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  11. 撰集抄
国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典

国史大辞典
〓集抄
せんじゅうしょう
鎌倉時代の仏教説話集。著者不明。九巻九冊もしくは三冊の広本と九巻三冊の略本とがあり、広本は説話数百二十一、略本は五十八。巻末に、寿永二年(一一八三)讃州善通寺の方丈の庵で記したとあるが、認め難い。成立年代については、多くの内部徴証を勘案した諸説があって、一定し難いが、建長二年(一二五〇)前後十数年もしくは数十年のあたりの成立とみてよかろう。百二十一話の内容は多彩であるが、巻頭の名利をふり捨て求道一筋に生きた増賀聖の話以下、多くの高僧をはじめ、貴族・武士・女房・遊女など、さまざまの人物の発心・出家・遁世・往生などにまつわる佳話が集め語られている。四国旅行など西行自記の体裁をとった話や、西行の詠歌や、西行を主人公とする説話が目立ち、「西行記」とした江戸の版本もあって、古くは西行作と信じられてきたが、藤岡作太郎の『西行論』以降、近年多くの論考が出て、何人かが西行に仮託して述作したものと認められている。大きな特色は、説話の部分に対比して、批評・感想・反省・讃嘆・教訓・説教・解説などの叙述の部分が大きいことであり、説話にもとづく一種の評論の書である。美文調や和歌説話も目につくが、各話の構成に、単なる説話の伝承だけでなく、編者の感想や意見をもふくみ込めた構成的・創作的意図が著しい。『続群書類従』雑部、『大日本仏教全書』、『西行全集』(二種)、『岩波文庫』、『古典文庫』、『笠間叢書』一三九などに収められているほか、安田孝子他編『撰集抄―松平文庫本―』、渡辺信和・安田孝子編『撰集抄―大林院本・小林本―』がある。
[参考文献]
『群書解題』二一、小林忠雄「撰集抄に関する一考察」(『国学院雑誌』四六ノ九)、今野達「撰集抄の成立について」(『国語国文』二五ノ一二)、伊藤博之「撰集抄における遁世思想」(『仏教文学研究』五)、西尾光一「西行的人間と西行好みの人間」(『文学』三七ノ四)
(西尾 光一)


日本大百科全書
撰集抄
せんじゅうしょう

鎌倉時代の仏教説話集。九巻。著者未詳。13世紀なかばころの成立か。序文には、寿永(じゅえい)2年(1183)讃岐(さぬき)国善通寺で記したと書いてあり、作中に語り手が自ら西行(さいぎょう)と名のる場面などもあって、古くから西行の自作と考えられてきたが、仮託であることは明らか。内容は、西行が諸国行脚(あんぎゃ)の途上に見聞した「心澄む」理想の遁世(とんせい)者たちのおもかげを書き留め、感想、批評、教訓などを付したという体裁をとる。理想の遁世者として登場する人物は、玄賓(げんぴん)、増賀をはじめとする著名な人物や、行賀(ぎょうが)、真誉、永玄、真範、覚英などといった有名無名の僧侶(そうりょ)や官人、武士、遊女などで、種々の階層にわたるが、大部分は、なんらかの伝承を核にして話を膨らませた創作説話であると思われる。本書に大きな影響を与えた『閑居友(かんきょのとも)』(慶政上人(けいせいしょうにん)著か)とともに、鎌倉中期遁世思想のあり方を知る手掛りとなるほか、漂泊の歌人西行のイメージを形成するうえで後代に与えた影響は大きい。
[小島孝之]


『撰集抄』[百科マルチメディア]
『撰集抄』[百科マルチメディア]
古活字版 巻1 元和年間(1615~1624)刊 国立国会図書館所蔵


改訂新版・世界大百科事典
撰集抄
せんじゅうしょう

鎌倉時代の説話集。編者未詳。13世紀後半の成立か。9巻。序に〈新旧のかしこきあとを撰(えら)びもとめける言の葉を書き集め,撰集抄と名づけて,座の右に置いて,一筋に知識とたのまむとなり〉とあり,生き方の指針となる書として編まれた。編者による説話の批評・評論的な部分が多く,法語あるいは随筆のような印象を読者に与えている。全体としては仏教書というべきであろう。世の無常をさとって仏道に入れ,と説き,出家遁世者の中に見いだした“心澄む”人々の行いを描いている。収録説話には仏教的なものが多いが,和歌,漢詩,芸能に関するものもある。本書は長いあいだ西行の著であると信ぜられ,享受されてきた。〈遁世者〉として,〈漂泊の歌人〉としての西行像の形成にはたした役割は大きい。しかし実際には西行の著ではなく,西行がみずからの体験,見聞を記録したという体裁は虚構である。
[出雲路 修]

[索引語]
西行(人名)
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1. 撰集抄画像
日本大百科全書
鎌倉時代の仏教説話集。九巻。著者未詳。13世紀なかばころの成立か。序文には、寿永(じゅえい)2年(1183)讃岐(さぬき)国善通寺で記したと書いてあり、作中に語 ...
