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国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典

国史大辞典
〓朗詠集
しんせんろうえいしゅう
朗詠に適する詩文の摘句や和歌を集めた私撰集。藤原基俊撰。上下二巻。長承四年(保延元、一一三五)四月以前の成立か(穂久邇文庫本の奥書による)。詩句五百四十三首、和歌二百三首の計七百四十六首を収めるが(梅沢本)、諸本により出入りがある。藤原公任撰の『和漢朗詠集』の補遺・続編の意図があろう。上巻、春・夏・秋・冬、下巻、雑という部立や、部立内の題目の立て方、詩歌の配列方法などの構成、および白居易の詩句が群を抜いて多く、漢家の詩句の大半が『千載佳句』に出典を仰ぎ、和歌においては、紀貫之をはじめ三代集歌人の作品が多いことなどが、『和漢朗詠集』に似る。しかし、全体として和歌の比率が高くなり、詩句では本朝詩人の作品が増し、特に漢家の作品のない題目が『和漢朗詠集』の三倍もあること、和歌で和泉式部と曾禰好忠の作が多数入集していることなどが注目される。『和漢朗詠集』ほどではないにしても、実際に朗詠された詩歌も多く、公家の日記や中世の説話集・軍記物語・謡曲などに朗詠の記録や引用がみえる。また、鎌倉・室町時代の朗詠古譜として名高い『朗詠要抄』『朗詠要集』『朗詠九十首抄』にも合わせて四十六首が載る。特に「徳是北辰」の句は、根本朗詠七首中のもので、朗詠された記録も多い。版本に寛永板・安永板・無刊記板・群書類従本があり、活字本は、『新型名著文庫』一五、『有朋堂文庫』古代歌謡集、『群書類従』管絃部、『日本歌謡集成』三、複製本は、『古典文庫』一九六・一九七、『陽明叢書』七、『日本古典文学影印叢刊』一二、『日本名跡叢刊』四五がある。
[参考文献]
柿村重松『(倭漢新撰)朗詠集要解』
(川口 久雄)


日本大百科全書
新撰朗詠集
しんせんろうえいしゅう

平安後期の歌謡集。2巻。藤原基俊(もととし)撰。1122年(保安3)以後、33年(長承2)までに成立か。『千載佳句(せんざいかく)』『本朝文粋(もんずい)』などの漢詩文集や『拾遺(しゅうい)和歌集』『後拾遺和歌集』などの勅撰集を主要な依拠資料として、朗詠にかなった詩文の佳句543句と和歌203首計746首を収める。『新撰和漢朗詠集』と異称されるように、藤原公任(きんとう)の『和漢朗詠集』の続編的性格をもち、形態、細分類、分量ともほぼこれを踏襲し、新味に欠け後世への影響も大きくはないが、中国詩人の入集(にっしゅう)句の減少に反し、日本詩人の句が著しく増加し、収載詩歌の傾向も一条(いちじょう)朝風の温雅な作風が重んじられ、当代の好尚を反映している。『二十巻本類聚歌合(るいじゅううたあわせ)』に代表される藤原忠通(ただみち)による詩歌の類聚運動の一環として成立したとみられる。
[渡辺秀夫]



改訂新版・世界大百科事典
新撰朗詠集
しんせんろうえいしゅう

平安後期の詩歌撰集。2巻。藤原基俊撰。成立年不詳。藤原公任撰《和漢朗詠集》(寛仁年間(1017-21)に成立か)の続編的性格をもち,部類の名称や配列など,公任の編集方法を模倣するほか,唐人の作では白居易の詩句を重んじ,和歌では《拾遺集》はじめ三代集から多く採る点で共通するが,日本人作の漢詩文は,公任の村上朝重視と異なり,一条朝のものを主とする。以後の日本文学への影響は少ない。
[川口 久雄]

[索引語]
藤原基俊
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1. 新撰朗詠集
日本大百科全書
平安後期の歌謡集。2巻。藤原基俊(もととし)撰。1122年(保安3)以後、33年(長承2)までに成立か。『千載佳句(せんざいかく)』『本朝文粋(もんずい)』など ...
