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  11. 詞花和歌集
日本大百科全書・世界大百科事典

日本大百科全書
詞花和歌集
しかわかしゅう

平安朝第6番目の勅撰(ちょくせん)和歌集。10巻。崇徳院(すとくいん)の下命で、藤原顕輔(あきすけ)が撰進した。1144年(天養1)下命ののち7年を経て、51年(仁平1)に完成、院の意志でさらに7首を削って409首の第二次精撰本が完成。もっとも小規模な勅撰集である。顕輔の撰集は、前代歌人を重視し、冒険を避けたが、崇徳院はことに歌道に熱心で、当代の新風も摂取、撰集資料源にあてるべく「久安(きゅうあん)百首」を催すなどの意欲をみせていたため、集のできばえには不満を抱いたらしい。顕輔も新風に理解を示す幅広い歌人であったが、晴儀の勅撰集には、洗練された格調の高い叙情、清新で気品をたたえた優美な観照を尊んだため、集の基調はやや保守的な姿にまとまった。それでも古今風の機知の安易な継承にたつ諧謔(かいぎゃく)や、新奇な表現も散見され、集の品格を損ずることにもなっている。藤原俊成(しゅんぜい)、忠通(ただみち)、家成(いえなり)、教長(のりなが)ら、当代歌人の軽視や、古今尊重の不徹底に対する種々の論難も現れ、これに対抗して寂超の『後葉集』、藤原教長の『拾遺古今』が撰(えら)ばれた。
[近藤潤一]


『詞花和歌集』[百科マルチメディア]
『詞花和歌集』[百科マルチメディア]
巻1 「春」 藤原顕輔(あきすけ)撰 写 国立国会図書館所蔵



改訂新版・世界大百科事典
詞花和歌集
しかわかしゅう

平安末期の歌集。勅撰和歌集の第6番目。藤原顕輔(あきすけ)撰。10巻。崇徳院の院宣をうけ,1151年(仁平1)奏覧した。歌数400首余りで八代集中最少。保守・革新両派の調和的傾向を示すが,《無名抄》に〈軽々なる歌〉が多いと非難された一面もあり,《後葉和歌集》は,これを難じて成立した私撰集である。前代歌人の曾禰好忠や和泉式部の歌が多いのも特色。当代歌人では大江匡房,崇徳院,撰者顕輔らの歌が多い。
[上条 彰次]

[索引語]
藤原顕輔 崇徳院 後葉和歌集
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1. しかわかしふ【詞花和歌集】
全文全訳古語辞典
[書名]第六番目の勅撰和歌集。十巻。崇徳上皇の院宣により、藤原顕輔撰。一一五一年(仁平元)頃成立か。それまでの勅撰集に採られない歌に留意してあり、曽根好忠・和泉 ...
2. 詞花和歌集画像
日本大百科全書
平安朝第6番目の勅撰(ちょくせん)和歌集。10巻。崇徳院(すとくいん)の下命で、藤原顕輔(あきすけ)が撰進した。1144年(天養1)下命ののち7年を経て、51年 ...
3. 詞花和歌集
世界大百科事典
平安末期の歌集。勅撰和歌集の第6番目。藤原顕輔(あきすけ)撰。10巻。崇徳院の院宣をうけ,1151年(仁平1)奏覧した。歌数400首余りで八代集中最少。保守・革 ...
4. しかわかしゅう【詞花和歌集/詞華和歌集】
デジタル大辞泉
平安後期の勅撰和歌集。八代集の第六。10巻。崇徳院の院宣により、藤原顕輔(ふじわらのあきすけ)が撰し、仁平元年(1151)ごろ成立。四季・賀・別・恋・雑に部立て ...
5. しかわかしゅう[シクヮワカシフ]【詞花和歌集】
日本国語大辞典
古今和歌集から数えて六番目の勅撰集。一〇巻。藤原顕輔が崇徳院の宣を受け、仁平元年(一一五一)頃に撰し奏覧した。四季・賀・別・恋・雑に部立され、約四一〇首の歌を収 ...