2. 撰集抄
世界大百科事典
13世紀後半の成立か。9巻。序に〈新旧のかしこきあとを撰(えら)びもとめける言の葉を書き集め,撰集抄と名づけて,座の右に置いて,一筋に知識とたのまむとなり〉とあ ...
3. せんじゅうしょう[センジフセウ]【撰集抄】
日本国語大辞典
鎌倉後期の仏教説話集。九巻。編者未詳。西行作に仮託して、跋文では寿永二年(一一八三)擱筆とするが、虚構。建長二年(一二五〇)頃の成立か。近世では西行自記と考えら ...
4. せんじゅうしょう【〓集抄】
国史大辞典
られているほか、安田孝子他編『撰集抄―松平文庫本―』、渡辺信和・安田孝子編『撰集抄―大林院本・小林本―』がある。 [参考文献]『群書解題』二一、小林忠雄「撰集抄 ...
5. 『撰集抄』[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
古活字版 巻1 元和年間(1615~1624)刊 国立国会図書館所蔵 ...
6. あい‐えん[‥ヱン]【哀猿】
日本国語大辞典
〔名〕悲しげな声で鳴いているサル。*撰集抄〔1250頃〕五・六「前は野辺、つまは山路なれば、虫の音物哀れに、哀猿の声まことに心すごし」*謡曲・鞍馬天狗〔1480 ...
7. あい‐ねん【哀念】
日本国語大辞典
〔名〕あわれみ思うこと。また、悲しい思い。*類従本撰集抄〔1250頃〕二・迎西上人事「恩潤深き主君、或は哀念甚しき父母にても有けん」*漢書‐文帝紀「今乃幸以 ...
8. あい‐もう[‥マウ]【愛網】
日本国語大辞典
がれがたい網。*霊異記〔810〜824〕下・三八「等流果に引かるるが故に、愛網の業を結び」*撰集抄〔1250頃〕一・三「後際かならず妄想の宅に帰りて、互にあひも ...
9. あか‐おに【赤鬼】
日本国語大辞典
〔名〕(1)地獄で罪人を責め苦しめるという赤い鬼。*類従本撰集抄〔1250頃〕八・都良香竹生島并朱雀門詩作事「赤鬼の白たうさきして、物おそろしげなるが大なる声し ...
10. あく‐しゅ【悪趣】
日本国語大辞典
悪趣〓」*撰集抄〔1250頃〕一・伊勢が長歌の事「三途のちまた、中有の旅には妻子珍宝身にそはざるのみならず却て ...
11. あく‐しゅ【悪趣】
仏教語大辞典
阿修羅を加えて四悪趣といい、別に人・天を加えて五悪趣という。善趣に対する。 →悪所 →悪道 撰集抄 一・四 「三途のちまた、中有の旅には妻子珍宝身にそはざるのみ ...
