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  11. 古来風躰抄
日本大百科全書(ニッポニカ)

古来風躰抄
こらいふうていしょう

藤原俊成(しゅんぜい)の歌論書。俊成84歳の1197年(建久8)に式子(しょくし)内親王の依頼で初撰(しょせん)本、1201年(建仁1)に再撰本が書かれた。上巻は和歌本質論、和歌史論などの論述と『万葉集』抄出歌191首からなり、下巻は『古今集』から『千載集(せんざいしゅう)』に至る勅撰集抄出歌395首と若干の歌評とからなる。それまでの歌学書の知識偏重を批判して文芸性を重視し、和歌史の具体的な作品例のなかから、美的本性を把握させようとしたところに特色がある。明確な和歌様式史観と、韻律性や余情効果としての映像性に美的本質をとらえる和歌観を初めて示した点に、歌論史上の功績がある。冷泉(れいぜい)家に俊成自筆本(初撰本)の現存することが確認され、国宝に指定された。
[松野陽一]


『古来風躰抄』[百科マルチメディア]
『古来風躰抄』[百科マルチメディア]
下巻 藤原俊成(しゅんぜい)著 1808年(文化5)刊 国立国会図書館所蔵
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し」、四句「衣ほしたり」)、古来風躰抄(二句「夏ぞ来ぬらし」、四句「衣乾かす」)。以下夏の歌。永承五年(一〇五〇)四月正子内親王家絵合、今鏡・藤波の下、古来風躰 ...
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日本古典文学全集
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45. しん‐ごう【信仰】
仏教語大辞典
「共に信仰する事無限し」 2 一般的に、信頼して疑わないこと。深く心服し、尊敬すること。 古来風躰抄 下 「古今こそ本たいと信仰すべきものなれば」  ...
46. に‐しょう【二生】
仏教語大辞典
「更重挙二生以顕之」 2 前生と現生との二つ。前世と現世の二つの生涯。または、来世に二度生まれること。 古来風躰抄 上 「二生の人にこそおはしけれ」 に‐しょう ...
47. にほんしそうたいけい【日本思想大系】
国史大辞典
23古代中世芸術論集 教訓抄(狛近真)・洛陽田楽記(大江匡房)・作庭記・入木抄(尊円入道親王)・古来風躰抄(藤原俊成)・無名草子・老のくりごと(心敬)・君台観左 ...
48. 日本霊異記 38ページ
日本古典文学全集
『上宮聖徳太子伝補闕記』『私聚百因縁集』七、『聖徳太子伝暦』下、『神明鏡』巻上推古条、『拾遺集』巻二十、『古来風躰抄』などに見える。『平氏伝雑勘文』巻下二は、諸 ...
49. ふげん‐きぎょ【浮言綺語】
仏教語大辞典
いつわりの言葉。うわついた言葉と誠意のない飾った言葉。仏の教えに対して詩歌管絃の類をいう。 →狂言綺語 古来風躰抄 上 「かれは法文金口の深き義なり。これは浮言 ...
50. 藤原俊成(ふじわらのしゅんぜい)画像
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舞台に『六百番歌合』『慈鎮和尚自歌合(じちんかしょうじかあわせ)』その他多くの歌合加判、『古来風躰抄(こらいふうていしょう)』執筆などを通じて、保守派の歌道師範 ...
「古来風躰抄」の情報だけではなく、「古来風躰抄」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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