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  11. 閑居友
国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典

国史大辞典
閑居友
かんきょのとも
随想的性格の強い中世の仏教説話集。二巻。古く慈円の著といわれてきたが、書中に著者が入宋したと述べているのを手がかりとして、契沖は慶政が著者であろうと推測した。決定的資料を欠くが内部徴証や各種情況証拠からみて、慶政著作説は動かないと思われる。成立は跋文相当箇所に「承久四とせ(一二二二)の春やよひの中のころ、西山のみねの方丈の草のいほりにてしるし」たとあるのを信じてよい。また「かきあぐべきよし、かねてきこゑさせければ」とあるので、しかるべき貴人のもとめによって選述したものと察せられる。上巻に二十一話、下巻に十一話を収めるが、一々の説話に著者の隠遁者的感想や批評が配され、これが流麗な文体と相まって、本書の随想的性格を強めている。上巻は男性、下巻は女性の話柄でほぼ統一され、各説話の冒頭に、その人物の所属年代を昔・中ごろ・近ごろの三つに区別してことわっている。上巻の真如親王・如幻僧都・玄賓・空也・清海、下巻の建礼門院を除いては、まったく無名の男女を取り上げている。先行の往生伝などと重なる人物もいるが、著者は意識して重複を避け、従来指摘されなかった隠れた真実を拾うという態度を貫いている。多く著者自身の発見や体験に取材しているとみられる。伝本はすべて上巻に錯簡部分を持つが、これは尊経閣文庫本のとじ違いによることが岡田希雄によって指摘された。尊経閣本(重要文化財)が最善の祖本で、これは複製本として『尊経閣叢刊』に収める。また、活字本は『古典文庫』二四七、『続群書類従』雑部に所収。
[参考文献]
美濃部重克校注『閑居友』(『中世の文学』第一期)、野村八良『(近古時代)説話文学論』、西尾光一『中世説話文学論』(『塙選書』二八)、久保田淳『中世文学の世界』(『UP選書』九四)、『説話・物語論集』一(『閑居友』特集)、池田亀鑑「前田本閑居友解説」(『尊経閣叢刊』別冊付録)、橋本進吉「慶政上人の事蹟」(『伝記・典籍研究』所収)、永井義憲「閑居友の作者成立及び素材について」(『日本仏教文学研究』一所収)、岡田希雄「前田家蔵伝為相本閑居友を見て」(『歴史と国文学』二三ノ四)、小林保治「女性のための著述と文体―「閑居友」論ノート(上)―」(『古典遺産』一三)、同「『閑居友』序説」一―三(早稲田大学教育学部『学術研究』人文科学・社会科学篇一六―一八)、同「『閑居友』序説」四(同国語・国文学編二〇)
(山田 昭全)


日本大百科全書
閑居友
かんきょのとも

鎌倉初期の仏教説話集。上下2巻。32話(上巻21、下巻11)を収載。1222年(承久4)成立。著者不明だが、九条良経(よしつね)の長男で入宋(にっそう)経験をもつ慶政上人(けいせいしょうにん)(1189―1268)説が有力。所載説話は、著者自身述べるように、『発心集(ほっしんしゅう)』の編纂(へんさん)上の欠点を訂し、その精神の継承、充実を図る意図をもって、先行説話集にない話材ばかりが集められている。上巻は巻末話を除き、真如(しんにょ)親王や玄賓(げんぴん)ら男性主人公の話、下巻は嫉妬(しっと)のあまり鬼になった女や建礼門院哀話など女性主人公の話で占められる。それらの説話配列には周到な配慮がみられる。本書は、一貴婦人に、発心、遁世(とんせい)、修行のあるべき姿を諭すために編まれたものであるが、同時に、著者自身の道心の指標を示すものでもあった。思想的には『摩訶止観(まかしかん)』など天台教学の影響が強い。また、長大化した説話末評語には随筆文学への萌芽(ほうが)も指摘される。
[木下資一]



改訂新版・世界大百科事典
閑居友
かんきょのとも

鎌倉時代の説話集。慶政上人(けいせいしようにん)著。上下2巻,全32話。慶政上人(1189-1268)は1217年(建保5)渡宋し,帰国後,京都西山に法華山寺を創建している。本書は,入宋前に編述していたが,帰国後,さる高貴の女性の求めに応じて最終的にまとめ,22年(貞応1)西山の草庵において完成した。上巻21話は僧侶を中心とした発心(ほつしん)談,下巻11話は女性を中心とした往生談を主とする。先行する説話集や往生伝などを参考にしており,とくに《発心集》にならった跡が顕著であるが,単純な引き写しを避け,話の後に編者の感想文を記し,類例をあげるなど,細やかなくふうをこらしている。〈清水の橋の下の乞食の説法の事〉〈恨み深き女生きながら鬼になる事〉など,筋は平凡だが,当時の宗教と現実生活の相関を考えさせる内容を持つ。各話のあとに編者の感想などが加わる方法は,《撰集抄》など,のちの説話集に影響を与えた。
[桑原 博史]

[索引語]
慶政上人
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1. 『閑居友』
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5. かんきょのとも【閑居友】
国史大辞典
『説話・物語論集』一(『閑居友』特集)、池田亀鑑「前田本閑居友解説」(『尊経閣叢刊』別冊付録)、橋本進吉「慶政上人の事蹟」(『伝記・典籍研究』所収)、永井義憲「 ...