12. あさみ‐ののし・る【浅罵】
日本国語大辞典
〔自ラ四〕事の意外さに驚いて、騒ぎまわる。*撰集抄〔1250頃〕七・五「その里の物ども、目もめづらかに覚て、あさみののしるわざも事もなのめにあらず」*日葡辞書〔 ...
13. あとまくら も =知(し)らず[=覚(おぼ)えず]
日本国語大辞典
責(せた)めに寄りたるに、隠したるを見つけて、あと枕もしらず泣き嘆きて、泣き入りて臥せり」*撰集抄〔1250頃〕七・三「病まざらんすら命もつぎがたきに、ましてあ ...
14. あば・う[あばふ]
日本国語大辞典
〔他ハ四〕かばう。防ぐ。守る。*撰集抄〔1250頃〕六・一「むらがれる虎にあひて、食ひ奉らんとしけるに〈略〉錫杖にてあばへりければ」*雑俳・川柳評万句合‐安永二 ...
15. あばう[方言]
日本方言大辞典
1965 岐阜県飛驒「子供をあばって馬に蹴られる」502飛驒のことば(土田吉左衛門)1959撰集抄六・玄奘三蔵「むらがれる虎の合ひて喰ひ奉らんとしけるに〈略〉錫 ...
16. あみ‐き【編木】
日本国語大辞典
〔名〕田楽などに用いた楽器の一つ。数十枚の薄板の一端にひもを通して、伸縮させて音を出すもの。びんざさら。*類従本撰集抄〔1250頃〕五・厳島并宇佐宮事「ささらを ...
17. 生仏
世界大百科事典
。慈悲深い人,柔和で怒らぬ人もよく生仏のような人といわれるが,遊女を生仏とする思想もある。《撰集抄》巻五の性空(しようくう)上人と室(むろ)の遊女の物語がそれで ...
18. い‐ごう[‥ゴフ]【意業】
日本国語大辞典
と。心業。*往生要集〔984〜985〕大文四「第三作願門者、以下三門。是三業相応之意業也」*撰集抄〔1250頃〕一・五「是ぞ三業の中の意業の行に侍れば、百千無量 ...
19. いちいん‐とんじょう[‥トンジャウ]【一印頓成】
日本国語大辞典
わずか一つの印相を習い、または、印契(いんげい)を結ぶことによって、直ちに成仏の利益を得ること。*撰集抄〔1250頃〕七・覚鑁上人事「真言宗を悟りきはめて、一ゐ ...
20. いちじょうもどりばし【一条戻橋】京都市:上京区/聚楽学区/堀川下之町地図
日本歴史地名大系
み渡れはやもどり橋とは人のいふらん「源氏物語」にも「行くは帰るの橋」と出る。橋名の由来は、「撰集抄」に「一条の橋をばもどり橋といへるは、宰相三善清行のよみかへり ...
21. いっ‐かい【一階】
日本国語大辞典
」*宇津保物語〔970〜999頃〕蔵開下「をんなかうぶり一かい越えて内侍のかみ三位の加階し給ふ」*撰集抄〔1250頃〕八・九「四条大納言公任、斉信の中納言をこえ ...
22. いっこ‐ばんり【一挙万里】
仏教語大辞典
世の名利から逃れること。その徳をかくす最後の手段として説かれるもの。『摩訶止観』巻七・下に見える。 撰集抄 三・八 「いかなる智者の、一挙万里によりて徳をかくし ...
23. いっ‐せかい【一世界】
日本国語大辞典
(かか)る大(おほきなる)人有る所有と仏不説給(ときたま)はず」(2)この世全体。世界中。*撰集抄〔1250頃〕六・一「周の穆王の八駿の駒にむちをうって、一世界 ...
24. いとおし・い[いとほしい]
日本国語大辞典
77頃か〕四「うち笑ひ給ひて、『一人しも思し咎むるこそいとほしけれ。〈略〉』とのたまへば」*撰集抄〔1250頃〕一・国行三位遁世之事「去り難き妻、いとほしき子を ...
