧正月十八日で地謡三十三番のうちに稲作の次第がある。この付近に旧正月の田遊を伝える社が多い。周智郡森町の小国神社はいま三月三日の神事が、もとは正月にあった。長野県下伊那郡阿南町新野の雪祭は伊豆神社の田楽祭で、正月十四日に行う。愛知県三河地方では南設楽郡の鳳来寺旧正月三日、北設楽郡の田峯観音堂旧正月十七日など田楽神事が数々伝承された。奈良県高市郡明日香村飛鳥坐神社二月第一日曜の御田は珍しい所作がある。これももと正月神事。この県下の神社に年頭おんだを伝えることが多い。和歌山県伊都郡花園村梁瀬では旧正月八日に下花園神社と遍照寺大日堂とで御田の舞、同郡かつらぎ町上天野丹生都比売神社で旧正月十日の御田式がある。いずれも古風を存している。正月初めの田植祭は民間の田打正月の習俗と比較される。これは中国地方から東に存して、九州では少ない。瀬戸内海地方が最も盛んで、ここでは農神を迎え祭り、家族そろって田を拝む風もある。さらに東方では行事は仕事始めの予祝祭となり、サツキ・ニワタウエなどと称して形ばかり田植の所作を演じて祝い、田植踊の祝儀を楽しむ。また小正月にはモノツクリといって秋の稔りの豊かさを祈り占う飾物をもつくった。ハナホダレ・餅花・繭玉などがこれである。これらも初春の御田植神事と同様の趣旨につながる行為であることは明らかである。
[参考文献]
宮本常一編『日本祭礼風土記』
(平山 敏治郎)
上記は、日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書サービス「ジャパンナレッジ」のサンプル記事です。

ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。


御田植祭の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 132
※検索結果は本ページの作成時点のものであり、実際の検索結果とは異なる場合があります
検索コンテンツ
1. おたうえ‐まつり[おたうゑ‥]【御田植祭】
日本国語大辞典
〔名〕「おたうえ(御田植)」に同じ。〓[マ] ...
2. おたうえ‐まつり【御田植(え)祭(り)】
デジタル大辞泉
年頭または田植えの前に、豊作を祈って行われる田植えの神事。伊勢神宮や住吉神社などのように、神田(しんでん)に実際に田植えを行うものと、予祝行事として農作の演技を ...
3. おたうえまつり【御田植祭】
国史大辞典
三重県志摩郡磯部町の伊雑宮の御田植オミタは六月二十四日、これより早く五月末から伊勢内外両宮と猿田彦神社でも御田植祭が営まれる。大阪市の住吉大社で六月十四日、京都 ...
4. お田植祭
日本大百科全書
→田植神事 ...
5. 会津美里[町]
世界大百科事典
平地での米作のほか,山麓では梅,ヤクヨウニンジンを特産する。伊佐須美神社は毎年7月12日に行われる御田植祭で知られる。三重塔のある雀林の法用寺や《一字 ...
6. あさまじんじゃ【浅間神社】
国史大辞典
国長船住景光)・脇指(応永二十四年作)などがある。祭礼十一月四日。五月五日流鏑馬祭、七月七日御田植祭。 [参考文献]『浅間文書纂』、『浅間神社史料』、宮地直一『 ...
7. あさまじんじゃ【浅間神社】 : 浅間神社/(一)
国史大辞典
国長船住景光)・脇指(応永二十四年作)などがある。祭礼十一月四日。五月五日流鏑馬祭、七月七日御田植祭。  ...
8. あそ‐じんじゃ【阿蘇神社】地図
デジタル大辞泉
熊本県阿蘇市にある神社。主祭神は健磐竜命(たけいわたつのみこと)。御田植祭は有名。肥後国一の宮。 平成28年(2016)4月の熊本地震で楼門と拝殿が倒壊、神殿も ...
9. あそじんじゃ【阿蘇神社】熊本県:阿蘇郡/一の宮町/宮地村
日本歴史地名大系
いこともあり、豊作の祈願は領主・領民の関心事であったといえる。二月亥日の田作祭・六月二六日の御田植祭・四月四日の風逐の祭・竹原郷の摂社霜宮において七月七日から九 ...
