NHK大河ドラマ「光る君へ」特集
ジャパンナレッジは約1700冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 文学
  6. >
  7. 古典文学
  8. >
  9. 和歌・歌人
  10. >
  11. 古今和歌六帖

古今和歌六帖

ジャパンナレッジで閲覧できる『古今和歌六帖』の日本国語大辞典・日本大百科全書のサンプルページ

日本国語大辞典
こきんわかろくじょう[コキンワカロクデフ] 【古今和歌六帖】

解説・用例

平安中期の私撰集。六巻。編者、成立年代とも未詳。貞元元年〜永延元年(九七六〜九八七)頃成立。「万葉集」「古今集」「後撰集」など、古来の歌四五〇〇首ばかりを、歳時、天象、地儀、人事、動植物など二五項五一七題に分類したもの。作歌の手引、古歌考証の資料として利用された。古今六帖。

発音

コキンワカロクジョー

〓[ク]




日本大百科全書
古今和歌六帖
こきんわかろくじょう

和歌の類題別私撰(しせん)集。略して『古今六帖』とも。編者・成立年代未詳。兼明(かねあきら)親王、源順(したごう)の編とする説もある。貞元(じょうげん)・天元(てんげん)年間(976~983)の成立といわれる。『万葉集』から『古今集』『後撰集(ごせんしゅう)』のころまでの歌約4500首を収める。天象、地儀、人事、動植物の4項目を、さらに516題に細分し、それぞれの題にその例歌を分類配列している。後世の俳諧(はいかい)歳時記のように、分類された題のもとにその例歌を掲げているのであり、その構成法などから、古来、作歌のための手引書といわれてきた。もとより平安時代の和歌は、たとえば「蛍」といえば火、「吉野」といえば桜か雪などというように、歌のことばが一定の連想作用を促すことばとして発達していた。人々がこうした手引書をもとに、歌ことばを通して作歌法を学んだらしいことは想像にかたくない。
[鈴木日出男]

上記は、日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書サービス「ジャパンナレッジ」のサンプル記事です。

ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。


古今和歌六帖の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 115
※検索結果は本ページの作成時点のものであり、実際の検索結果とは異なる場合があります
検索コンテンツ
1. 古今和歌六帖
日本大百科全書
和歌の類題別私撰(しせん)集。略して『古今六帖』とも。編者・成立年代未詳。兼明(かねあきら)親王、源順(したごう)の編とする説もある。貞元(じょうげん)・天元( ...
2. 古今和歌六帖
世界大百科事典
名歌を分類して作歌の指針とした平安中期の類題和歌集。分類基準は天地人の三才に草木鳥虫を配し,それらを25項,516の題に下位分類した。編者は未詳。成立年代は10 ...
3. こきんわかろくじょう【古今和歌六帖】
デジタル大辞泉
平安中期の類題和歌集。6巻。編者・成立年ともに未詳。万葉集・古今集・後撰集などの歌約4500首を、歳時・天象・地儀・人事・動植物など25項、516題に分類したも ...
4. こきんわかろくじょう[コキンワカロクデフ]【古今和歌六帖】
日本国語大辞典
平安中期の私撰集。六巻。編者、成立年代とも未詳。貞元元年〜永延元年(九七六〜九八七)頃成立。「万葉集」「古今集」「後撰集」など、古来の歌四五〇〇首ばかりを、歳時 ...
5. こきんわかろくじょう【古今和歌六帖】
国史大辞典
研究―』、平井卓郎『古今和歌六帖の研究』、大城富士男「古今和歌六帖に就いて」(『国語国文学の研究』四八)、山田孝雄「古今和歌六帖覚書」(『語文』一)、大久保正「 ...
6. 『古今和歌六帖』
日本史年表
976年〈貞元元(7・13) 丙子〉 この年より永延元年の間 『古今和歌六帖』 成るか。  ...
7. 古今和歌六帖(ここんわかろくじょう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 357ページ ...
8. 阿漕(能)
日本大百科全書
『阿漕』は暗い海の鈍い強さで、人間が生きるために犯さねばならぬ罪業の姿を描いている。典拠は『古今和歌六帖(ろくじょう)』の「逢(あ)ふことをあこぎが島にひく網の ...
9. あこぎ【阿漕】
日本国語大辞典
とるための禁漁地であったが、ある漁夫がたびたび密漁を行なって捕えられたという伝説がある。「古今和歌六帖‐三」に「逢ふことをあこぎの島に曳く鯛(たひ)のたびかさな ...
10. あこぎ【阿漕】[能曲名]
能・狂言事典
手網を扱って造形美をつくり、重層的に暗さを強調することで、生きるものの罪業を深々と描く。『古今和歌六帖』および『源平盛衰記』巻八に詠まれている「阿漕が浦に引く網 ...
11. 芦刈(叙事伝説)
日本大百科全書
有名な和歌説話でもあり、もっとも古い文献では『大和(やまと)物語』148段にある。 そのほかに、『古今和歌六帖(こきんわかろくじょう)』、『拾遺(しゅうい)和歌 ...
12. 排蘆小船(近世随想集) 361ページ
日本古典文学全集
参考するために、集成した古人の和歌を歌題ごとに分類したもの。代表的なものとしては、平安時代の『古今和歌六帖』、鎌倉時代の『夫木和歌抄』、室町時代の『二八明題和歌 ...
13. 栄花物語 71ページ
日本古典文学全集
し。 〔二五〕 紀』顕宗紀に「いなむしろ河ぞひ柳水行けば靡き起き立ちその根は失せず」、『古今和歌六帖』に「いなむしろ河ぞひ柳水行けば起き伏しすれどその根絶えせ ...
14. 栄花物語 410ページ
日本古典文学全集
まじりたり/露かかる菊のなかなるあしたづはいまいくたびの千代かぞふらん」とある歌による。『古今和歌六帖』『夫木抄』秋五にも載せる(第五句「千代を添ふらん」)。→ ...
15. 大鏡 221ページ
日本古典文学全集
ると主張する。実際をそのまま詠んだものであろう。「小山田の」は、『拾遺集』「小山田を」。『古今和歌六帖』二「こととてはたれならなくに小山田の苗代水の中よどみする ...
16. 大鏡 373ページ
日本古典文学全集
さながら興じたまはぬなく、帝も、労ありげに思し召したる御気色にてこそ、見えおはしま る説は、『古今和歌六帖』に「別るれど」の歌を『大鏡』と同じ歌の形で「亭子の ...
17. 大鏡 382ページ
日本古典文学全集
やめている。『尊卑分脈』に貫之女「助内侍 歌人古今作者」とある。また『袋草子』に、貫之女を『六帖』(古今和歌六帖)作者とする。下二段「かづく」は褒美を与える、褒 ...
18. かしまじんぐう【鹿島神宮】茨城県:鹿島郡/鹿島町/宮中村
日本歴史地名大系
拵え(黒漆平文太刀拵)は平安時代の作。刀唐櫃と併せて国宝。常陸帯 「源氏物語」竹河の巻や「古今和歌六帖」などにみえる常陸帯は、帯の端に男女の名を記し、神官がその ...
19. かしゅう【歌集】 : 和歌
国史大辞典
これらの私撰集は「打聞」とも呼ばれた。このほか、歌の主題ごとに分類し、作品を集めた集を類題歌集と呼ぶ。『古今和歌六帖』『夫木和歌抄』『類題和歌集』などが代表的な ...
20. 花壇地錦抄・草花絵前集 26ページ
東洋文庫
の一、理想的な治政を行った人 (五)寅の年、貞享三年(一六八六) (六)知らねとての歌は『古今和歌六帖』に収められたかさの女郎の歌。知らなくても、武蔵野といえば ...
21. 狂言集 483ページ
日本古典文学全集
盗人「はや出ましたか。有徳「夜手にかかるささがにの糸。 「蜘蛛のい(網)に」とも。もと『古今和歌六帖』巻四の「蜘蛛の網に吹き来る風は留めつとも人の心をいかが頼 ...
22. 近世和歌集 41ページ
日本古典文学全集
ものと、色づいていないもの。「末の露もとのしづくやよの中のおくれさきだつためしなるらむ」(古今和歌六帖・第一 貫之、題「つゆ」)に拠る。嵐によって十分紅葉として ...
23. 近世和歌集 140ページ
日本古典文学全集
れぬ草のならむさがみむ秋夕くれはてて日かげに月のかはるほど秋はよろづのものぞかなしき 『古今和歌六帖』第六「かるかや」の一首目にある。類想の歌に「まめなれど何 ...
24. 近世和歌集 203ページ
日本古典文学全集
紀友則、詞書「秋歌中に」)、また、『古今和歌六帖』では「あきの風」として初句「吹きくれば」の形で載せる歌に拠る。「初秋風」の題から検索することを考えれば、『古今 ...