25. いな‐・ぶ【辞・否】
日本国語大辞典
〕【一】に同じ。*日本書紀〔720〕允恭元年一二月(寛文版訓)「何ぞ遂に謝(イナハ)むや」*撰集抄〔1250頃〕八・伊勢広隆寺歌事「もし道にて思はざる事侍るとも ...
26. いまそ‐が・り【坐─】
日本国語大辞典
居友〔1222頃〕上・真如親王天竺にわたりたまふ事「昔、真如親王といふ人、いまそかりけり」*撰集抄〔1250頃〕九・四「さても孝養のこころ深くいまそかりけるこそ ...
27. 隠者文学画像
日本大百科全書
つれづれぐさ)』、連歌師たちのある種の連歌、随筆、評論があり、『発心集(ほっしんしゅう)』『撰集抄(せんじゅうしょう)』などの仏教説話集、『海道記』『東関紀行』 ...
28. いん‐にん【隠忍】
日本国語大辞典
〔名〕苦しみを外部にあらわさないで、耐え忍ぶこと。おんにん。*類従本撰集抄〔1250頃〕八・為頼歎老苦「若き殿上人、中納言を打見て、皆隠忍給へりければ、中納言打 ...
29. 浮世物語(仮名草子集) 98ページ
日本古典文学全集
『京童』巻二にも類似の説がある。「昔の江口の長は普賢菩薩の顕現とこそ申し伝へて候へ」(謡曲・江口)。その他『撰集抄』ほかにも伝える説話による行文。華厳宗の所依の ...
30. うげつ【雨月】[能曲名]
能・狂言事典
やがて宮守の老人に住吉明神がのりうつって現れ、西行の和歌を褒め、舞を舞う(〈真ノ序ノ舞〉)。 『撰集抄』第五の「月は漏れ」の和歌の話を基にした前場と、『古今著聞 ...
31. 雨月物語 277ページ
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水尾坂。竹杖。「労苦」(たとへづくし)。仏道に思索をこらし、考えつめる修行。以上の文章は、『撰集抄』巻二「花林院永玄僧正之事」の一節をアレンジして組み立てられて ...
32. 雨月物語 278ページ
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「是ならん御墓にやと、今更かきくらされて物も覚えず」(慶安三年版『撰集抄』一の七)。「清涼紫宸の間にやすみし給ひて」(撰集抄・一の七)。紫宸は大内裏正殿、清涼は ...
33. 雨月物語 279ページ
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野鹿。白峰陵の荒廃をめぐる西行の感慨は、慶安三年版『撰集抄』一の七「新院御墓白峯有之事」をもとに構成されている。「一天の君万乗のあるじ」(撰集抄)。天子のこと。 ...
34. 雨月物語 280ページ
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現すこと。人はこの世に生れ変るとき、前世のことはすべて忘れ去るということ。「隔生即忘して」(撰集抄)。秋成は、漢字にその本来の意や訓をはなれた和語を書き添えて、 ...
35. うたて‐〓
日本国語大辞典
〔形シク〕「うたてい」に同じ。*撰集抄〔1250頃〕九・八「女は殊に罪深きとうけ給はるに此の振舞をさへし侍る事、げに前(さき)の世の宿習の程思ひ知られ侍りて、う ...
36. うたてー[方言]
日本方言大辞典
なげくと聞き侍れば、いとうたてくなん」《うたてしー》 伊豆八丈島※077八丈実記(近藤富蔵)撰集抄九・八「げに前さきの世の宿習の程思ひ知られ侍りて、うたてしく侍 ...
37. うだ・く【抱・懐】
日本国語大辞典
〉」*観智院本類聚名義抄〔1241〕「拱 ウタク」*撰集抄〔1250頃〕八・二〇「身をたをやかになして、鞠をうだき侍るべし」*法華経音訓〔1386〕「擁 ...