2. 新撰朗詠集
世界大百科事典
平安後期の詩歌撰集。2巻。藤原基俊撰。成立年不詳。藤原公任撰《和漢朗詠集》(寛仁年間(1017-21)に成立か)の続編的性格をもち,部類の名称や配列など,公任の ...
3. しんせんろうえいしゅう【新撰朗詠集】
デジタル大辞泉
平安後期の詩歌集。2巻。藤原基俊撰。鳥羽天皇のころ成立か。朗詠用の和歌・漢詩を集め、和漢朗詠集に倣って編集したもの。新撰和漢朗詠集。  ...
4. しんせんろうえいしゅう[シンセンラウエイシフ]【新撰朗詠集】
日本国語大辞典
平安末期の詩歌集。二巻。藤原基俊撰。朗詠用のすぐれた和歌や漢詩を集めたもの。一二世紀前半の成立。鳥羽天皇の頃か。藤原公任撰の「和漢朗詠集」を継承し、形式もこれに ...
5. しんせんろうえいしゅう【新〓朗詠集】
国史大辞典
朗詠に適する詩文の摘句や和歌を集めた私撰集。藤原基俊撰。上下二巻。長承四年(保延元、一一三五)四月以前の成立か(穂久邇文庫本の奥書による)。詩句五百四十三首、 ...
6. あん‐とう【案頭】
日本国語大辞典
〔名〕「あんじょう(案上)」に同じ。*新撰朗詠集〔12C前〕上・潤三月「案頭には則ち添ふ三十行之暦日を〈源順〉」*本朝無題詩〔1162〜64頃〕五・待春詩〈大江 ...
7. い‐いん[ヰヰン]【遺韻】
日本国語大辞典
詞意清妍。中散が遺音を得を、伯牙が妙巧を弄す」(3)先人の残した詩歌。また、古人の遺風。*新撰朗詠集〔12C前〕下・文詞「百代の闕文と収め、千載の遺韻を採る〈陸 ...
8. い‐き【依稀】
日本国語大辞典
〔名〕(形動タリ)(1)はっきりしない様子。かすかなさま。ほのかなさま。*新撰朗詠集〔12C前〕下・懐旧「笙歌縹眇たり虚空裏。風月依稀たり夢想間〈白居易〉」*咄 ...
9. い‐じょう[ヰゼウ]【囲繞】
日本国語大辞典
〔名〕(「じょう」は「繞」の漢音)まわりをとりかこむこと。いにょう。*新撰朗詠集〔12C前〕下・眺望「嵩山囲繞して渓霧を興し、洛水廻流して野煙に入る〈慶滋為政〉 ...
10. 伊勢物語 224ページ
日本古典文学全集
、「くつくつぼうしいとかしかましきまでなくを聞くにも、われだにものは、といはる」と引き、『新撰朗詠集』には、第四句「われだにものを」として出る。おそらく、本来有 ...
11. いっ‐しゅ【一株】
日本国語大辞典
*経国集〔827〕一一・賦新年雪裡梅花〈有智子内親王〉「春光初動寒猶緊。一株梅花雪裡開」*新撰朗詠集〔12C前〕上・花橘「盛夏の花は留む、三伏の雪を、厳冬の子( ...
12. いっ‐ぺん【一片】
日本国語大辞典
千年〓」*新撰朗詠集〔12C前〕上・紅梅「唯我が愛するのみにあらず、人も来て愛す。一片の紅粧は直(あたひ)万金〈 ...
13. いつ‐ば【逸馬・佚馬】
日本国語大辞典
佚馬〓」(2)すぐれた馬。*新撰朗詠集〔12C前〕上・花「逸馬嘶ゆ晨風の中に、蹄、踏む軽質の雪を〈大江以言〉」*言継卿記‐永祿一三 ...