6. しかわかしゅう【詞花和歌集】
国史大辞典
被除歌の有無によって初度本と二度本(精撰本)に分けられる。 [参考文献]井上宗雄・片野達郎校注『詞花和歌集』、松田武夫『詞花集の研究』、谷山茂「詞花集をめぐる対 ...
7. 詞花和歌集(しかわかしゅう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 295ページ ...
8. 『詞花和歌集』
日本史年表
6・2 崇徳上皇、院宣により、藤原顕輔に 『詞花和歌集』 の撰集を命じる(袋草紙)。 1151年〈仁平元(1・26) 辛未④〉 この年 藤原顕輔、 『詞花和歌集 ...
9. 詞花和歌集命名 (見出し語:詞花和歌集)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 245ページ ...
10. 難詞花和歌集 (見出し語:詞花和歌集)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 415ページ ...
11. 『詞花和歌集』[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
巻1 「春」 藤原顕輔(あきすけ)撰 写 国立国会図書館所蔵 ...
12. 『続詞花和歌集』
日本史年表
1165年〈永万元(6・5) 乙酉〉 この頃 藤原清輔, 『続詞花和歌集』 を撰するか。  ...
13. しょくしかわかしゅう【続詞花和歌集】
国史大辞典
間もなく成立した。後撰和歌集時代から当代までの三百九十七人の九百九十八首を収載。父顕輔撰の『詞花和歌集』への歌壇の批判に応えるべく穏健な撰集方針を採った。『千載 ...
14. ぞくしかわかしゅう【続詞花和歌集】
国史大辞典
⇒しょくしかわかしゅう  ...
15. あい‐そ・める[あひ‥]【逢初】
日本国語大辞典
あひそ・む〔自マ下二〕人と初めて会う。情人などと会い始めることにいうことが多い。*詞花和歌集〔1151頃〕恋下・二三四「我が恋はあひそめてこそまさりけれ飾磨の褐 ...
16. あきづ‐の‐さと【秋津里】
日本国語大辞典
和歌山県田辺市の北方、日高郡印南町切目付近の野という。歌枕。*続詞花和歌集〔1165頃〕物名「見わたせばきりべの山も霞みつつあきつの里も春めきにけり〈平忠盛〉」 ...
17. あけ‐る‐め【明─目】
日本国語大辞典
きま。すきま。多く下に「無し」を伴って、すきまもない、絶え間がない、などの意に用いる。*続詞花和歌集〔1165頃〕雑・中「松の戸をさしてかへりし夕よりあけるめも ...
18. あさ‐ざわ[‥ざは]【浅沢】
日本国語大辞典
市住吉区の住吉神社の南東にあった沢。カキツバタの名所。歌枕。浅沢小野。浅沢沼。*八代集抄本詞花和歌集〔1152頃〕恋下・二三九「住吉のあさざは小野の忘れ水たえだ ...
19. あさ‐なべ【浅鍋】
日本国語大辞典
〔名〕(1)底の浅い鍋。特に、素焼きの土鍋。焙烙(ほうろく)。わさ鍋。*続詞花和歌集〔1165頃〕物名「あさなべのここちこそすれ千早ぶるつくまの神の祭ならねど〈 ...
20. 排蘆小船(近世随想集) 369ページ
日本古典文学全集
さて後撰集は古今には及ばざれども、なほ歌様よく、清撰の集なれば、同じく取り用ひるなり。拾遺は撰びやうはよろしからず、不審なることども多けれど、時代はなほよくして ...
21. あまの 戸(と)
日本国語大辞典
和泉式部続集〔11C中〕下「ほの見えて入りぬる月よ天の戸の明けはつるまでながめつるかな」*詞花和歌集〔1151頃〕夏・六四「よもすがらたたく水鶏はあまの戸をあけ ...
22. あま‐やどり【雨宿】
日本国語大辞典
婦が門「安万也と利(アマヤトリ) 笠やどり 舎(やど)りてまからむ 郭公(しでたをさ)」*詞花和歌集〔1151頃〕秋・一三九「いづ方へ秋のゆくらん我が宿に今宵ば ...
23. あまよ の 月(つき)
日本国語大辞典
(雨降りの夜の月の意で)(1)あっても、目には見えないたとえ。また、想像だけで、実現しないことのたとえ。*詞花和歌集〔1151頃〕恋上・二〇七「影見えぬ君はあま ...