6. あき‐た・る【飽足】
日本国語大辞典
163〕三「一旦改変して此の徳を報ぜむと欲するに、躯を靡(くだ)きても謝(アキタル)まじ」*閑居友〔1222頃〕上・あやしの僧の宮づかへのひまに不浄観をこらす事 ...
7. あめ【飴】
日本国語大辞典
説文云飴〈音怡阿女〉米〓為之」*閑居友〔1222頃〕下・うらみふかき女いきながら鬼になる事「あたりちかくあめいれたるおけのありけるを ...
8. あめ‐しずく[‥しづく]【雨雫】
日本国語大辞典
雨のしたたり。多く、涙をたくさん流すさまや、さめざめと泣くさまをたとえていう。あましずく。*閑居友〔1222頃〕上・清水のはしのしたの乞食の説法の事「あめしづく ...
9. あり‐か【在香】
日本国語大辞典
も懐かしき、咲き乱れたる花どもの」(2)あたりに漂う匂い。特に、いやな匂い。くさみ。臭気。*閑居友〔1222頃〕下・宮はらの女房の不浄のすがたをみする事「血とこ ...
10. あり‐けら【蟻螻蛄】
日本国語大辞典
卑しめた言い方。むしけら。*真如観〔鎌倉初〕「我等有時には蟻(アリ)けらを、我身と思時もありけん」*閑居友〔1222頃〕上・あづまのかたに不軽おがみかかる老僧の ...
11. あん‐ない【案内】
日本国語大辞典
ぬものを、あんなひなしにとってくるをしゃていといふよ」(9)(─する)客を招くこと。招待。*閑居友〔1222頃〕下・宮ばらの女房の不浄のすがたをみする事「さとに ...
12. いい‐あ・げる[いひ‥]【結上】
日本国語大辞典
の変化した語)(1)結んで上へ上げる。結んで高くする。(2)髪を結い終わる。すっかり結う。*閑居友〔1222頃〕下・うらみふかき女いきながら鬼になる事「我かみを ...
13. いいつくし 難(がた)し
日本国語大辞典
存分に言い表わすことができない。*宇治拾遺物語〔1221頃〕一・三「そのすがた、おのおのいひつくしがたし」*閑居友〔1222頃〕上・からはしかはらの女のかはねの ...
14. いい‐ひろ・める[いひ‥]【言広】
日本国語大辞典
いひひろ・む〔他マ下二〕言って広める。言いひろげる。言いふらす。*閑居友〔1222頃〕下・うらみふかき女いきなから鬼になる事「また、このうちの人々、おのおのめこ ...
15. いか‐すじ[‥すぢ]【如何筋】
日本国語大辞典
〔名〕いかなる血統。どのような素姓。*閑居友〔1222頃〕上・空也上人あなものさはがしやとわびたまふ事「いかすぢの人ならむとさすがゆかしくて、寄りて見たれば、行 ...
16. いき‐しに【生死】
日本国語大辞典
いきしにをつけさせ給へと申させ給ければ、何事ともなく、ただ死まうけをせよと夢に見給ければ」*閑居友〔1222頃〕上・真如親王天竺にわたり給ふ事「いきしにわきまへ ...
17. いさみ‐ほこ・る【勇誇】
日本国語大辞典
〔自ラ四〕元気いっぱいで気負い立つ。*閑居友〔1222頃〕上・かう野のひしりの山からによりて心おおこす事「いま一の山がら、ものいみじくくひて、いさみほこれり」* ...
18. いさよ・う[いさよふ]【誘】
日本国語大辞典
〔他ハ四〕いざなう。さそう。*閑居友〔1222頃〕下・東山にて往生するめのわらはのこと「かならずたちかへり、ともをいさよふえにもなせかしと也けり」*壬二集〔12 ...
