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  11. 拾遺愚草
日本大百科全書(ニッポニカ)

拾遺愚草
しゅういぐそう

藤原定家(ていか)の家集。「拾遺」は侍従(じじゅう)の唐名(とうみょう)で定家の官職名。上中下の3巻は1216年(建保4)に成立し、その後も出家時の1233年(天福1)まで増補。上巻は初学(しょがく)百首から関白左大臣家百首までの15種の百首、中巻は韻歌(いんか)128首から女御入内屏風歌(にょうごじゅだいびょうぶうた)の12種の作品、下巻は四季、賀、恋、雑の部類歌を収める。本集には、10代後半の習作期の歌から、新風開拓に苦心し、世間から達磨(だるま)歌と評された文治(ぶんじ)・建久(けんきゅう)期(1185~99)の歌をはじめ、その長い作歌活動の生涯の大部分の詠作が集められている。伝本は、(1)自筆本系(定家自筆本。冷泉為臣(れいぜいためおみ)編『藤原定家全歌集』に翻刻。1940・文明社)、(2)来田(らいた)本系(定家自筆の草稿本)、(3)六家集本系(自筆本に後人の増補)がある。『拾遺愚草員外(いんがい)』1巻は、正編3巻の完成後、早い時期に補足したもので、1237年(嘉禎3)ごろに大部分が完成。巻末の藤川百首は後人の追加である。
[有吉 保]

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検索コンテンツ
1. しふゐぐさう【拾遺愚草】
全文全訳古語辞典
[書名]鎌倉初期の私家集。藤原定家の自撰集。本編三巻と員外四巻から成る。一二一六年(建保四)成立し、その後、一二三七年(嘉禎三)頃まで追加される。歌数三千八百首 ...
2. 拾遺愚草
日本大百科全書
(2)来田(らいた)本系(定家自筆の草稿本)、(3)六家集本系(自筆本に後人の増補)がある。『拾遺愚草員外(いんがい)』1巻は、正編3巻の完成後、早い時期に補足 ...
3. 拾遺愚草
世界大百科事典
取りの手法を用いて,観念的世界を構築。なお,後に編んだ《拾遺愚草員外雑歌》1巻は,言語遊戯的な歌を収める。赤瀬 知子 藤原定家 拾遺愚草員外雑歌 ...
4. しゅういぐそう[シフヰグサウ]【拾遺愚草】
日本国語大辞典
鎌倉初期の私家集。藤原定家の和歌を収める。自撰。本編三巻と員外の四巻から成る。総歌数は三七五五首。建保四年(一二一六)に成立、その後天福元年(一二三三)に出家す ...
5. しゅういぐそう【拾遺愚草】
国史大辞典
石田吉貞『藤原定家の研究』、片山享・久保田淳編『六家抄』(『中世の文学』八)、石川常彦校注『拾遺愚草古注』上(同一一)、久保田淳『訳注藤原定家全歌集』 (後藤  ...
6. 拾遺愚草(しゅういぐそう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 370ページ ...
7. あお‐みどり[あを‥]【青緑】
日本国語大辞典
かけて染める。濃い緑色。*延喜式〔927〕一四・縫殿寮「雑染用度〈略〉青緑帛一疋。藍四囲。黄蘗二斤」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕中「仰げどもこたへぬ空のあおみ ...
8. あき 闌(た)く
日本国語大辞典
《季・秋》*金槐和歌集〔1213〕秋「塩がまの浦吹く風にあきたけてまがきの島に月かたぶきぬ」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕中「秋たけぬいかなる色とふく風にやがて ...
9. あきなき‐はな【秋無花】
日本国語大辞典
秀の「草も木も色かはれどもわたつうみの浪の花にぞ秋なかりける」の歌から)波をたとえていう。*拾遺愚草員外〔1240頃〕「淡路島秋なき花をかざしもて出づるもおそし ...
10. あき の 色(いろ)
日本国語大辞典
〔970〜999頃〕藤原の君「秋の色も露をもいさやをみなへし木がくれにのみおくとこそ見れ」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「さえのぼる月の光にことそひて秋のいろ ...
11. あき の 扇(おうぎ)
日本国語大辞典
(1)秋になり、不用となった扇。捨て扇。忘れ扇。秋扇。《季・秋》*拾遺愚草員外〔1240頃〕「敏鷹(はしだか)を手馴(たな)らす頃の風立ちて秋のあふぎぞ遠ざかり ...
12. あき の 声(こえ)
日本国語大辞典
05〕雑下・一九九二「みづぐきの中にのこれるたきの声いとしも寒き秋の声かな〈大中臣能宣〉」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「さえわたる霜にむかひてうつ衣いくとせ ...
13. あき の 隣(となり)
日本国語大辞典
《季・夏》*古今六帖〔976〜987頃〕一・春「こよひしもいなばの露のおきしくは秋のとなりになればなりけり」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「かりねせし玉江のあ ...
14. あき の 響(ひび)き
日本国語大辞典
いかにも秋らしさを感じさせるものの音色。*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「鳴くせみも秋のひびきの声たてて色にみやまの宿のもみぢ葉」 ...