14. いん‐えい【陰映・隠映】
日本国語大辞典
」(2)曇ったり、晴れたりすること。見え隠れすること。また、そのさま。*新撰朗詠集〔12C前〕下・古宮「隠映たる朝霧の断ゆる時、南流に鴎浴す〈源為憲〉」*太平記 ...
15. いん‐けい【隠逕・隠蹊】
日本国語大辞典
〔名〕かくれた小道。*新撰朗詠集〔12C前〕下・山水「松江に月落ちて漁舟去ぬ、蘿洞に雲開けて隠逕深し〈藤原雅材〉」*詩序集〔1133頃〕閑望遠山雪詩序〈藤原兼衡 ...
16. いん‐し【胤子・胤嗣】
日本国語大辞典
構堂之将〓墜」*新撰朗詠集〔12C前〕下・帝王「本朝の延暦延喜胤子多し。吾か君も亦胤子多し〈藤原伊周〉」*皇太子聖徳奉 ...
17. いん‐ろ【飲露】
日本国語大辞典
飛龍〓」(2)秋の虫。*新撰朗詠集〔12C前〕上・虫「絡糸響冷うして秋の夢短し、飲露声幽かにして晩の思ひ深し〈慶滋保胤〉」*色 ...
18. うかれ‐どり【浮鳥】
日本国語大辞典
〔名〕(1)まだ夜が明けないのに浮きたつさまに鳴いて朝を告げる鶏。*新撰朗詠集〔12C前〕下・恋「薄媚(なさけな)き狂鶏(ウカレトリ)の三更(あけもはてぬ)に暁 ...
19. うじゃく の 橋(はし)
日本国語大辞典
と織女星が会うとき、カササギが翼を広げて天の川に渡すといわれる橋。かささぎの橋。烏鵲橋。*新撰朗詠集〔12C前〕上・七夕「雲霞帳巻いて風消息し、烏鵲橋連て浪往来 ...
20. うん‐か【雲霞】
日本国語大辞典
光儀〓」*新撰朗詠集〔12C前〕上・七夕「雲霞帳巻いて風消息し、烏鵲橋連て浪往来す〈藤原広業〉」*大観本謡曲・江 ...
21. うん‐しょう[‥セウ]【雲霄】
日本国語大辞典
〔名〕(1)雲のある空。空。*新撰朗詠集〔12C前〕下・山寺「裳梨嶺遠し、雲霄の雪。楊柳寺深し、天祿の塵〈輔仁親王〉」*本朝無題詩〔1162〜64頃〕三・月下即 ...
22. うん‐たい【雲碓】
日本国語大辞典
〔名〕雲母を細かくするための臼(うす)。仙人が仙薬を作るために用いる。*新撰朗詠集〔12C前〕下・山家「苔庭に木落ちて紅跡無し、雲碓に月晴れて雪声有り〈藤原明衡 ...
23. 詠歌大概(歌論集) 480ページ
日本古典文学全集
近代秀歌自筆本にも。本歌「鈴虫の声のかぎりをつくしても長き夜あかずふる涙かな」(源氏・桐壺・三)。新撰和歌、新撰朗詠集・上。近代秀歌自筆本にも。家持集(万葉歌人 ...
24. 詠歌大概(歌論集) 489ページ
日本古典文学全集
詠歌一体。近代秀歌自筆本および原形本、僻案抄にも。本歌→四六一ページ注一二。忠岑集、六帖・一・五、新撰朗詠集・下、奥義抄、時代不同歌合。近代秀歌自筆本にも。六帖 ...
25. えい‐こ【栄枯】
日本国語大辞典
来且行、一歳栄枯春与〓秋」*新撰朗詠集〔12C前〕上・前栽「栄枯は大底園露に任せたれば、早晩は由来(もとより)野煙に属す〈具平親王 ...
26. えい‐ろ【栄路】
日本国語大辞典
頭已斑、生涯暮而蹤将〓隠」*新撰朗詠集〔12C前〕下・述懐「栄路遙かにし而(て)期し難し、青陽寒木之頂に薄(せま)る〈高階積善〉」 ...