19. いち‐じん[‥ヂン]【一陣】
日本国語大辞典
一陣〓歟」*閑居友〔1222頃〕下・なにかしの院の女房の尺迦仏おたのむこと「また、一陳(チン)かくるもののふの、 ...
20. いとなみ‐た・つ【営立】
日本国語大辞典
整え立てる。*六条修理大夫集〔1123頃〕「門松をいとなみ立るそのほどに春明がたになりやしぬらん」*閑居友〔1222頃〕上・かう野のひしりの山からによりて心おお ...
21. いのち 終(お)わる
日本国語大辞典
するか)」*源氏物語〔1001〜14頃〕若菜上「いのちをはらむ月日も、更になしろしめしそ」*閑居友〔1222頃〕上・真如親王天竺にわたり給ふ事「むなしくいのちお ...
22. いまそ‐が・り【坐─】
日本国語大辞典
(坐─)」に同じ。*伊勢物語〔10C前〕三九「その帝のみこ、たかい子と申すいまそがりけり」*閑居友〔1222頃〕上・真如親王天竺にわたりたまふ事「昔、真如親王と ...
23. 隠者
日本大百科全書
乞食(こつじき)に身をやつす。玄賓(げんびん)や増賀(ぞうが)、明遍(みょうへん)などが、『閑居友(かんきょのとも)』『発心集(ほっしんしゅう)』において願わし ...
24. うか・める【浮】
日本国語大辞典
ハアねつな事をば言やるのふ。其幽霊をうかめてやる」(ロ)迷っている人を救う。済度する。解脱させる。*閑居友〔1222頃〕下・なにかしの院の女房の尺迦仏をたのむこ ...
25. うし の 貝(かい)
日本国語大辞典
*木工権頭為忠百首〔1136頃〕月「などやかくうしのかい吹く時しまれ月は馬にも影のなるらん〈藤原親隆〉」*閑居友〔1222頃〕下・東山にて往生するめのわらはのこ ...
26. うち‐くど・く【打口説】
日本国語大辞典
*発心集〔1216頃か〕六・上東門院女房住深山事「こまやかに打口説(クトキ)恨(うらむ)れば」*閑居友〔1222頃〕下・宮ばらの女房の不浄のすがたをみする事「お ...
27. うや‐まい[‥まひ]【敬】
日本国語大辞典
〓せる人そら不弃給ざる事既如此し」*閑居友〔1222頃〕上・あやしのそうの宮つかへのひまに不浄観おこらす事「あるじおどろきて、其後はいみじきうやまひ ...
28. え【縁】
日本国語大辞典
氏物語〔1001〜14頃〕夕顔「夕露にひもとく花は玉ぼこのたよりに見えしえにこそありけれ」*閑居友〔1222頃〕下・つの国の山中の尼の発心事「げにあはれにしのび ...
29. おしね【晩稲・稲】
日本国語大辞典
《季・秋》*散木奇歌集〔1128頃〕春「秋刈りしむろのをしねを思ひ出でて春ぞたなゐに種もかしける」*閑居友〔1222頃〕上・かう野のひしりの山からによりて心おお ...
30. おぼし‐つ・む【思詰】
日本国語大辞典
〕柏木「としごろきこしめしおぼしつめけること、色に出でてうらみきこえ給ふべきにもあらねば」*閑居友〔1222頃〕上・おしのまねしたる上人のまことの人に法文云事「 ...
31. おもい‐のど・む[おもひ‥]【思和】
日本国語大辞典
頃〕衣の珠「しばしいみじき程過ぐして、念仏・読経をも心清くてと、おもひのどめ侍りし程なり」*閑居友〔1222頃〕上・玄賓僧都門をさして善珠僧都をいれぬ事「此山の ...
32. おり‐た・つ【下立・降立】
日本国語大辞典
平家物語〔13C前〕九・一二之懸「熊谷は馬のふと腹射させて、はぬれば足を越いており立たり」*閑居友〔1222頃〕下・なにかしの院の女房の尺迦仏をたのむこと「本師 ...
33. かお‐だて[かほ‥]【顔立】
日本国語大辞典
9〕一「今度から顔だてをすると、遠慮なふ剥(む)くぞよ」(2)「かおだち(顔立)」に同じ。*閑居友〔1222頃〕下・宮ばらの女房の不浄のすがたをみする事「身をい ...
34. かま【鎌】画像
日本国語大辞典
菅「〈本〉賤家(しづや)の小菅(こすげ) 加万(カマ)もて刈らば 生ひむや小菅 生ひむや」*閑居友〔1222頃〕上・常陸国のをとこ心をおこして山にいる事「さて、 ...
