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  11. 山家集
日本国語大辞典・日本大百科全書

日本国語大辞典
さんかしゅう[サンカシフ] 【山家集】

解説・用例

平安末期の私家集。三巻。西行の詠歌を収める。四季・恋・雑に部類され、歌数は流布本で約一六〇〇首、別に異本山家集、西行法師家集と呼ばれるものがあり、約六〇〇首。「山家心中集」はその抄出本。六家集の一つ。西行の家集には他に「聞書集」「聞書残集」などがある。

発音

サンカシュー

〓[カ]〓[カ]




日本大百科全書
山家集
さんかしゅう

西行(さいぎょう)の家集。3巻。歌数は系統によって異なるが、陽明文庫本は1552首、六家集板本は1569首。四季、恋、雑(ぞう)に部類されているが、雑の部には何次かの増補の跡がみられる。巻末には百首歌(ひゃくしゅうた)1編を付載する。成立年次、自撰(じせん)・他撰の別などは不明だが、最晩年の作を含んでおらず、詞書(ことばがき)の記述はしばしば詳細で自記を思わせることなどから、あるいは60代の初め伊勢(いせ)に移住する以前の詠を自らまとめたものに、他人の手が加わって成ったか。秀歌も少なくないが、平凡な作もかなり含まれている。六家集の一つ。西行には『山家集』のほかに『聞書集(ききがきしゅう)』『聞書残集』『西行法師家集』(「西行上人集」「異本山家集」とも)『山家心中集(しんちゅうしゅう)』など、数種の家集が存する。これらのうち、『聞書集』『聞書残集』は『山家集』とほとんど重複しないが、『西行法師家集』は重複歌を含みつつ、『山家集』にない秀歌をも収め、両者の関係は明らかではない。『山家心中集』は西行自撰の秀歌選とみられ、『西行法師家集』と密接な関係を有する。近世や近代の俳人、歌人、詩人が親しんできたのは『山家集』であるが、西行の世界を知るためには本書のみでは不十分で、これら家集類のすべてを読むことが望ましい。
[久保田淳]

