1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 社会
  6. >
  7. 祭・祭事・イベント
  8. >
  9. >
  10. 刈上祭
国史大辞典

刈上祭
かりあげまつり
主に稲の収穫期に行う行事。収穫の祭儀は刈はじめの穂掛祭についで、刈り終ったときの刈上感謝の祭があった。はじめは村中共同の神事であったが、この共同の形態は村の鎮守氏神社の秋祭にうつり、古風な祭式は家ごとで守られた。刈上の祭は元来田面に刈稲束を積んで、稲積つまりニオを祭り、田の神を送って豊作を祝うものであったが、秋の仕事が脱穀俵納まで続くことになって大きく変化した。また季節の関係で地方的にも前後する。東北地方では旧暦九月のクニチ、三度の九の日を刈上の節供とし、餅をつき、床の間に稲束を積み、鎌をそえて祭った。関東や中部では旧暦十月十日のトオカンヤにする。神送りの祭式はクニチと同様である。長野県ではこの夜案山子あげをした。田の案山子を家の庭に飾り、神として祭り送った。近畿以西は旧暦十月亥の子が収穫祭である。三度の亥の日に祭った。九州では旧暦十一月の霜月丑日の祭りで、これも田の神を送る行事であった。
[参考文献]
柳田国男『年中行事覚書』(『定本柳田国男集』一三)
(平山 敏治郎)
ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額550万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題のオンライン辞書・事典サービスです。
ジャパンナレッジについて詳しく見る
刈上祭の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 12
検索コンテンツ
1. かりあげまつり【刈上祭】
国史大辞典
主に稲の収穫期に行う行事。収穫の祭儀は刈はじめの穂掛祭についで、刈り終ったときの刈上感謝の祭があった。はじめは村中共同の神事であったが、この共同の形態は村の鎮 ...
2. 秋祭画像
日本大百科全書
中国、四国地方では亥子(いのこ)節供とよんで、「亥の子突きの石」で地面をたたいて回る。九州の刈上祭は遅れて、旧暦霜月の子(ね)の日、丑(うし)の日にする土地があ ...
3. 夷/恵比須
世界大百科事典
荒神(こうじん)信仰と習合して,稲の豊作をもたらす田の神の性格をも兼ねる。田植後のサナブリ,刈上祭に稲苗や稲の穂を供える地方もある。漁村では豊漁をもたらす神とさ ...
4. えびす【夷/恵比須】
日本架空伝承人名事典
竈(かまど)神や荒神(こうじん)信仰と習合して、稲の豊作をもたらす田の神の性格をも兼ねる。田植後のサナブリ、刈上祭に稲苗や稲の穂を供える地方もある。漁村では豊漁 ...
5. 夷講画像
世界大百科事典
開き,商売繁盛を願うなど,同業者の講としての性格が強かった。しかし,関東地方では,田植後の苗を供えたり,刈上祭の場合にも稲を供えたりする田の神の性格も兼ねており ...
6. かままつり・いなばまつり【鎌祭・稲場祭】
国史大辞典
農耕して収穫が終ったときに行う祝いごと。刈上祭と同列の行事である。主に稲作の場合に行なった。これは年中の農事で鎌の使い仕舞でもあったから、鎌あげ・鎌納また鎌祝 ...
7. かりあげ【刈上】[標準語索引]
日本方言大辞典
/ ほこりじまい / ほこりはらい / ほこりはろえかりあげ:刈上祝いの日かっちがいかりあげ:刈上祭りたのかみあげ / たのがみはん ...
8. 関東地方画像
日本大百科全書
浅香幸雄中村和郎民俗関東地方は日本列島の中央部に位置しているため、民俗的にも東西文化の接点である。刈上祭(かりあげまつり)は、気候と密接な関係があり、北部ほど早 ...
9. しもつき‐まつり【霜月祭】
日本国語大辞典
)に行なう祭。農事終了の折目にあたるものでこれには刈り初めの時の穂掛祭と稲刈りの終わった時の刈上祭があった。祭神は氏神や荒神である場合が多い。《季・冬》*当社学 ...
10. 収穫祭
日本大百科全書
5本とか刈ってきて田の神様の前に掛けたり、まだ未熟の稲で焼き米をつくって神に供えたり食べたりする。次の刈上祭りは、稲刈り作業終了時に一息つく意味での祝いをいう場 ...
11. しゅうかくさい【収穫祭】
国史大辞典
の作法がある。九州の刈上祭はおくれて十一月の霜月祭となり、丑の日を祭日とした。以上いずれも旧暦によった。北に早く南に遅いのは生産と地理、気候との関係による。もと ...
12. 東遊雑記 奥羽・松前巡見私記 293ページ
東洋文庫
御旗本の屋敷に稲荷の社有て、知行所の豊作を祈り給ふは、少し往古の風儀残りしもの成や」とあって、稲の刈上祭のことを述べ、稲米儀礼としての稲荷信仰を論じている点は、 ...
「刈上祭」の情報だけではなく、「刈上祭」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る