10. あつたじんぐう【熱田神宮】
国史大辞典
神輿渡御神事(五月五日)、豊年祭(五月八日)、御衣(おんぞ)祭(五月十三日)、南新宮祭(六月五日)、御田植祭(六月十八日)、神輿渡御祭(八月八日)である。なお当 ...
11. あつたじんぐう【熱田神宮】愛知県:名古屋市/熱田区/宮宿
日本歴史地名大系
明治七年、現在地に移された。御田神社 摂社。神楽殿の東北に鎮座する。祭神は大年神。式内。六月一八日に御田植祭が行われる。祈年・新嘗祭の時、この社に奉る神饌は、ホ ...
12. あなしにいますひょうずじんじゃ【穴師坐兵主神社】奈良県:桜井市/三輪・纏向地区/穴師村
日本歴史地名大系
。ちなみに穴師の常善寺(浄土宗)境内の観音堂は当社から移したと伝える。例祭は四月八日。ほかに御田植祭(二月一三日)があり、狂言式田植神事が行われる。参道脇に相撲 ...
13. あねさきじんじゃ【姉崎神社】千葉県:市原市/姉崎村地図
日本歴史地名大系
元和四年(一六一八)に神領三六石が寄進されたという。同五年銘梵鐘がある。例祭七月二〇日。二月一一日の御田植祭はお宮の種蒔と称される。松を忌む慣行から氏子の門松は ...
14. いかんじんじゃ【伊甘神社】島根県:浜田市/下府村
日本歴史地名大系
庄社に伝わっていた松山祭は石見一宮の物部神社(現大田市)・石見二宮の多鳩神社(現江津市)に関連する遥祭や御田植祭の田遊歌などがみられ、石見国府との密接な関係や中 ...
15. 伊佐須美神社
日本大百科全書
会津総鎮守として歴代領主の厚い崇敬を受けた。旧国幣中社。例祭は9月15日。7月12日に行われる御田植祭(県指定無形文化財)は、日本三大田植祭の一つとして知られる ...
16. 伊佐須美神社
世界大百科事典
843年(承和10)従五位下,延喜の制で名神大社,のち陸奥国の二宮,明治の制で国幣中社となる。例祭9月15日。御田植祭(7月12日)は日本三大田植祭の一つといわ ...
17. いさすみじんじゃ【伊佐須美神社】
国史大辞典
が社殿を造営、厚く崇敬した。明治六年(一八七三)国幣中社となる。例祭は九月十五日。特殊神事の御田植祭(旧七月十二日)は日本三大田植祭の一つとして賑わう。 (鎌田 ...
18. いさすみじんじゃ【伊佐須美神社】福島県:大沼郡/会津高田町/高田村
日本歴史地名大系
この日は参詣人に粽を分与する。例大祭のほかに七月一一日・一二日に御田植祭が行われる。伊佐須美神社の田植神事として県指定重要無形民俗文化財。日本三大御田植祭の一つ ...
19. 伊弉諾神宮
日本大百科全書
と改称した。例祭は4月21、22日。特殊神事として正月15日に粥占(かゆうら)祭、6月1日に御田植祭が行われる。吉井貞俊 ...
20. いぞうぐう【伊雑宮】三重県:志摩郡/磯部町/上之郷村
日本歴史地名大系
あると記している。その御供田において旧暦五月一四、一五両日に行われ、現在六月二四日に行われる御田植祭は通称「おみた」といわれ、香取神宮(現千葉県)・住吉大社(現 ...
21. 糸田[町]
世界大百科事典
作の野菜栽培,果樹が主体となっている。近隣工業団地への通勤者が多い。3月に行われる金村神社の御田植祭は,英彦(ひこ)山の田植祭とともに有名。平成筑豊鉄道が通じる ...
22. いのくらむら【井倉村】京都府:綾部市
日本歴史地名大系
ヲ養ヒ二季ニ三十貫匁以上ノ繭ヲ得ベシ、村内の八幡宮(現宮代町)には御田植神事があった。これを御田植祭とよび、四月三日の祭礼には綾部郷の惣社として綾部七社の禰宜が ...
23. いまざとむら【今里村】奈良県:大和高田市
日本歴史地名大系
廃藩置県に及んだ。明治初期の旧高旧領取調帳には今里村と今里村河合方に高分している。村域内一本木の野神祭事(御田植祭)は毎年五月五日に行われるが、神事は天文年間( ...