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検索コンテンツ
1. さんかしふ【山家集】
全文全訳古語辞典
[書名]平安末期の私家集。西行法師の歌を収める。編者、成立年代ともに未詳。六家集本山家集の系列は約千六百首、異本山家集系は約六百首を収める。心境と一体化した平明 ...
2. 山家集
日本大百科全書
平凡な作もかなり含まれている。六家集の一つ。西行には『山家集』のほかに『聞書集(ききがきしゅう)』『聞書残集』『西行法師家集』(「西行上人集」「異本山家集」とも ...
3. 山家集
世界大百科事典
るいは他者の手によって,数次にわたり約300首が増補され,現在の流布本《山家集》が成立したとされる。ほかに《異本山家集》(《西行上人集》などとも)があり,その歌 ...
4. さんかしゅう【山家集】
デジタル大辞泉
平安末期の私家集。3巻。西行の詠歌を収める。編者・成立年未詳。四季・恋・雑に部類し、花と月の歌が多い。六家集の一。  ...
5. さんかしゅう[サンカシフ]【山家集】
日本国語大辞典
平安末期の私家集。三巻。西行の詠歌を収める。四季・恋・雑に部類され、歌数は流布本で約一六〇〇首、別に異本山家集、西行法師家集と呼ばれるものがあり、約六〇〇首。「 ...
6. さんかしゅう【山家集】
国史大辞典
その原型は西行の自撰か。『異本山家集』の奥書や頓阿の『草庵集』などには西行自筆の『山家集』の存在したことが記されている。ふつう『山家集』と呼ばれて流布しているの ...
7. 山家集(さんかしゅう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 370ページ ...
8. あい‐そ・める[あひ‥]【逢初】
日本国語大辞典
*詞花和歌集〔1151頃〕恋下・二三四「我が恋はあひそめてこそまさりけれ飾磨の褐の色ならねども〈藤原道経〉」*山家集〔12C後〕下「無き名こそ飾磨(しかま)の市 ...
9. あおやぎ の 糸(いと)
日本国語大辞典
者未詳〉」*躬恒集〔924頃〕「春雨の降りそめしよりあをやぎのいとのはなだに色まさりゆく」*山家集〔12C後〕上「なかなかに風のほすにぞ乱れける雨に濡れたる青柳 ...
10. あか‐い[‥ゐ]【閼伽井】
日本国語大辞典
独古玉井〓」*山家集〔12C後〕下「岩に堰(せ)くあか井の水のわりなきは心澄めとも宿る月哉」*元亨釈書〔1322〕 ...
11. あか の 折敷(おしき)
日本国語大辞典
仏に手向けるものを載せるおしき。*山家集〔12C後〕下「樒(しきみ)おくあかのをしきの縁なくは何にあられの玉と散らまし」*俳諧・続虚栗〔1687〕冬「あられなし ...
12. あか‐ぼし【明星・赤星】
日本国語大辞典
只だここに坐すや」*色葉字類抄〔1177〜81〕「明星 ミャウシャウ、アカホシ、〈略〉太白 同」*山家集〔12C後〕下「めづらしな朝倉山の雲ゐより慕ひ出たるあか ...
13. あき【秋】
デジタル大辞泉
飽き」に掛けて用いる。 「かりそめにおく露とこそ思ひしか―にあひぬる我が袂(たもと)かな」〈山家集・下〉暑さの厳しい夏を過ごして、さわやかな秋になると人々の活力 ...
14. あき【秋】
日本国語大辞典
七六三「わが袖にまだき時雨(しぐれ)のふりぬるは君がこころに秋やきぬらむ〈よみ人しらず〉」*山家集〔12C後〕下「かりそめにおく露とこそ思ひしか秋にあひぬる我袂 ...
15. あき の 半(なか)ば
日本国語大辞典
*大弐集〔1113〜21〕「八月十五夜 月影は同じ山より出づれども秋のなかばは照りまさりけり」*山家集〔12C後〕上「数へねど今宵(こよひ)の月のけしきにて秋の ...
16. あき の 花(はな)
日本国語大辞典
わが大君 秋花(あきはな)の 其(し)が色色に 見(め)し給ひ 明(あきら)め給ひ〈大伴家持〉」*山家集〔12C後〕下「あきの花如何におもしろかるらんと床しうと ...
17. あき の 夕暮(ゆうぐ)れ
日本国語大辞典
〕蜻蛉「芹川(せりかは)の大将のとほ君の、女一の宮、思ひかけたる、秋のゆふ暮に思ひわびて」*山家集〔12C後〕上「心なき身にもあはれは知られけり鴫(しぎ)立つ沢 ...
18. あき‐め・く【秋─】
日本国語大辞典