38. うつ・る【移・遷】
日本国語大辞典
「今日だにも庭をさかりとうつる花消えずはありとも雪かともみよ〈後鳥羽院〉」(4)人が死ぬ。*撰集抄〔1250頃〕四・一「うつりし人の後世を、こまごまと弔(とぶら ...
39. うんか の 如(ごと)し
日本国語大辞典
雲やかすみがわき起こるようである。*宇治拾遺物語〔1221頃〕三・四「わたりせむとする者、雲霞のごとし」*撰集抄〔1250頃〕一・二「人雲霞のごとく走り集まりて ...
40. 栄花物語 187ページ
日本古典文学全集
実方は歌人として著名で、『実方集』があり、また、数奇な行動を伝える逸話が『古事談』巻一ノ三〇、『撰集抄』第八、『今鏡』打聞などにみえる。道隆の長兄、の意。道綱を ...
41. えいそ の 風(かぜ)
日本国語大辞典
(ははきぼし)、東西の天にみへけるより、八月に改元、永祚の風さらにおよばぬ天災なり」*類従本撰集抄〔1250頃〕七・宗順阿闍梨信泊瀬観音遁災難事「去程に二三日経 ...
42. えぐち【江口】
全文全訳古語辞典
「江口の(遊)君」と称する遊女がたむろした。西行法師が江口の遊女と歌問答したことは有名で(『撰集抄』)、それを題材としたのが謡曲「江口」。現在、大阪市東淀川区に ...
43. えぐち【江口】
国史大辞典
『大和物語』には亭子の帝が鳥飼の院に和歌をよくする遊女白女(しろめ)を召されたことがみえている。『撰集抄』にみえる西行法師と江口君との歌問答は特に有名で、演劇や ...
44. えぐち・えぐちのしゅく【江口・江口宿】大阪府:大阪市/東淀川区/江口村地図
日本歴史地名大系
宿りををしむ君哉よを厭ふ人としきけばかりの屋に心とむなと思ふばかりぞが収められる。この話は「撰集抄」をはじめ説話集のなかでさまざまに形象化され、後世の謡曲・長唄 ...
45. えぐち の 君(きみ)
日本国語大辞典
相手にした遊女の総称。のち、謡曲「江口」によって虚構された特定の遊女、妙(たえ)をさす。さらに、「撰集抄」などの、江口の尼の話とも混同されて、江口の堤に歌塚や像 ...
46. えぐちのきみ【江口君】
国史大辞典
した遊女妙(たえ)が創建したことになっているが、信じ難い。境内には妙の墓と称するものがあり、『撰集抄』にみえる西行と妙の歌を刻した碑もあるが、この碑は江戸時代の ...
47. えん‐とう[ヱン‥]【円頭】
日本国語大辞典
〔名〕(1)まるい頭。また、髪を剃り落とした頭。僧の頭。円頂。*類従本撰集抄〔1250頃〕四・範円聖人事「ゑん頭になりぬるは」(2)刀剣の一種で棟が丸みをもった ...
48. えん‐まん[ヱン‥]【円満】
日本国語大辞典
自然(おのづか)ら円満しなむ」*平家物語〔13C前〕七・竹生嶋詣「一度参詣の輩は、所願成就円満すと承はる」*撰集抄〔1250頃〕一・七「われらもいくたびか、かの ...
49. おおがみやまじんじゃおくみや【大神山神社奥宮】鳥取県:西伯郡/大山町/大山
日本歴史地名大系
山中修行ののち釈迦如来を感得して南光院を、阿弥陀如来を感得して西明院を開いたと伝える。同様の逸話は「撰集抄」にもみえ、俊方という猟師が射止めた鹿が地蔵に変わった ...
50. 大阪(府)画像
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淀川右岸の江口には遊女の里があった。江口の遊女と西行法師(さいぎょうほうし)とのかかわりあいは『撰集抄(せんじゅうしょう)』『古事談』などにみえる。それをもとに ...
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