25. 近世和歌集 210ページ
日本古典文学全集
として定着した表現である。「ちるがうへに又もちるかな桜ばなかくてぞこぞのはるもすぎにし」(古今和歌六帖 貫之、題「さくら」)に拠る。又今年も残っていいものだろう ...
26. 近世和歌集 212ページ
日本古典文学全集
もまちあへずう舟さすなり 「ふすからにまつぞわびしき時鳥なくひとこゑにあくるよなれば」(古今和歌六帖 深養父、題「ほととぎす」)以来の表現。初句から一致するも ...
27. 近世和歌集 221ページ
日本古典文学全集
軒に高き松ありて風の音信をかしきを此宿の軒ばの松にこととふやいづくの山のあらしなるらむ 『古今和歌六帖』第一帖に「夕月夜」の題があり、家持の「夕づくよさすやを ...
28. 近世和歌集 267ページ
日本古典文学全集
集・秋 元輔)が念頭にあるか。「折る菊の雫をおほみわかゆてふぬれぎぬをこそ老の身にきれ」(古今和歌六帖 忠岑、題「九日」)に拠るか。薊。「朝見るごとに」の「あさ ...
29. 近世和歌集 293ページ
日本古典文学全集
」(新古今集・哀傷 僧正遍昭、題知らず、古今和歌六帖や和漢朗詠集にも入集)に拠る。「いにしへの野中古道あらためばあらためられよ野中古道」(古今和歌六帖)に拠る。 ...
30. 近世和歌集 301ページ
日本古典文学全集
れてよせきつついそもとゆする沖つしら波 『古今和歌六帖』第五帖「雑思」にある題。恋情を口に出さずに相手を思慕する意。言葉に出して。『古今和歌六帖』第五帖「雑思 ...
31. 近世和歌集 319ページ
日本古典文学全集
」(遺稿)。この年の初午は二月八日なので、前夜から出かけたのであろう。「ゆけどゆけど」は『古今和歌六帖』に遡る表現。遺稿にないが、山本嘉将『近世和歌史論』に紹介 ...
32. 近世和歌集 362ページ
日本古典文学全集
言 歌意明快。歌意明快。「よのなかを思ひさだむるほどばかりわが心ちにもまかせたらなむ」(古今和歌六帖 石川郎女)に拠るか。雲と水は行くえの定まらない境涯の象徴 ...
33. 近世説美少年録 248ページ
日本古典文学全集
知られるということのたとえ。「逢ふことをあこぎの島に引く鯛のたびかさならば人も知りなん」(古今和歌六帖・三)。 ...
34. 契沖
日本大百科全書
『河社(かわやしろ)』『円珠庵雑記』『契沖雑考』など研究随筆を著し、『新撰(しんせん)万葉集』『古今和歌六帖(ろくじょう)』など和歌、六国史(りっこくし)など歴 ...
35. けいちゅう【契沖】
国史大辞典
『百人一首改観抄』(元禄五年)、『源注拾遺』(元禄九年)、『新勅撰集評注』(元禄十二年)がある。また、『古今和歌六帖』『蜻蛉日記』などにも書入れや注解があって、 ...
36. 建礼門院右京大夫集 79ページ
日本古典文学全集
「結ぶ」は「草」の縁語。「うら若みねよげに見ゆる若草を人の結ばむことをしぞ思ふ」(伊勢物語・四十九段。古今和歌六帖・六・春草 在原業平)。 ...
37. こきんろくじょう【古今六帖】
デジタル大辞泉
古今和歌六帖」の略。  ...
38. こきんろくじょう[コキンロクデフ]【古今六帖】
日本国語大辞典
「こきんわかろくじょう(古今和歌六帖)」の略。コキンロクジョー〓[ク] ...
39. 国文学全史 1 平安朝篇 220ページ
東洋文庫
成立を異にし、西本願寺本系統や書陵部本(剛・鵬)系統を基にして、『古今集』・『後撰集』・『古今和歌六帖』などを参照し、『拾遺集』成立の頃までに編纂したものと言わ ...
40. 国文学全史 1 平安朝篇 247ページ
東洋文庫
昭和四三年刊)などがある。『古今和歌六帖』の研究 本文では触れられていないが、後撰集成立後に編纂され、平安時代の文学史で大きな位齪を占めている、私 撰集の『古 ...
41. 国文学全史 1 平安朝篇 248ページ
東洋文庫
説があり、他に大城富士雄「古今和歌六帖について」(『国語国文の研究』昭和五年九月号)、山田孝雄「古今和歌六帖覚書」(『語文』昭和二六年一月)、後藤利雄「古今和歌 ...
42. 国文学全史 2 平安朝篇 89ページ
東洋文庫
ることになったが、この点早く、池田亀鑑は、中国風の分類法に学んで生まれた『和名類聚抄』や『古今和歌六帖』と『枕草子』との共通性を強調し、同時にそれら学問書や歌合 ...
43. 国文学全史 2 平安朝篇 15ページ
東洋文庫
』 I141『古今集註』(教長) 1191『古今集真名序』 1117『古今和歌六帖』 1220, 247.n:89小 ...
44. こっかたいかん【国歌大観】
国史大辞典
検索できるようにしてある。続篇歌集部は、六家集、歌仙家集(三十六人集)、六十三集より成る諸家集、私撰集(『古今和歌六帖』)、歌合(『亭子院歌合』など)を収め、全 ...
45. 三冊子(俳論集) 607ページ
日本古典文学全集
に向って飛んでいったことよ、と見ると、そこには凧が上がっている、まるで鳥の化身のように。『古今和歌六帖』に人麿歌として〈さを鹿の入野の薄はつ尾花いつしか君が手枕 ...
46. 私撰集
日本大百科全書
規模も種々であるが、形態的には(1)『新葉集』などのように勅撰集に近い(四季恋雑に部類する)もの、(2)『古今和歌六帖(ろくじょう)』のような類題集、(3)『新 ...
47. しせんしゅう【私〓集】
国史大辞典
和歌集』など、鎌倉時代の『万代和歌集』『雲葉和歌集』などもっとも多く、(二)は平安時代の『古今和歌六帖』、鎌倉時代の『現存和歌六帖』『夫木和歌抄』など、(三)は ...
48. しせん‐わかしゅう【私撰和歌集】
デジタル大辞泉
和歌の私撰集。「古今和歌六帖(こきんわかろくじょう)」「夫木和歌抄」など。⇔勅撰和歌集。  ...
49. しせん‐わかしゅう[‥ワカシフ]【私撰和歌集】
日本国語大辞典
〔名〕民間または個人が、多数の歌人の歌を撰定し編集した私的な和歌集。公的な勅撰和歌集に対していう。「古今和歌六帖」「万代和歌集」「夫木和歌抄」などがその例。私撰 ...
50. したのおび‐の【下帯─】
日本国語大辞典
ふしたのおびのめぐりて逢へるつまや何なり」図書寮本の「古今和歌六帖」などでは、両歌とも「したをひの」と表記されている。あるいは「下帯の」といったこともあるかと思 ...
「古今和歌六帖」の情報だけではなく、「古今和歌六帖」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶

