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  11. 後撰和歌集
日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典・国史大辞典

日本大百科全書
後撰和歌集
ごせんわかしゅう

『古今(こきん)和歌集』に次ぐ第二の勅撰和歌集。略称「後撰集」。951年(天暦5)、村上(むらかみ)天皇の命により昭陽舎(梨壺(なしつぼ))に撰和歌所が設けられ、別当に藤原伊尹(これまさ)、寄人(よりうど)に大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)、清原元輔(きよはらのもとすけ)、源順(したごう)、紀時文(きのときぶみ)、坂上望城(さかのうえのもちき)のいわゆる「梨壺の五人」が任ぜられて、『万葉集』の読解と勅撰和歌集の撰集とが行われた。後者の結果できたのが本集である。成立年代は未詳で、藤原清輔(袋草紙(ふくろぞうし))以来未定稿説も有力に行われてきている。部立(ぶだて)は、春上中下(巻1~3)、夏(巻4)、秋上中下(巻5~7)、冬(巻8)、恋1~6(巻9~14)、雑1~4(巻15~18)、離別・羇旅(きりょ)(巻19)、慶賀・哀傷(巻20)で、『古今集』より簡素化されている。序文はない。歌数は流布本で1426首。詞書(ことばがき)が長く三人称表記であり、贈答歌が180組と多いので、物語的歌集ともされる。作者は220人で『古今集』より倍増し、上位入集(にっしゅう)者は紀貫之(きのつらゆき)74、伊勢(いせ)70、凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)・藤原兼輔(かねすけ)23、大輔(たいふ)16、藤原時平(ときひら)14、藤原師輔(もろすけ)13、在原業平(ありわらのなりひら)・藤原実頼(さねより)・敦忠(あつただ)・壬生忠岑(みぶのただみね)10首、古今歌人のほか、当代権門、女性など素人歌人の多い歌集である。撰者詠はない。この部立、詞書、作者層の特色は、貴族の恋を中心とする日常生活歌(褻(け)の歌)をおもな撰集素材とし、人間関係に興味を示した撰集態度によるものである。したがって、既成の表現に寄りかかった類型的、常套(じょうとう)的表現が目だつが、「心」中心の情趣的で滋味ある歌も多い。
[杉谷寿郎]


改訂新版・世界大百科事典
後撰和歌集
ごせんわかしゅう

略称《後撰集》。《古今和歌集》をつぐ平安時代第2の勅撰和歌集。20巻。951年(天暦5)村上天皇の宣旨により,藤原伊尹(これただ)を別当(責任者)に,清原元輔,大中臣能宣(よしのぶ),源順(したごう),紀時文,坂上望城(もちき)を撰者として宮中の梨壺(昭陽舎)で撰集を開始,数年後に成立したようだが,現存本はいずれも本文が乱れ序文もないので,はっきりしない。伝本によって違うが,1425首の本が多い。《古今集》に比べて贈答歌がいちじるしく多く,しかも紀貫之・伊勢などの《古今集》時代の歌人のほかは,専門歌人の歌はとらずに,藤原実頼・同師輔などの権力者の女性とのやりとりを多く採歌するなど人事詠,日常詠が多いので,晴の歌(公的な歌)よりも褻(け)の歌(私的な歌)を重んじた歌集だといわれている。歌風はやわらかくて女性的,閨怨(けいえん)の歌にすぐれた作が多い。また,詞書が長く,歌の詠まれた状況をくわしく説明する傾向がある。このような点に宮廷女流文学勃興のきざしを見ることができる。
[片桐 洋一]

[索引語]
後撰集 坂上望城 褻(け)の歌

国史大辞典
〓和歌集
ごせんわかしゅう