27. えん‐おう[ヱンアウ]【鴛鴦】
日本国語大辞典
歌、玄鶴黄鵠遊〓汀争舞」*新撰朗詠集〔12C前〕下・恋「瓦に鴛鴦有り、自づから、双飛の義を羨ふ〈作者不明〉」*本朝無題詩〔116 ...
28. えん‐か[ヱンクヮ]【園花】
日本国語大辞典
〔名〕(1)垣の内の、美しい花。*新撰朗詠集〔12C前〕上・鶯「露濃にしては漫語す園花の底、月落ては高哥す御柳の陰〈村上天皇〉」(2)((1)から)若い妾(めか ...
29. えん‐かく【淵客】
日本国語大辞典
〔名〕水になれた者。水泳の上手な者や船人など。*新撰朗詠集〔12C前〕上・蓮「淵客緋を紆ふて自ら怯ふ応し。波臣錦を衣て何(いつち)にか帰らむと欲する〈慶滋保胤〉 ...
30. えん‐き【炎暉】
日本国語大辞典
〔名〕暑い日光。強い日差し。*新撰朗詠集〔12C前〕上・晩夏「日烏羽を催して炎暉去ぬ、風金商を報じて気味幽かなり〈大江以言〉」*王粲‐公宴詩「涼風撒 ...
31. えん‐きん[ヱン‥]【鴛衾】
日本国語大辞典
〔名〕オシドリの縫い取りをしたしとね。夫婦共寝の蒲団。鴛鴦(えんおう)の衾(ふすま)。*新撰朗詠集〔12C前〕上・柳「春娃眠足いて鴛衾重し、老将腰疲れて鳳剣垂れ ...
32. えん‐しん【燕寝】
日本国語大辞典
講筵於燕寝〓」*新撰朗詠集〔12C前〕上・花「胡関に春暮れて雪留め難し、燕寝に月荒れて春を妬まむと欲〈藤原明衡〉」*制 ...
33. えん‐すい[ヱン‥]【遠水】
日本国語大辞典
〔名〕遠方にある水。遠方の河川。*新撰朗詠集〔12C前〕下・眺望「古渡南に横りて遠水に迷ひ、秋の山、西に繞りて屏風に似たり〈大江佐国〉」*本朝無題詩〔1162〜 ...
34. おう‐か[アウクヮ]【鶯花】
日本国語大辞典
〔名〕ウグイスと花。春の景をさす。*凌雲集〔814〕三月三日侍宴応詔〈賀陽豊年〉「松竹同宜古、鶯花併状新」*新撰朗詠集〔12C前〕上・春興「秦城の楼閣は鶯花の裏 ...
35. おう‐ぎん【謳吟】
日本国語大辞典
謳吟〓」*新撰朗詠集〔12C前〕下・妓女「鴛鸞袂を連ねて謳吟す、窈窕簾を隔てて談咲す〈藤原斉信〉」*蘇軾‐潮州韓 ...
36. 大江匡房
世界大百科事典
特色ある作品が見られる。《朝野群載》《中右記部類紙背漢詩集》,《本朝続文粋》(39編),《新撰朗詠集》,《本朝無題詩》(23首),《和漢兼作集》《鳩嶺集》などに ...
37. おく‐しゃ[ヲク‥]【屋舎】
日本国語大辞典
屋舎〓」*新撰朗詠集〔12C前〕下・故宮「屋舎大いに荒れて旧日に非ず〈惟良春道〉」*梵舜本沙石集〔1283〕三・ ...
38. 小野篁
世界大百科事典
その作は《経国集》に2首,《扶桑集》に4首,《本朝文粋》に4編,《和漢朗詠集》に11首,《新撰朗詠集》に3首,《今鏡》《河海抄(かかいしよう)》にそれぞれ1首を ...