古今和歌六帖と同じ和歌・歌人カテゴリの記事
後撰和歌集(日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典・国史大辞典)
『古今和歌集』に次ぐ第二の勅撰和歌集。略称「後撰集」。951年(天暦5)、村上天皇の命により昭陽舎(梨壺に撰和歌所が設けられ、別当に藤原伊尹、寄人に大中臣能宣、清原元輔、源順、紀時文、坂上望城のいわゆる「梨壺の五人」が任ぜられて
なが‐うた 【長歌・長唄】(日本国語大辞典)
和歌の一体。五音、七音の二句を三回以上続け、最後に七音を添えるもの。ちょうか。*古今和歌集〔905〜914〕雑体・一〇〇二・詞書「ふるうたたてまつりし時のもくろくのそのなかうた」*源氏物語〔1001〜14頃〕行幸「なかうたなどの心ばへあらむを、御覧ぜむには
やまと‐うた 【大和歌・倭歌】(日本国語大辞典)
わが国固有の歌。多く、唐歌(からうた)に対して和歌をいう。*古今和歌集〔905〜914〕仮名序「やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける」*後鳥羽院御口伝〔1212〜27頃〕「やまと哥を詠ずるならひ、昔より今にいたるまで
旋頭歌(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
歌体の一つ。「みじかうた」「みそひともじ」ともいう。形式は五・七・五・七・七の五句体、三十一音。五句を分けて、五・七・五の三句を上の句、七・七の二句を下の句、さらに第一句を初句・頭句・起句、第二句を胸句、第三句を腰句、第五句を結句・尾句・落句などと呼ぶ。
歌論書(国史大辞典)
歌に関して批評的文学論的見解を述べた文献。歌の定義・要素・分類・歌病などのほかに、歌に関する種々の研究、たとえば歌集の校訂・注釈・類纂および歌書の文化史的研究などをも含むものが多い。奈良時代、『万葉集』にも批評意識は散見するが、歌論書としては『歌経標式』(藤原浜成)
和歌・歌人と同じカテゴリの記事をもっと見る