刈上祭と同じカテゴリの記事
祇園祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
京都市東山区祇園町に所在する八坂(やさか)神社の祭礼。毎年7月17日から24日まで行われる。以前は祇園会(え)あるいは祇園御霊会(ごりょうえ)ともいった。東京の神田祭、大阪の天神祭とともに三大祭に数えられている。起源は、平安時代の869年(貞観11)に全国に疫病が流行したため
(日本大百科全書(ニッポニカ))
一般に公的でめでたい祝いの宗教的儀式、つまり祝祭を意味する。多くの人を集め、酒や食料が大量に消費されることも多い。そこから「お祭り騒ぎ」などの表現も出てくる。本来は宗教的行為であるが、単に多くの人を集め、にぎやかさや華やかさが強調されて宗教的意味がなくなると、「港祭」とか商店街の「○○祭」
管絃祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
神事には往々にして管絃を奉奏することが行われるが、とくにその規模を大きくして神輿(みこし)を船中に奉安し、管絃を吹奏して神霊をなぐさめる神事。広島県廿日市(はつかいち)市宮島町の厳島(いつくしま)神社、福井県敦賀(つるが)市の金崎宮(かねがさきぐう)などで行われている。
忌籠祭(改訂新版・世界大百科事典)
斎籠祭,居籠祭とも記す。祭りの執行に際して,神職など祭りに直接関与する者は外部との関係を絶ち,神霊を迎えることができる心身になるために,特定の期間・場所で心身を慎む。これが氏子全員に課せられている祭りをとくに忌籠祭という。
悪態祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
集まった群衆が互いに悪口を言い合うことが特徴の祭礼。悪口(あっこう)祭、悪たれ祭、喧嘩(けんか)祭などともいう。相手を言い負かせば幸運を得るとしたことに基づくらしいが、年頭の祭りに多く、もと年占(としうら)の意味が濃かったようである。
祭と同じカテゴリの記事をもっと見る


「刈上祭」は祭・祭事・イベントに関連のある記事です。
その他の祭・祭事・イベントに関連する記事
コミックマーケット(日本大百科全書・情報・知識 imidas)
日本最大の漫画同人誌展示即売会。コミケット、コミケと略す。近年は、毎年8月(夏コミ)と12月(冬コミ)の年2回、3日間の会期で東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催される。漫画、アニメーション、ゲームおよび関連分野を中心に、同好会や出版社、ゲームメーカーなどの企業が
宝塚歌劇団(日本大百科全書(ニッポニカ))
日本の代表的な女性だけの歌劇団。兵庫県宝塚市に本拠を置く。箕面有馬電気軌道(現阪急電鉄)が開発した遊園地の中の宝塚新温泉に、1913年(大正2)7月、湯客向けのアトラクションとしてつくった宝塚唱歌隊がその前身で、これは当時東京の三越デパートにあった少年音楽隊に倣ったもの
松竹歌劇団(日本大百科全書(ニッポニカ))
松竹によって創設されたレビュー団。宝塚少女歌劇団に対抗して、1922年(大正11)大阪の松竹分室に「松竹楽劇部生徒養成所」が開設され、中之島公会堂で第1回試演会を行ったのに始まる。翌1923年大阪松竹座の専属となり、1926年に上演した「春のおどり」の好評が発展の動機になった
海外旅行のマナー(平成ニッポン生活便利帳)
チップを払うシーンと目安 金額の相場は国によって異なるため、添乗員に聞くか事前に調べる。【荷物を運んでもらったとき】ホテルでポーターに荷物を部屋まで運んでもらったら、日本円で100円。【ルームサービスを頼んだとき】部屋に持ってきてもらったときに、飲み物なら100円
キャンプ(日本国語大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
山、高原、海岸などにテントを張って野営する遊び。また、野営すること。野宿。キャンピング。《季・夏》*外来語辞典〔1914〕〈勝屋英造〉「キャンプ Camp (英) 〈略〉野営」*旅‐昭和五年〔1930〕八月号・キャムプと其注意〈井上蝶花〉
祭・祭事・イベントに関連する記事をもっと見る
ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額550万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題のインターネット辞書・事典サイト。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る