24. 宇佐神宮
世界大百科事典
会は特殊神事として盛大に行われた。現在例祭は3月18日で,ほかに鎮疫祭(心経会)2月13日,御田植祭7月26日,神幸祭(夏越大祭,けんか祭)7月31日~8月2日 ...
25. うさじんぐう【宇佐神宮】大分県:宇佐市/旧宇佐町地区/宇佐村
日本歴史地名大系
の氏子の手によって八坂神社の神前に供えられ、その後、神前の仮設舞台で蘭陵王の舞が演じられる。御田植祭 五穀豊饒を祈願する農耕予祝儀礼で、県選択無形文化財。保安四 ...
26. えりはらむら【恵利原村】三重県:志摩郡/磯部町
日本歴史地名大系
彼鶴真鳥乎号、称大歳神、同処税宛奉也」とあり、明治以前は大歳社とよばれていた。以前は千田の池付近で御田植祭が行われていたと伝える。また神路川上流に水穴があり住民 ...
27. おおつかむら【大塚村】福岡県:山門郡/瀬高町
日本歴史地名大系
境内とする老松神社、ほかに天満神社・熊野神社・日子神社がある。日子神社には現在三月一五日に行われる御田植祭・粥占行事が残る。浄土宗超勝寺本堂前庭には祈願のために ...
28. おおなかじんじゃ【大中神社】茨城県:久慈郡/里美村/大中村
日本歴史地名大系
し反対派に殺害された大中村の郷士白石平八郎・内蔵進を顕彰した「双烈」の碑がある。六月一五日の御田植祭の夜祭では、神楽殿で数名の老女が鍬などの農耕具を石でたたいて ...
29. おおはらはちまんぐう【大原八幡宮】大分県:日田市/田島村
日本歴史地名大系
貞享四年(一六八七)石段の普請がなり、寛政期(一七八九―一八〇一)には社殿が再建された。大原八幡宮御田植祭は県指定無形民俗文化財。大原八幡宮銅鉾は県指定文化財。 ...
30. 大神神社
日本大百科全書
松明(たいまつ)に移して参詣(さんけい)者に分かつ繞道祭(にょうどうさい)(御神火祭)、2月6日の御田植祭(おんださい)、薬草を供える4月18日の鎮花祭(はなし ...
31. 大神神社
世界大百科事典
卯(3卯のときは中卯)とされてきたが,近代には4月9日となった。ほかに,繞道祭(1月1日),御田植祭(2月6日),鎮花祭(4月18日)などの特殊神事がある。摂社 ...
32. おおみわじんじゃ【大神神社】
国史大辞典
貞観以来四月上卯(三卯のときは中卯)日とされてきたが、明治以降四月九日に一定、その他に繞道祭(一月元旦)・御田植祭(二月六日)・鎮花祭(四月十八日)など特殊神事 ...
33. おおやまずみじんじゃ【大山〓神社】
国史大辞典
日)・四日祭(一月四日)・七日祭(一月七日)・生土祭(一月七日)・御更衣祭(四月二十二日)・御田植祭(六月五日)などがある。宝物は数多いが、国宝に指定されている ...
34. 大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)
日本大百科全書
いる。例祭は旧4月22日。秋には旧8月22日に産須奈(うぶすな)大祭が行われる。旧5月5日の御田植祭、旧9月9日の抜穂祭(ぬきほまつり)には一人角力(ひとりずも ...
35. 大山祇神社
世界大百科事典
社がある。祭礼は春秋二季の大祭(旧4月22日,旧8月22日)があり,特殊神事のうち旧5月5日御田植祭と旧9月9日新穀祭には,目に見えない稲の精霊と角力をとり豊作 ...
36. 伽婢子 2 351ページ
東洋文庫
るが、祭礼は、貞観年中よ り(八五九1)執行され、例祭(勅使参向)、神 輿渡御祭(松尾祭)、御田植祭、八朔祭(神事角 力・六斎念仏奉納)、上卯祭、中酉祭等があり ...
37. おみた‐まつり【御御田祭】
日本国語大辞典
〔名〕伊勢神宮神田の御田植祭。三重県の志摩郡磯部町恵利原で、六月二四日、伊勢市楠部字家田で、五月下旬に行なう。後者は、もと五月二八日に、高倉山東麓の神田で行なわ ...