平安時代の二番目の勅撰和歌集。撰者は讃岐権掾大中臣能宣・河内権少掾清原元輔・学生源順・近江少掾紀時文・御書所預坂上望城で、世に「梨壺の五人」と称される。天暦五年(九五一)十月三十日、村上天皇の命により撰和歌所が宮中の昭陽舎(梨壺)に置かれ、別当には蔵人左近衛少将藤原伊尹が任じられた。撰者たちの仕事は、『万葉集』に訓点を加えることと、『後撰和歌集』を編集することの二つであった。『後撰和歌集』の成立した時期は確定できないが、天暦九年前後とする説が有力である。歌数は千四百二十六首。部立は、春(上中下)・夏・秋(上中下)・冬・恋(一―六)・雑(一―四)・離別覊旅・慶賀哀傷の二十巻。入集した作者を歌数順にあげると、紀貫之(七十四首)、伊勢(七十首)、凡河内躬恒・藤原兼輔(二十三首)、大輔(十六首)、藤原時平(十四首)、藤原師輔(十三首)、藤原実頼・藤原敦忠・壬生忠岑・在原業平(十首)らである。貫之・伊勢らが尊重されているのは『古今和歌集』路線を基本にするあらわれであろうが、反面、五人の撰者たちの名では一首も採られていないこと(『古今和歌集』では四人の撰者の歌が計二百二十五首ある)、またそれと対照的に藤原師輔・実頼・時平といった藤原権家の歌が多く採られていることが注目される。和歌が貴族の日常生活をかざる優雅な会話にすっかりなっていることの反映である。したがって贈答歌が百八十組も採られ、その多くは恋歌の贈答である。権家や社交界の花形の連中が女房たちと恋の語らいをかわし、その逸話の種々相が多彩に記されている。詞書は全体に長大で、表現の体裁の整然としていないものが多い。巻の立て方や和歌配列の順序は、『古今和歌集』を規準にしているものの、より実際的な立場をとる。また序もない。『古今和歌集』の緊張した趣きから、日常的なくだけた性格へと変わった感がある。そのため『後撰和歌集』をしどけない集として、未定稿であったのではないかとする説が、平安時代末の歌学書『袋草紙』以来行われているほどである。伝本は藤原定家の天福本系が主流である。『国歌大観』『校註国歌大系』『岩波文庫』などに所収。
[参考文献]
大阪女子大学国文学科国文学研究室編『後撰和歌集総索引』、小松茂美『後撰和歌集―校本と研究―』、岸上慎二『後撰和歌集の研究と資料』
(藤岡 忠美)
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1. ごせんわかしふ【後撰和歌集】
全文全訳古語辞典
[書名]第二番目の勅撰和歌集。二十巻。九五一年(天暦五)村上天皇の勅命により、大中臣能宣・源順・清原元輔・紀時文・坂上望城の「梨壷の五人」が撰する。成立は九五六 ...
2. 後撰和歌集
日本大百科全書
『古今(こきん)和歌集』に次ぐ第二の勅撰和歌集。略称「後撰集」。951年(天暦5)、村上(むらかみ)天皇の命により昭陽舎(梨壺(なしつぼ))に撰和歌所が設けられ ...
3. 後撰和歌集
世界大百科事典
略称《後撰集》。《古今和歌集》をつぐ平安時代第2の勅撰和歌集。20巻。951年(天暦5)村上天皇の宣旨により,藤原伊尹(これただ)を別当(責任者)に,清原元輔, ...
4. ごせんわかしゅう【後撰和歌集】
デジタル大辞泉
平安中期の勅撰和歌集。八代集の第二。20巻。天暦5年(951)、村上天皇の命により、大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)・清原元輔(きよはらのもとすけ)・源順( ...
5. ごせんわかしゅう[ゴセンワカシフ]【後撰和歌集】
日本国語大辞典
平安中期の二番目の勅撰集。二〇巻。天暦五年(九五一)、村上天皇の勅命で和歌所が置かれ、藤原伊尹が別当に、大中臣能宣、清原元輔、源順(みなもとのしたごう)、紀時文 ...
6. ごせんわかしゅう【後〓和歌集】
国史大辞典
所収。 [参考文献]大阪女子大学国文学科国文学研究室編『後撰和歌集総索引』、小松茂美『後撰和歌集―校本と研究―』、岸上慎二『後撰和歌集の研究と資料』 (藤岡 忠 ...