15. 総角(源氏物語) 335ページ
日本古典文学全集
、雪の中を訪れた。藤原定家の歌に「誰ばかり山路を分けて訪ひ来らむまだ夜は深き雪のけしきに」(拾遺愚草)があり、『細流抄』に「此わたりより出でたるべし。(中略)雪 ...
16. あしおやま【足尾山】茨城県:新治郡
日本歴史地名大系
る歌枕で、次のような歌がある。あしほ山止ず心は筑波ねのそがひにだにもみらくなき頃 藤原定家(拾遺愚草)さを鹿の角ぐみ初しあしほ山ほに出て鳴秋は来に鳧 藤原家隆( ...
17. あしほ‐やま【葦穂山】
日本国語大辞典
そがひ)に見ゆる安之保夜麻(アシホヤマ)悪しかる咎(とが)もさね見えなくに〈東歌・常陸〉」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「あしほ山やまず心は筑波嶺(つくばね) ...
18. あぜ‐づたい[‥づたひ]【畔伝】
日本国語大辞典
〔名〕(「あぜづたえ」とも)田のあぜに沿って移動すること。*拾遺愚草員外〔1240頃〕「あせつたひもりくる水も氷ゐてかり田さひしき冬の山かけ」*広本拾玉集〔13 ...
19. あたごじんじゃ【愛宕神社】京都市:右京区/上嵯峨村地図
日本歴史地名大系
出家両人兄弟也」の記事をみるがいずれも寺名はなく、愛宕山のどの寺であるかはわからない。藤原定家の「拾遺愚草」に釈教十首の「明地」として、「明らけき朝日の影にあた ...
20. あとかた (も)無(な)い
日本国語大辞典
山(しらやま)冬ごもり往き来の人のあとかたもなし」(2)わけがわからない。筋道が立たない。*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「秋の夜は雲路をわくる雁がねのあとかた ...
21. あま‐ぎ・る【天霧】
日本国語大辞典
歌集〔1205〕春下・一〇三「花の色にあまぎる霞立ちまよひ空さへにほふ山桜哉〈藤原長家〉」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「吹き乱る雪の雲間をゆく月のあまぎる風 ...
22. あまつ 雲居(くもい)
日本国語大辞典
雲ゐをはらふらむ更けゆくままに月のさやけき」(2)(「雲の上」の意から)禁中。宮中。朝廷。*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「照らすらん神路(かみぢ)の山の朝日か ...
23. あまつ 日嗣(ひつぎ)
日本国語大辞典
、渟中倉太珠敷天皇の皇后額田部皇女に請(まう)して践祚(アマツヒツギしら)せまつらむとす」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「久かたの あめつちともに かぎりなき ...
24. あまのはしだて【天橋立】京都府:宮津市
日本歴史地名大系
と渡る天の橋立 藤原家隆(壬二集)むば玉の夜わたる月のすむ里はげに久方の天の橋立 藤原定家(拾遺愚草)「和泉式部集」には敦道親王との次の贈答歌がある。 丹後に下 ...
25. あら‐くま【荒熊】
日本国語大辞典
くま)の住むと云ふ山のしはせ山責(せ)めて問ふとも汝(な)が名は告(の)らじ〈作者未詳〉」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「思ふにはおくれむものかあらくまの住む ...
26. あらし の 上(うえ)
日本国語大辞典
嵐の吹く上の方。〓嵐の底(そこ)。*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「うちもねず嵐のうへのたび枕みやこのゆめにわくる心は」*摂政家月十首歌 ...
27. あらちやま【愛発山】福井県:敦賀市/疋田村
日本歴史地名大系
じきの道を造る白雪 西行(山家集)有乳山みねの木枯さきだてゝ雲の行くてに落る白雪 藤原定家(拾遺愚草)なお先引万葉集歌にみえる「八田の野」は現奈良県大和郡山市に ...
28. ありあけさん【有明山】長野県:南安曇郡
日本歴史地名大系
た花に光の有明の山 慈円(拾玉集)照りかはる紅葉を峰の光にてまづ月ほそき有明の山 藤原定家(拾遺愚草員外)など多くの歌が歌われている。また「有明山がはちまきをす ...
29. あり‐かず【有数】
日本国語大辞典
にせん〈よみ人しらず〉」*顕昭古今集註〔1185〜91〕七「ありかずとはあるかずと云ふ也」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「きみが世の月と秋とのありかずにおくや ...
30. ありき‐ぞめ【歩初】
日本国語大辞典
その儀式。*隆信集〔1204頃〕賀「中納言親宗おさなきこのありきそめにくるまひきいれられて侍しに」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「中将の子をありきぞめにつかは ...
31. あれ‐ま【荒間】
日本国語大辞典
*散木奇歌集〔1128頃〕冬「柴の庵のねやのあれまにもる雪は我(わが)かりそめのうはぎなりけり」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「うつしける月のみかほは光りあひ ...
32. あれ‐まく【荒─】
日本国語大辞典
たの天(あめ)見るごとく仰ぎ見し皇子(みこ)の御門の荒巻(あれまく)惜しも〈柿本人麻呂〉」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「あれまくも人は惜しまぬ故郷(ふるさと ...