24. あらた‐な・し【新─】
日本国語大辞典
〔形ク〕(「なし」は接尾語)新しい。あらたし。*詞花和歌集〔1151頃〕雑下・三八三「うちむれて高倉山につむものはあらたなき世のとみ草の花〈藤原家経〉」右の ...
25. あり‐がた【有難】
日本国語大辞典
人ぞ、またれいのかの御心みだるべきつまなめると、をかしうもありがたの世やと思ひゐ給へり」*詞花和歌集〔1151頃〕雑下・三五三「朝な朝な鹿のしがらむ萩が枝の末葉 ...
26. いい‐た・ゆ[いひ‥]【言絶】
日本国語大辞典
*類従本赤染衛門集〔11C中〕「思ひかけたる人のいひたえて年へて文やらんといひし人にかはりて」*詞花和歌集〔1151頃〕恋上・二〇六・詞書「あだあだしくもあるま ...
27. いえ‐で[いへ‥]【家出】
日本国語大辞典
〔名〕(1)家を出ること。でかけること。他出。*詞花和歌集〔1151頃〕雑上・二九六「さびしさにいへでしぬべき山里をこよひの月に思ひとまりぬ〈源道済〉」(2)帰 ...
28. いおり さす
日本国語大辞典
庵をつくる。庵をつくって住む。いおさす。いおりす。*詞花和歌集〔1151頃〕冬・一五〇「いほりさす楢(なら)の木蔭に漏る月の曇ると見れば時雨降るなり〈瞻西〉」* ...
29. いか‐に【如何─】
日本国語大辞典
の語を伴って)はなはだしく逆接的な前提条件であることを表わす。どれほど。いくら。なんぼ。*詞花和歌集〔1151頃〕恋上・二二六「我が恋は蓋身かはれる玉櫛笥(たま ...
30. いく‐き【幾─】
日本国語大辞典
とう)。*高遠集〔1011〜13頃〕「玉柏森の下なる繁みにはいくきの駒のあるるなるらん」*詞花和歌集〔1151頃〕秋・一二三「逢坂(あふさか)の杉間の月のなかり ...
31. いただ・く【戴・頂】
日本国語大辞典
下・五六四「おいはてて雪の山をばいただけどしもと見るにぞ身はひえにける〈よみ人しらず〉」*詞花和歌集〔1151頃〕雑下・三七四「年を経て星をいただく黒髪の人より ...
32. いる[ゐる]【居】
日本国語大辞典
氷などが)平らに生じる。*枕草子〔10C終〕一七八・女のひとりすむ所は「池などある所も水草(みくさ)ゐ」*詞花和歌集〔1151頃〕春・一「氷りゐし志賀の唐崎うち ...
33. うち‐と・ける【打解】
日本国語大辞典
が溶ける。*順集〔983頃〕「そこさむみむすびし氷うちとけていまやゆくらん春のたのみぞ」*詞花和歌集〔1151頃〕春・一「氷りゐし志賀の唐崎うちとけてさざ波よす ...
34. うら‐むらさき【末紫】
日本国語大辞典
〔名〕(「うら」は「すえ」の意)紫色。歌などに多く、「恨む」にかけて用いる。*詞花和歌集〔1151頃〕恋下・二五七「とはぬ間をうらむらさきに咲く藤の何とてまつに ...
35. うり‐あり・く【売歩】
日本国語大辞典
〔他カ四〕「うりあるく(売歩)」に同じ。*続詞花和歌集〔1165頃〕戯咲「女のよきつみや召すと売りありきけるを聞きて」*俳諧・続猿蓑〔1698〕冬「喰ものや門売 ...
36. えぐ の 若菜(わかな)
日本国語大辞典
白馬の節会に用いる若草。《季・新年》*詞花和歌集〔1151頃〕春・五「雪消えばゑぐのわかなも摘むべきに春さへ晴れぬみ山べの里〈曾禰好忠〉」*匠材集〔1597〕四 ...