7. 後撰和歌集(ごせんわかしゅう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 286ページ ...
8. 『後撰和歌集』
日本史年表
辛亥〉 10・30 撰和歌所 を梨壺におき、清原元輔ら5人に 『万葉集』 の訓点をつけさせ、 『後撰和歌集』 を撰修させる(本朝文粋一二・源順集・栄花物語一)。 ...
9. 後撰和歌集命名 (見出し語:後撰和歌集)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 244ページ ...
10. 『続後撰和歌集』
日本史年表
7・25 後嵯峨上皇 ,藤原為家に 『続後撰和歌集』 の撰進を命じる(葉黄記)。 1251年〈建長3 辛亥⑨〉 10・27 藤原為家, 『続後撰和歌集』 を奏覧 ...
11. しょくごせんわかしゅう【続後撰和歌集】
デジタル大辞泉
鎌倉時代の勅撰和歌集。20巻。宝治2年(1248)後嵯峨院の院宣により、藤原為家が撰し、建長3年(1251)成立。歌数約1370首。新古今時代の歌人の歌を多く収 ...
12. しょくごせんわかしゅう[ショクゴセンワカシフ]【続後撰和歌集】
日本国語大辞典
鎌倉時代にできた、一〇番目の勅撰集。二〇巻。歌数は約一三七一首。宝治二年(一二四八)後嵯峨院の院宣により藤原為家が撰し、建長三年(一二五一)成立。代表歌人は定家 ...
13. しょくごせんわかしゅう【続後〓和歌集】
国史大辞典
忠実に臨写した宮内庁書陵部蔵本を底本とする『新編国歌大観』一などがある。 [参考文献]北村季吟『続後撰和歌集口実』(『北村季吟古注釈集成』四二・四三)、樋口芳麻 ...
14. 『新後撰和歌集』
日本史年表
11・23 後宇多上皇,二条為世に 『新後撰和歌集』 の撰定を命じる(拾芥抄)。 1303年〈嘉元元(8・5) 癸卯④〉 12・19 二条為世, 『新後撰和歌集 ...
15. しんごせんわかしゅう【新後撰和歌集】
デジタル大辞泉
鎌倉時代の勅撰和歌集。20巻。正安3年(1301)後宇多院の院宣により、二条(藤原)為世が撰し、嘉元元年(1303)成立。歌数約1610首。代表歌人は藤原定家・ ...
16. しんごせんわかしゅう[シンゴセンワカシフ]【新後撰和歌集】
日本国語大辞典
鎌倉時代にできた、一三番目の勅撰集。正安三年(一三〇一)後宇多院の院宣により二条為世が撰し、嘉元元年(一三〇三)成立した。二〇巻。歌数は一六〇七首。代表歌人は藤 ...
17. しんごせんわかしゅう【新後〓和歌集】
国史大辞典
国道。平安時代後期天仁元年(一一〇八)以降の歌を採ったという。四季・恋・雑のうち、恋部は『後撰和歌集』に倣って六巻。入集歌数は藤原定家三十二首、藤原為家・為氏各 ...
18. 新後撰和歌集(しんごせんわかしゅう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 310ページ ...
19. 續後撰和歌集(ぞくごせんわかしゅう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 306ページ ...
20. 批難續後撰和歌集 (見出し語:續後撰和歌集)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 420ページ ...
21. ぞくごせんわかしゅう[ゾクゴセンワカシフ]【続後撰和歌集】
日本国語大辞典
〓しょくごせんわかしゅう(続後撰和歌集) ...
22. ぞくごせんわかしゅう【続後〓和歌集】
国史大辞典
⇒しょくごせんわかしゅう  ...
23. あい‐しょう[‥シャウ]【哀傷】
日本国語大辞典
漢詩などで、作品を内容の面から分類する時の部門の一つ。死を悲しみいたむ心を詠んだものを収める。*後撰和歌集〔951〜953頃〕二〇「慶賀哀傷」*太平記〔14C後 ...