秋づく。《季・秋》*清輔集〔1177頃〕「山里は庭のむら草うら枯れて蝉の鳴くねも秋めきにけり」*山家集〔12C後〕上「禊(みそぎ)して幣(ぬさ)きり流す河の瀬に ...
19. あく‐が・れる【憧・憬】
日本国語大辞典
せんかたなし」*源氏物語〔1001〜14頃〕葵「物おもふ人のたましひはげにあくがるる物になむありける」*山家集〔12C後〕上・春「あくがるる心はさても山桜ちりな ...
20. あけび【通草】画像
日本国語大辞典
〈音伏阿介比〉崔禹食経云附通子」*山家集〔12C後〕下「ますらをが爪木にあけびさし添へて暮るれば帰る大原の里」*俳諧・卯辰集〔1691 ...
21. あこや【阿古屋】
日本国語大辞典
【一】〔名〕(1)「あこやだま(阿古屋珠)」の略。*山家集〔12C後〕下「あこやとるいがひの殻を積みおきて宝の跡を見するなりけり」(2)米の粉でつくった、小さな ...
22. あさ・い【浅】
日本国語大辞典
(イ)その季節になってからまもない。また、そのために季節(特に春)らしさの現われが、十分でない。*山家集〔12C後〕中「春あさき篠(すず)の籬(まがき)に風さえ ...
23. あさ‐いで【朝出】
日本国語大辞典
*散木奇歌集〔1128頃〕雑「朝いでにきびの豊御酒(みき)飲みかへしいはじとすれど強ひて悲しき」*山家集〔12C後〕上「春立つとおもひもあへぬあさいでにいつしか ...
24. あさがお の 露(つゆ)
日本国語大辞典
朝顔の花に降りた朝露。多く、つかの間のこと、はかないもののたとえに用いられる。*山家集〔12C後〕中「はかなくて過ぎにしかたを思ふにも今もさこそはあさがほの露」 ...
25. あさ‐つゆ【朝露】
日本国語大辞典
」*伊勢物語〔10C前〕五〇「あさつゆは消えのこりてもありぬべし誰かこの世を頼みはつべき」*山家集〔12C後〕下「朝露に濡れにし袖を乾す程にやがて夕立つ我袂かな ...
26. あさづま‐ぶね【朝妻船・浅妻船】画像
日本国語大辞典
慶長一〇年(一六〇五)頃まで続いた。京都に出る者が多く利用したが、船中で遊女が客をとることもあった。*山家集〔12C後〕中「おぼつかな伊吹颪(おろし)の風先にあ ...
27. あさづまみなと【朝妻湊】滋賀県:坂田郡/米原町/朝妻村
日本歴史地名大系
当湊の「朝妻舟」は、西行が「おぼつかないぶきおろしのかざさきにあさづまぶねはあひやしぬらん」(山家集)と詠むなど、知られた存在であった。文明五年(一四七三)五月 ...
28. あさひこ の 玉(たま)
日本国語大辞典
朝日にきらめく露を、玉にたとえていう。*山家集〔12C後〕中「ひかりをば曇らぬ月ぞみがきける稲葉(いなば)にかかるあさひこのたま」 ...
29. あさひやま【朝日山】京都府:宇治市/乙方村
日本歴史地名大系
日山かな 権大納言公実(新古今集)あまの原あさ日山より出づればや月の光の昼にまがへる 西行(山家集)末遠き朝日の山の嶺に生ふる松には風も常磐なりけり 九条良経( ...
30. あさま【浅間】
日本国語大辞典
【一】「あさまやま(浅間山)」の略。*山家集〔12C後〕中「いつとなくおもひに燃ゆる我身哉あさまのけぶりしめる世もなく」*曾我物語〔南北朝頃〕五・浅間の御狩の事 ...
31. あし の 丸屋(まろや)
日本国語大辞典
*金葉和歌集〔1124〜27〕秋・一六四「ゆふされば門田の稲葉おとづれて蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く〈源経信〉」*山家集〔12C後〕上「津の国のあしのまろやの淋しさは ...
32. あし‐ま【葦間】
日本国語大辞典
〔1001〜14頃〕若紫「いはけなき鶴(たづ)の一声聞きしよりあしまになづむ舟ぞえならぬ」*山家集〔12C後〕上「舟すゑしみなとのあしまさをたてて心ゆくらん五月 ...
33. 排蘆小船(近世随想集) 370ページ
日本古典文学全集
鎌倉初期の歌僧。俗名は佐藤義清、法名円位。鳥羽院北面の武士ののち出家、諸国を遍歴して歌詠を事とした。家集『山家集』。→二六八ページ注八。→二六七ページ注一三。こ ...
34. あじ[あぢ]【〓
日本国語大辞典
七五一「味(あぢ)の住む渚沙(すさ)の入江の荒磯松吾を待つ児等はただ一人のみ〈作者未詳〉」*山家集〔12C後〕下「敷き渡す月の氷を疑ひて ...