35. 感身学正記 1 西大寺叡尊の自伝 293ページ
東洋文庫
は、慶政の仏教説話集『閑居友』上の「真如親王、天竺に渡り給ふ事」にもうかがえる(新日本古典文学大系〈小泉弘・山田昭全・小島孝之・木下資一校注〉『宝物集・閑居友・ ...
36. かんろ の 雨(あめ)
日本国語大辞典
頃か〕上・信西の子息遠流に宥めらるる事「澄憲の説法には、龍神も感に乗じ、甘露の雨を降らし」*閑居友〔1222頃〕上・あやしの入道空也上人南無阿彌陀仏みかはの入道 ...
37. きも 迷(まど)う
日本国語大辞典
0頃か〕九・二〇「父、此れを聞て、心(むね)騒ぎ肝迷(まどひ)て、泣々く悔い悲む事无限し」*閑居友〔1222頃〕上・下野守義朝の郎等の心おおこす事「つみのほどを ...
38. きれ【切・布】
日本国語大辞典
茨にかかってゐる」(ロ)布帛(ふはく)の切れ端。また、広く反物(たんもの)、織物をもいう。*閑居友〔1222頃〕上・清水のはしのしたの乞食の説法事「腰には薦のき ...
39. 空也
世界大百科事典
《本朝皇胤紹運録》)というように貴種として伝えられ,さらには水の流れから生まれた化現の人(《閑居友》《撰集抄》)とも説かれた。空也は鉦をたたきながら念仏を高唱し ...
40. くうや【空也】
日本架空伝承人名事典
『本朝皇胤紹運録』)というように貴種として伝えられ、さらには水の流れから生まれた化現の人(『閑居友』『撰集抄』)とも説かれた。空也は鉦をたたきながら念仏を高唱し ...
41. くだ・す【下・降】
日本国語大辞典
源氏の世の強りし後は、或は文(ふみ)をくだし、或は使者をつかはし、さまざまにへつらひ給ひしか共」*閑居友〔1222頃〕下・東山にて往生するめのわらはのこと「ねが ...
42. くち【口】
日本国語大辞典
。→口が掛かる・口を掛ける。【二】〔接尾〕(1)口に飲食物を入れる回数を数えるのに用いる。*閑居友〔1222頃〕上・かう野のひじりの山がらによりて心をおこす事「 ...
43. くら・い【暗・闇・昏・冥】
日本国語大辞典
明るい。*今鏡〔1170〕一・序「内わたりの事も語り、世の事もくらからず申して」*閑居友〔1222頃〕上・あやしのおとこ野はらにてかはねをみて心ををこす事「かや ...
44. ぐんしょるいじゅう【群書類従】
国史大辞典
九五〇 注好選集 九五一 世継物語 九五二 宝物集〔増補〕・康頼宝物集 九五三 撰集抄 九五四 閑居友 九五五 三人懺悔冊子 九五六 蕉窓夜話 九五七 蠡測集  ...
45. けいせい【慶政】
日本人名大辞典
80歳。号は証(勝・照・松)月房。著作に「閑居友」「証月上人渡唐日記」など。【格言など】なにわざにつけても,ひとり侍るばかり澄みたることはなし(「閑居友」) ...
46. けが・す【汚・穢】
日本国語大辞典
81〕「〓 ケカス ケカル」*閑居友〔1222頃〕上・からはしかはらの女のかはねの事「きよき草葉をけかし、おほぞらをさへくさくなす ...
47. 建礼門院右京大夫集 122ページ
日本古典文学全集
破壊され、大原に入った。翌文治二年(一一八六)の春、突如後白河院の御幸を受けることになるが(閑居友・平家物語)、作者の大原行は少なくともその後であろう。諸本「な ...
48. げん‐・ずる【現】
日本国語大辞典
いった意義特徴がある。従って、「あらはす」「あらはる」のように、「心の底をあらはしければ」〔閑居友‐下・宮はらの女房の不浄のすかたをみする事〕や「こころざしの深 ...
49. 広益俗説弁 358ページ
東洋文庫
日本霊異記〔景戒〕日本霊応記         日本僧伝          名僧行録撰集抄〔西行〕       閑居友〔慈鎮和尚記〕     発心集〔長明〕宝物集 ...
50. こころ 散(ち)る
日本国語大辞典
*源氏物語〔1001〜14頃〕若菜下「空の気色、花の露にも、色々目移ろひ心ちりて、限りこそ侍れ」*閑居友〔1222頃〕上・空也上人あなものさはかしやとわひたまふ ...
「閑居友」の情報だけではなく、「閑居友」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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