「古今和歌六帖」は古典文学に関連のある記事です。
その他の古典文学に関連する記事
野白内証鑑(日本古典文学全集)
野白内証鑑一之巻目録自分の行状の弁解をした野郎の話秘密の色遊びはばれたが、始めより末に至って情勢が好転した野郎の大臣。その相手は羽ぶりのよい撞木町の女郎。悪性をささやいてすすめる耳塚の駕籠屋。客に肌を見せない白人の話 外面は菩薩のようだが内情は
豊後国風土記(日本古典文学全集)
豊後の国。郡は八所、〔郷は四十、里は百十〕駅は九所、〔みな小路〕烽は五所、〔みな下国〕寺は二所〔一つは僧の寺、一つは尼の寺〕である。

豊後の国は、本、豊前の国と合わせて一つの国であった。昔、纏向の日代の宮で天下をお治めになった大足彦の天皇
魯迅 その文学と革命(東洋文庫)
中国近代文学の父であり,偉大な思想家でもある魯迅は,知識人としての苦悩のなかで,中国の「寂寞」を見つめ,自らをも傷つける「革命」を志向する。著者会心の魯迅伝。1965年07月刊
論語徴(東洋文庫)
秦・漢以前の古文辞に対する確固たる自信から孔子の言論を読みとく,論語の注釈のなかでもっとも論争的な注釈書。卓抜した孔子論を展開するとともに,徂徠自身の思想も開陳する。第1巻は,学而,為政,八佾,里仁,公冶長,雍也,述而,泰伯。1994年03月刊
近世和歌集(日本古典文学全集)
年内立春 去年と今年の二本の緒で縒り合わせて掛けて同じ年が一本にまとまらないように、こんがらがってなかなか理解できない春はやって来た。やや趣向倒れの感がある。長嘯子としては機知を働かせたのだろうが。鶯 軒端の梅が咲いていて、一晩中鶯の到来を
古典文学に関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1700冊以上(総額750万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