38. かいづむら【海津村】福岡県:三池郡/高田町
日本歴史地名大系
とみえる。現在の鳥居には元禄一三年(一七〇〇)の紀年がみえる。毎年旧暦二月初丑の日に行われる御田植祭は中世肥後阿蘇社(現熊本県一の宮町)の田作り祭に由来し、鯰を ...
39. 改訂 京都民俗志 291ページ
東洋文庫
o 春日社の御田には、子供が頭上に牛の面を載せて、「も一も一」といいながら回る。手向山八幡の御田植祭等にも牛が出る。 舟横板二枚からなり、底板には俵を三個縦につ ...
40. かごしまじんぐう【鹿児島神宮】鹿児島県:姶良郡/隼人町/内村
日本歴史地名大系
祭当日には縁起物の玩具、初鼓(ポンパチ)・鯛車などが売られる。旧暦五月五日に近い日曜日には神宮の神田で御田植祭が行われ、田の神舞・棒おどりが奉納される。〔万徳領 ...
41. かさまいなりじんじゃ【笠間稲荷神社】
国史大辞典
信をうけ、以後代々の藩主の祈願所として栄えることになった。例祭は四月九日、神事芸能としては、御田植祭・追儺祭・流鏑馬がある。 (近藤 喜博)  ...
42. かさまいなりじんじゃ【笠間稲荷神社】茨城県:笠間市/笠間城下/高橋町
日本歴史地名大系
関東地方のほかに東北・中部にも及んだ(胡桃下稲荷神社縁起)。祭礼は元旦祭に始まり、節分・初午祭・御田植祭・菊祭などがあり、年間を通して参詣客で賑うが、とくに一〇 ...
43. かしまじんじゃ【鹿島神社】茨城県:新治郡/出島村/牛渡村
日本歴史地名大系
祭神は武甕槌命。大同元年(八〇六)の創建と伝え、神体は木像三体。旧村社。五月五日の例祭に行われる御田植祭は「へいさんぼう」とよばれ、当社の別名にもなっている。祭 ...
44. かつらぎみとせのじんじゃ【葛木御歳神社】奈良県:御所市/東持田村・西持田村
日本歴史地名大系
東持田・西持田・小殿・佐田・下茶屋(現御所市)など近隣諸村が祭祀にあずかり(大和志)、旧正月九日には御田植祭が行われる。〈大和・紀伊寺院神社大事典〉 ...
45. 香取神宮
日本大百科全書
神輿(みこし)を利根(とね)川の御座船に移しての船上祭となる。ほかにも4月第1週の土・日曜日の御田植祭(おたうえまつり)には、一般に「かとりまち」とよばれる儀が ...
46. 香取神宮
世界大百科事典
の大修繕をなす。本殿,中殿,拝殿がつらなる権現造。本社には4月14日の例祭のほか,4月4日の御田植祭,11月30日夜の大饗(だいきよう)祭,12月1日夜の賀詞( ...
47. かとりじんぐう【香取神宮】
国史大辞典
本殿は重要文化財に指定されている。宝物に海獣葡萄鏡(国宝)その他がある。例祭は四月十四日、ほかに御田植祭(四月)、大饗祭(十一月)、式年神幸祭(軍神祭、十二年に ...
48. かとりじんぐう【香取神宮】千葉県:佐原市/香取村地図
日本歴史地名大系
、なかでも「五ケ度之御戸開」とよばれる正月元日(元三)・三月上巳(神幸祭)・四月四日―五日(御田植祭)・八月初子丑(新飯神事、新嘗祭)・一一月四日(御戸開)の神 ...
49. かみおおたむら【上太田村】福島県:安達郡/東和町
日本歴史地名大系
別改帳(東和町史)では家数八四、人数男五五一・女四八二、馬三〇。広瀬にある熊野神社では古式の御田植祭が行われ、県の重要無形民俗文化財に指定されている。〔白髭問屋 ...
50. かもがわむら【鴨川村】大分県:杵築市
日本歴史地名大系
し、鴨川庄屋の支配を受けた。村役人は弁差一人。鎮守は宮司村の若宮八幡社で、現在もこの八幡社の御田植祭では若宮楽(ともに県指定文化財)を奏する。大神宮はもと安岐郷 ...