39. おののたかむら【小野篁】
日本架空伝承人名事典
その作は『経国集』に二首、『扶桑集』に四首、『本朝文粋』に四編、『和漢朗詠集』に一一首、『新撰朗詠集』に三首、『今鏡』『河海抄(かかいしょう)』にそれぞれ一首を ...
40. かい‐しょう[クヮイシャウ]【回翔・廻翔】
日本国語大辞典
〔名〕鳥などが飛びめぐること。かけめぐること。*新撰朗詠集〔12C前〕下・鶴「廻翔(くゎいシャウ)を蓬嶋に望めば霞の袂(へい)未だ逢はず 控馭(こうきょ)を茅山 ...
41. かい‐とう[クヮイタウ]【回塘・廻塘】
日本国語大辞典
廻塘之裏〓」*新撰朗詠集〔12C前〕下・丞相「廻塘の春の柳、太公が鉤(つり)、糸を垂れ〈藤原実綱〉」*黄葉夕陽邨舎詩 ...
42. 海道記(中世日記紀行集) 34ページ
日本古典文学全集
太陽のこと。日輪。「牛」は牽牛星、「漢」は天の川。「春夜明を欲して、牛漢の西に転ずるを望む」(新撰朗詠集・春夜)。月を円い輪に喩えたもので、月のこと。ここは「日 ...
43. 海道記(中世日記紀行集) 65ページ
日本古典文学全集
後漢の光武帝の第八子、劉蒼。東平という地(山東省)の王であった。「東平王の旧里を思ふ也、墳上の風西に靡く」(新撰朗詠集・懐旧)による。地名「遠山」(→注二)に、 ...
44. かく【閣】
日本国語大辞典
〔名〕たかどの。りっぱな御殿。*新撰朗詠集〔12C前〕下・閑居「閣を閉ぢては、只、聴く、朝暮の鼓、楼に上ては空しく、望む往来の船〈白居易〉」*平家物語〔13C前 ...
45. かく‐りん【鶴林】
日本国語大辞典
《季・春》*本朝文粋〔1060頃〕一四・朱雀院周忌御願文〈大江朝綱〉「臣等鶴林雲帰、鱗水義絶」*新撰朗詠集〔12C前〕下・仏事「中夜八十の火、仮に鶴林の煙を唱へ ...
46. か‐くん【家訓】
日本国語大辞典
平安時代の「九条殿御遺誡」、鎌倉時代の「平重時家訓」、室町時代の「今川了俊制詞」などが著名。かきん。*新撰朗詠集〔12C前〕下・餞別「家訓聞かむと欲るに残日少し ...
47. か‐こう[クヮカウ]【和羹】
日本国語大辞典
調和させた羹(あつもの)。*江吏部集〔1010〜11頃〕上・春日野行「此時想得和羹事、誰問当初傅野雲」*新撰朗詠集〔12C前〕上・若菜「若し野外の和羹の主を尋ね ...
48. か‐しょう[クヮセフ]【寡妾】
日本国語大辞典
〔名〕夫を失った女。やもめ。寡婦。*新撰朗詠集〔12C前〕上・擣衣「寡妾衣を擣って南楼の月に泣く、良人未だ帰らず〈大江匡房〉」*本朝無題詩〔1162〜64頃〕五 ...
49. かよう‐とう[クヮヤウ‥]【華陽洞・花陽洞】
日本国語大辞典
(「華陽」は中国・梁の陶弘景の号。仙人を志して登仙したという)伝説上の仙人、神仙の住む所。*新撰朗詠集〔12C前〕上・十五夜「華陽洞の裏の秋の壇の上、今夜の清光 ...
50. かん‐がん【寒岩・寒巖】
日本国語大辞典
〔名〕寒々とした冬の岩。冷たい肌を見せている岩。*新撰朗詠集〔12C前〕下・詠史「暁洞窓を貫く斜月の影、寒巖枕を洗ふ、落泉の音〈紀長谷雄〉」*日葡辞書〔1603 ...
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