37. えんしょ‐うた【艷書歌】
日本国語大辞典
〔名〕艷書合(えんしょあ)わせに出す歌。*続詞花和歌集〔1165頃〕恋上・詞書「堀河院(ほりかはゐん)御時、艷書歌殿上(てんじょう)の人人に召して、歌よむ女房ど ...
38. おおえのまさふさ【大江匡房】画像
国史大辞典
』伝部)などもある。彼は和歌においても漢文学の知識を背景として後世に多大の影響を与えた。『詞花和歌集』がその巻頭に、彼が指導的役割を果たした『堀河院御時百首』に ...
39. おざさ‐はら[をざさ‥]【小笹原】
日本国語大辞典
〔名〕(「おざさわら」とも)笹がおい茂っている原。笹原。おざさう。おざさがはら。*詞花和歌集〔1151頃〕春一・一三「もえ出づる草葉のみかはをざさ原駒の景色も春 ...
40. おとと‐むすめ【弟娘】
日本国語大辞典
〔名〕ある家族の子どものうち、妹にあたる娘。いもうと。おとうとむすめ。おとむすめ。*続詞花和歌集〔1165頃〕雑上「内に侍る娘のもとへ、扇調じて遣しけるをうらや ...
41. おもい‐あ・う[おもひあふ]【思敢】
日本国語大辞典
体・一〇〇二「ひろひ集め 取れりとすれど 玉の緒の みじかき心 おもひあへず〈紀貫之〉」*詞花和歌集〔1151頃〕恋下・二六五「忘らるる身はことわりと知りながら ...
42. おもい‐とま・る[おもひ‥]【思止】
日本国語大辞典
〜14頃〕帚木「見そめつる契りばかりを捨てがたく思ひとまる人は、ものまめやかなりと見え」*詞花和歌集〔1151頃〕雑上・二九六「さびしさに家出しぬべき山里を今宵 ...
43. かき‐つ・く【掻付】
日本国語大辞典
きつき、久三郎にあふても只は通さず」【三】〔他カ下二〕(1)髪などをくしでなでつける。*続詞花和歌集〔1165頃〕恋・中「草枕ねくたれがみをかきつけしそのあさが ...
44. かぎ・る【限】
日本国語大辞典
*宇津保物語〔970〜999頃〕楼上上「身にかぎりては、人にまさりたる心ちこそしはべりつれ」*詞花和歌集〔1151頃〕春・二三「山桜をしむにとまるものならば花は ...
45. 家訓集 155ページ
東洋文庫
文脈からするとこの第八条に続くものな ので、本書ではコ」を除き改行した形でこの条に含めた。冒頭の歌は『詞花和歌集』巻第一春 に「題不知」として収録されている源頼 ...
46. かざごし‐の‐みね【風越峰】
日本国語大辞典
「かざごしやま(風越山)」に同じ。歌枕。*詞花和歌集〔1151頃〕雑下・三八九「かざこしのみねの上にて見るときは雲は麓(ふもと)のものにぞありける〈藤原家経〉」 ...
47. かしゅう【歌集】 : 和歌
国史大辞典
いる。『続詞花和歌集』は撰者藤原清輔が勅撰集とされることを期待していたが、編集の途中で二条天皇が崩じたために私撰集にとどまったと見られる。『後葉和歌集』は第六番 ...
48. かた‐な・し【形無】
日本国語大辞典
が、そこなわれてしまってあとに残らない。あとかたもない。また、効果がない。むだである。*続詞花和歌集〔1165頃〕物名「大垣はさねばかりこそ残りけれ方なしとても ...
49. かた‐より【片寄・偏】
日本国語大辞典
一〇七二「明日の宵照らさむ月夜は片因(かたより)に今夜に寄りて夜長からなむ〈作者未詳〉」*詞花和歌集〔1151頃〕恋上・二二八「風ふけばもしほの煙かたよりに靡く ...
50. かまどじんじや【竈門神社】福岡県:太宰府市/内山村
日本歴史地名大系
力は後退した。なお藤原経衡が祈雨のため「かまどの明神」に鏡を奉る際に詠んだという歌が、「続詞花和歌集」に収められており、経衡は天喜二年(一〇五四)には筑前守であ ...
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