33. あわれび[あはれび]【哀・憐】
日本国語大辞典
なして」*蘇悉地羯羅経寛弘五年点〔1008〕下「大悲愍(あハレビ)を垂れて本願を成すが故に降臨を見せられよ」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「あはれびを広田の浜 ...
34. いい‐なし[いひ‥]【言做・言為】
日本国語大辞典
あえてそのように言うこと。(1)それらしく言いこしらえること。こしらえごと。また、告げ口。*拾遺愚草〔1216〜33頃〕中「みよし野の春もいひなしのそらめかと分 ...
35. いく‐の【幾野】
日本国語大辞典
また、多くの野原。*広言集〔1182頃〕「見渡せば大江の山に雲晴れていくのともなくすめる月哉」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「むらさめの玉ぬきとめぬ秋風にいく ...
36. いさ
日本国語大辞典
ら雲の程も知られず〈〓然〉」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「しきしまのみちにわが名はたつのいちやいさまたしらぬやまとことのは」( ...
37. いざと‐さ【寝聰─】
日本国語大辞典
〔名〕(形容詞「いざとい」の語幹に接尾語「さ」の付いたもの)いざといこと。また、その度合。*拾遺愚草員外〔1240頃〕「朝ぼらけ夜床の霜のいざとさにけぶりを急ぐ ...
38. いずこ は あれど
日本国語大辞典
「いずく(何処)はあれど」に同じ。*拾遺愚草〔1216〜33頃〕中「霞とも花ともいはじ春のかげいづこはあれど塩竈の浦」 ...
39. いそ‐じ[‥ぢ]【磯路】
日本国語大辞典
〔名〕磯伝いの道。*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「海渡るうらこぐ舟のいたづらにいそぢをすぎてぬれし浪かな」*御伽草子・朝顔の露(室町時代物語集所収)〔室町末〕 ...
40. いたずら‐ごと[いたづら‥]【徒言】
日本国語大辞典
*千載和歌集〔1187〕雑下・一一六〇「つれづれと、いたづらごとを、かきつめて〈源俊頼〉」*拾遺愚草員外〔1240頃〕「つれづれなりしかば歌にもなりなんやと試に ...
41. いでのわたり【井手渡】京都府:綴喜郡/井手町/井手村
日本歴史地名大系
この話によって、のちに歌も詠まれた。露ぞおく井手の下帯さばかりも結ばぬ野辺の草の縁りに 藤原定家(拾遺愚草)「源平盛衰記」にも宇治から大和へ向かおうとする以仁王 ...
42. いな‐むしろ【稲莚】
日本国語大辞典
。《季・秋》*山家集〔12C後〕上「夕露の玉しく小田のいなむしろかぶす穂末に月ぞすみける」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「春さめのしくしくふればいなむしろ庭に ...
43. いのち に 向(む)かう
日本国語大辞典
二・二九七九「まそ鏡ただめに君を見てばこそ命対(いのちにむかふ)吾が恋止まめ〈作者未詳〉」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「終夜(よもすがら)月にうれへてねをぞ ...
44. いろ‐かず【色数】
日本国語大辞典
〔名〕(1)色の数。色の種類。*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「露しぐれした草かけてもる山のいろかすならぬ袖を見せばや」(2)品物の種類。また、その数。品数。* ...
45. いわしみず【石清水】京都府:八幡市/男山
日本歴史地名大系
くむにぞ有ける 九条良経(秋篠月清集)石清水月には今も契りおかむ三度かげ見し秋の半を 藤原定家(拾遺愚草)「梁塵秘抄」の「神社歌六十九首」のうちに山鳩は何処か鳥 ...
46. いわ‐せ[いは‥]【石瀬・岩瀬】
日本国語大辞典
行かずこゆ巨勢道(こせぢ)から石瀬(いはせ)踏み求めそあが来し恋ひてすべなみ〈作者未詳〉」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「わきかへるいはせの波に秋すぎて紅葉に ...
47. いわと‐かしわ[いはとかしは]
日本国語大辞典
三四「吉野川石迹柏(いはとかしは)と常磐なす吾は通はむ万代(よろづよ)までに〈作者未詳〉」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「よしの河いはとかしはを越す浪の常磐堅 ...
48. いん‐か[ヰン‥]【韻歌】
日本国語大辞典
〔名〕韻を踏んだ歌。同一または類似の音を所定の位置に反復して詠みこんだ歌。*拾遺愚草〔1216〜33頃〕中「韻歌百廿八首和歌 建久七年九月十八日内大臣家、他人不 ...
49. う【兎・菟】
日本国語大辞典
〔名〕「うさぎ(兎)」の古いいい方。*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「露を待つうの毛のいかにしをるらん月の桂の影を頼みて」*和訓栞〔1777〜1862〕「兎もう ...
50. うきた‐の‐もり【浮田の森】
日本国語大辞典
大荒木の森。歌枕。*枕草子〔10C終〕一一二・森は「森はうきたのもり。うへきの森。岩瀬の森」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕下「君はひけ身こそうきたのもりのしめた ...
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