24. あいづ[あひづ]【会津・相津】
日本国語大辞典
相津(あひづ)と謂ふ」*二十巻本和名類聚抄〔934頃〕五「陸奥国 〈略〉会津〈阿比豆〉」*後撰和歌集〔951〜953頃〕離別・一三三二「君をのみしのぶのさとへゆ ...
25. あい‐やどり[あひ‥]【相宿】
日本国語大辞典
〔名〕(1)「あいずみ(相住)」に同じ。*後撰和歌集〔951〜953頃〕雑四・一二五〇「わが宿にあひやどりして住む蛙よるになればや物は悲しき〈よみ人しらず〉」* ...
26. あい‐わた・る[あひ‥]【逢渡】
日本国語大辞典
〔自ラ四〕男女が互いに情を通じながら、長い月日を経る。長いこと会い続ける。*後撰和歌集〔951〜953頃〕秋中・二七六「をみなへし花の心のあだなれば秋にのみこそ ...
27. あう はかり無(な)し
日本国語大辞典
〕上・恋「かけつれば千々の金(こがね)も数知りぬなぞわが恋の逢量無杵(あふはかりなき)」*後撰和歌集〔951〜953頃〕恋六・一〇一八「あふはかりなくてのみふる ...
28. あ・える[あへる]【合・和・韲】
日本国語大辞典
あ・ふ〔自ハ下二〕食べ物の味がなくなったり変わったりする。*後撰和歌集〔951〜953頃〕雑一・一〇九五「塩なき年たたみあへてと侍りければ 塩といへば無くても辛 ...
29. あおい[あふひ]【葵】画像
日本国語大辞典
」の俗称。平安時代から賀茂神社の葵祭の神事に用いられ、また、徳川家の家紋ともなっている。*後撰和歌集〔951〜953頃〕夏・一六一「ゆきかへるやそうぢ人の玉かづ ...
30. あおやぎ‐の[あをやぎ‥]【青柳─】
日本国語大辞典
柳の枝が細いのを糸に見立てるところから、糸と同音の副詞「いと」および「いとど」にかかる。*後撰和歌集〔951〜953頃〕春中・六七「あをやぎのいとつれなくもなり ...
31. あかつき‐おき【暁起】
日本国語大辞典
〔名〕(1)暁のころに起きること。*後撰和歌集〔951〜953頃〕恋五・九一四「おく霜の暁をきをおもはずば君がよどのによがれせましや〈よみ人しらず〉」*和泉式部 ...
32. あかつき‐やみ【暁闇】
日本国語大辞典
あたりが暗いこと。また、そのころ。陰暦で、一日から一四日ごろまでの夜明け方をいう。あかときやみ。*続後撰和歌集〔1251〕恋一・七〇三「夕月夜あかつきやみのほの ...
33. あか ぬ= 別(わか)れ[=暇(いとま)]
日本国語大辞典
いやになったわけではないのに別れること。別れたくもないのに別れる不本意な別れ。なごり尽きない別れ。*後撰和歌集〔951〜953頃〕恋一・五六八「今ぞ知るあかぬ別 ...
34. あかはし-ひさとき【赤橋久時】
日本人名大辞典
引付頭人(ひきつけとうにん)をへて嘉元(かげん)2年寄合衆兼官途奉行(かんとぶぎょう)。「新後撰和歌集」「玉葉和歌集」などに和歌がおさめられている。徳治(とくじ ...
35. あがた‐の‐いど[‥ゐど]【県の井戸】
日本国語大辞典
のすみにある県宮(あがたのみや)の井戸。京都三名水の一つ。蛙、山吹の名所。歌枕。県の井。*後撰和歌集〔951〜953頃〕春下・一〇四「都人きても折らなんかはづな ...
36. あきぎり‐の【秋霧─】
日本国語大辞典
〔枕〕(1)秋霧が立つの意で、「立つ」にかかり、同音を含む地名「たち野」「立田山」にかかる。*後撰和歌集〔951〜953頃〕恋四・八四三「鏡山あけて来つれば秋ぎ ...