「御田植祭」の情報だけではなく、「御田植祭」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶

御田植祭と同じカテゴリの記事
祇園祭(日本大百科全書・国史大辞典・世界大百科事典)
京都市東山区祇園町に所在する八坂(やさか)神社の祭礼。毎年7月17日から24日まで行われる。以前は祇園会(え)あるいは祇園御霊会(ごりょうえ)ともいった。東京の神田祭、大阪の天神祭とともに三大祭に数えられている。起源は、平安時代の869年(貞観11)に全国に疫病が流行したため
(日本大百科全書(ニッポニカ))
一般に公的でめでたい祝いの宗教的儀式、つまり祝祭を意味する。多くの人を集め、酒や食料が大量に消費されることも多い。そこから「お祭り騒ぎ」などの表現も出てくる。本来は宗教的行為であるが、単に多くの人を集め、にぎやかさや華やかさが強調されて宗教的意味がなくなると、「港祭」とか商店街の「○○祭」
管絃祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
神事には往々にして管絃を奉奏することが行われるが、とくにその規模を大きくして神輿(みこし)を船中に奉安し、管絃を吹奏して神霊をなぐさめる神事。広島県廿日市(はつかいち)市宮島町の厳島(いつくしま)神社、福井県敦賀(つるが)市の金崎宮(かねがさきぐう)などで行われている。
暗闇祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
灯火を消して神儀を行う祭りをいう。東京都府中市の大国魂(おおくにたま)神社の5月5日の祭礼は、暗闇祭として有名である。かつては、当日の午後11時に境内の灯火をいっさい消し、12時に8基の神輿(みこし)が御旅所(おたびしょ)に渡御、暗黒のなかに祭儀を執行した。
鞍馬の火祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
京都市左京区鞍馬寺の鎮守社由岐(ゆき)神社の祭礼であり、毎年10月22日の夜に行われる。鞍馬寺の参道の中央数か所にマツ・モミの根を束ねた大松明(たいまつ)を立て、各戸の前に大篝火(かがりび)を焚(た)き、青少年が向こう鉢巻の晴れ姿で、柴(しば)を束ねた1.5メートルほどの
祭と同じカテゴリの記事をもっと見る


「御田植祭」は祭・祭事・イベントに関連のある記事です。
その他の祭・祭事・イベントに関連する記事
初詣(日本大百科全書・世界大百科事典・平成ニッポン生活便利帳)
新年最初に神仏に参詣(さんけい)すること。大晦日(おおみそか)の晩から元日にかけては、村の氏神にこもって起き明かすものであったが、前半は除夜の鐘を聞き、後半は初詣でと、二つを別々の行事に分けたのであろう。恵方(えほう)参りともいって、その年の明きの
書初(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
解説・用例〔名〕新年に初めて毛筆で文字を書く正月の行事。昔から、一月二日(江戸時代、寺子屋などでは五日)に恵方(えほう)に向かってめでたい意味の詩歌成句などを書いた。ふではじめ。吉書初(きっしょはじ)め。試筆。かきはじめ。《季・新年》*満済准后日記
初夢(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
解説・用例〔名〕年の初めに見る夢。(イ)節分の夜から立春の明けがたに見る夢。*山家集〔12C後〕上「たつ春の朝よみける年くれぬ春来べしとは思ひ寝にまさしく見えてかなふ初夢」*俳諧・増山の井〔1663〕正月「初夢立春の朝の夢也」*随筆・嬉遊笑覧
大晦日(国史大辞典・日本大百科全書・日本国語大辞典・日本の歳時記・日本方言大辞典)
一年の最終の日。毎月ある晦日(「みそか」とは三十日の意)に大の字をつけたのである。大つごもり(「つごもり」は月籠りの義)ともいう。商家では決算に忙しく、家庭では正月祝いの準備を整える。この夜は除夜とも大年の夜とも呼ばれ、その夜半をもって新年の訪れ
新嘗祭(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
「にいあえのまつり」、また音読して「しんじょうさい」ともいう。「にいなめ」は古代の稲の収穫祭であるが、民間儀礼と宮廷祭祀に分化している。民間の新嘗としては、『万葉集』の東歌(あずまうた)に女性だけで祭を行なっていたことを示す歌二首がみえる
祭・祭事・イベントに関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1700冊以上(総額750万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