35. 東路のつと(中世日記紀行集) 496ページ
日本古典文学全集
当座の時宜にかなった作。『壁草』所収。参考「いかでわれ心の雲に塵据ゑで見るかひありて月を眺めん」(山家集)。不都合、興ざめ。ここは謙辞。栃木県佐野市。→四九〇ペ ...
36. あたら【惜・可惜】
日本国語大辞典
思ひやり深うものし給ふ人の、ゆくりなく、かうやうなること、をりをりまぜ給ふを、人もあやしと見るらむかし」*山家集〔12C後〕上「花見にと群れつつ人の来るのみぞあ ...
37. あたら【惜】
全文全訳古語辞典
〔二〕〔副詞〕惜しいことに。残念ながら。 「花見にと群れつつ人の来るのみぞあたら桜の科にはありける」〈山家集・春〉(山中に一人静かにいようとする所へ)花見にと群 ...
38. あだ‐ぶし【徒臥し】
デジタル大辞泉
1 独り寂しく寝ること。あだね。 「そま人のまきの仮屋の―におとするものはあられなりけり」〈山家集・上〉2 その場かぎりの男女の交わり。あだまくら。 「かの―の ...
39. あだ‐ぶし【徒臥】
日本国語大辞典
〔名〕(1)恋人と離れて、ひとりさびしく寝ること。あだ寝。ひとり寝。いたずら寝。いたずらぶし。*山家集〔12C後〕上「杣人(そまびと)のまきの仮屋のあだぶしに音 ...
40. あて【当・宛】
日本国語大辞典
)物事を行なうときの、目的や見込み。目あて。心づもり。「あてが違う」「あてが外れる」など。*山家集〔12C後〕上「五月雨はゆくべき道のあてもなし小笹が原も ...
41. あと【後】
日本国語大辞典
追善供養。*源氏物語〔1001〜14頃〕明石「更にのちのあとの名をはぶくとても、たけき事もあらじ」*山家集〔12C後〕中・詞書「はかなくなりにける人のあとに、五 ...
42. あと‐な・し【跡無】
日本国語大辞典
(あとなき)恋の止まなくも怪し〈人麻呂歌集〉」(3)人の往来が絶えている。人の訪れがない。*山家集〔12C後〕上「とへな君夕暮れになる庭の雪をあとなきよりはあは ...
43. あと の 事(こと)
日本国語大辞典
なくなった人をとむらうさまざまの仏事。*山家集〔12C後〕中・詞書「あとのことども果てて散り散りになりけるに、成範、脩憲、涙流して今日にさへ又と申しける程に」* ...
44. あと を 絶(た)ゆ
日本国語大辞典
頃〕末摘花「おとなひきこゆる人もなかりけるを、まして、今は、浅茅わくる人もあとたえたるに」*山家集〔12C後〕上「あとたえて浅茅しげれる庭の面(おも)に誰分け入 ...
45. あと を 訪(と)う
日本国語大辞典
(1)なくなった人の霊を弔う。また、その仏事を行なう。*山家集〔12C後〕中「あとをとふ道にや君は入りぬらんくるしき死出の山へかからで」*天草本平家物語〔159 ...
46. あと を 尋(と)む
日本国語大辞典
(「とむ」は、尋ね求めるの意)(1)行先を尋ねる。あとを追う。*山家集〔12C後〕下「雪凌(しの)ぐ庵(いほり)のつまをさし添へて跡とめて来む人を止めん」*新勅 ...
47. 海人
世界大百科事典
もに,その中でも男女を区別した言葉や文字が用いられるようになった。鎌倉時代のはじめ,西行の《山家集》の歌中に,〈年経たる浦の海士人言問はん波を潜(かず)きて幾世 ...
48. あまつ 雲居(くもい)
日本国語大辞典
大空。*西宮左大臣集〔982頃〕「空にもや人は知るらん夜とともにあまつ雲ゐを詠めくらせば」*山家集〔12C後〕上「秋風や天つ雲ゐをはらふらむ更けゆくままに月のさ ...
49. あま の 邑君(むらぎみ)
日本国語大辞典
漁夫のかしらになる者。*山家集〔12C後〕下「いはの根にかたおもむきに並(な)み浮きて鮑(あはび)をかづくあまのむらぎみ」 ...
50. あみ【醤蝦・海糠】
日本国語大辞典
*新撰字鏡〔898〜901頃〕「〓 阿彌」*山家集〔12C後〕下「立て初むるあみ採る浦の初さをは罪の中にも優れたるかな」*名語記〔1275〕六「魚類にあみ如何 ...
「山家集」の情報だけではなく、「山家集」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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