37. あきさり‐ごろも【秋去衣】
日本国語大辞典
たの五百機(いほはた)立てて織る布の秋去衣(あきさりごろも)誰か取り見む〈作者未詳〉」*続後撰和歌集〔1251〕羇旅・一三二六「旅にして秋さり衣寒けきにいたくな ...
38. あきつは の 姿(すがた)の国(くに)
日本国語大辞典
(トンボの形をした国の意)日本国。あきつしま。*続後撰和歌集〔1251〕神祇・五三一「あきつはのすがたのくにに跡たれし神のまもりやわが君のため〈藤原実氏〉」*新 ...
39. あき に 秋(あき)添(そ)う
日本国語大辞典
いものなのに、更に秋のさびしさをさそうものが加わる。和歌では「飽き」をかけることが多い。*後撰和歌集〔951〜953頃〕雑四・一二九三「世の中はいさともいさや風 ...
40. あき の 心(こころ)
日本国語大辞典
に秋の心はうきものをやまは里にも鹿やなくらん〈二条良基〉」(2)秋を擬人化して、その心。*後撰和歌集〔951〜953頃〕秋中・三三三「吹く風に深きたのみの空しく ...
41. あき の 空(そら)
日本国語大辞典
(1)秋、晴れわたって高く見える空。秋晴れの空。《季・秋》*後撰和歌集〔951〜953頃〕秋下・四二三「おほかたの秋のそらだにわびしきに物思ひそふる君にもある哉 ...
42. あきのた‐の【秋田─】
日本国語大辞典
うしとか人のかるらん〈素性〉」(3)秋の田を刈り取るところから、同音を含む「かりそめ」にかかる。*後撰和歌集〔951〜953頃〕恋四・八四五「秋の田のかりそめぶ ...
43. あき の 七日(なぬか)
日本国語大辞典
七月七日。七夕(たなばた)の日。秋の初めの七日。*後撰和歌集〔951〜953頃〕秋上・二四〇「天の河いはこす浪のたちゐつつ秋のなぬかの今日をしぞ待つ〈よみ人しら ...
44. あき の 雪(ゆき)
日本国語大辞典
に降る雪。秋雪(しゅうせつ)。平安時代では、多くは見立てとして用いられている。《季・秋》*後撰和歌集〔951〜953頃〕秋中・三二八「衣手は寒くもあらねど月影を ...
45. あきはぎじょう【秋萩帖】
国史大辞典
あるいは第二紙以下(臨写本)の原本の一部ではなかったろうか。四十八首の歌は、『万葉集』『古今和歌集』『後撰和歌集』『寛平御時后宮歌合』などに入集するもの。草のか ...
46. あき 深(ふか)し
日本国語大辞典
秋も半ばを過ぎてたけなわである。《季・秋》*後撰和歌集〔951〜953頃〕離別・一三三七「秋ふかく旅ゆく人のたむけには紅葉(もみぢ)にまさるぬさなかりけり〈よみ ...
47. あき‐やま【秋山】
日本国語大辞典
也麻(アキヤマ)のもみちをかざしわが居れば浦潮満ち来(く)いまだ飽かなくに〈大伴三中〉」*後撰和歌集〔951〜953頃〕秋下・三八七「いく木ともえこそ見わかね秋 ...
48. あけ【赤・朱・緋】
日本国語大辞典
ら茶の金襴のはりまぜ箱に住みし小鼓」(2)「あけごろも(緋衣)」の略。五位のこともいう。*後撰和歌集〔951〜953頃〕雑一・一一二三「たまくしげふたとせ逢はぬ ...
49. あけ‐くら・す【明暮】
日本国語大辞典
〔他サ五(四)〕「あかしくらす(明暮)」に同じ。*後撰和歌集〔951〜953頃〕秋上・二六八「あけくらしまもるたのみをからせつつたもとそほつの身とぞなりぬる〈よ ...
50. あけ‐ごろも【緋衣】
日本国語大辞典
あけ衣色をそへにし紫の今ひとしほやまして嬉しき」【二】〔枕〕同音の繰り返しで「あけ」にかかる。*後撰和歌集〔951〜953頃〕雑一・一一一六「むばたまのこよひば ...
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